Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

源氏星(クロヘリシロツバメガイ)

2019-12-24 18:38:30 | ウミウシ

ぽかぽか陽気のクリスマスイブになった本日のやんばるです。

最高気温は22℃でしたが、陽光が強く数字以上に暖かく感じた一日でした。

半袖Tシャツにハーフパンツ姿で、ポイントまでの車内はクーラーかけてましたし…。

明日以降も比較的暖かな日が続きそうです。

風は北東のち東。概ね晴れ。

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冬の夜空の代表的な星座といえば、オリオン座ではないでしょうか。

全天には1等星は21個しかありませんが、オリオン座はその明るい1等星を二つ有している星座です。さらに2等星を5つも有していて、とても見つけやすい星座です。

オリオンとはギリシャ神話に登場する巨人の漁師。海神ポセイドンの息子で優れた漁師でしたが、その能力を驕り過ぎたために神々の怒りを買い、神々によって放たれたサソリに刺されて死んでしまったのだとか。その後星座として天に上げられましたが、今でもサソリ座が東の空に現れる頃には西の空に沈んでいくのだそう。つまりまだサソリを恐れているということですね。

オリオン座の二つの1等星は、ベテルギウスとリゲル。リゲルはオリオン座で最も明るい恒星で、全天でも5番目に明るい星です。

リゲルは青白い光を放ちますが、それは色温度が高いから。太陽の表面温度は5800℃ほどだと言われているそうですが、リゲルのそれは11700℃なのだとか。

もう一つの1等星ベテルギウスは赤い色を放ちますので、リゲルとベテルギウスはそれぞれ『源氏星』、『平家星』という和名で呼ばれたりもします。

それは源平合戦のとき源氏の旗が白、平家の旗が赤だったことに由来しているのだそう。

スポーツ競技などで、二組に分かれて戦うときに使う『紅白試合』という言葉も、このことが由来なのだとか。剣道の紅白試合や、野球の紅白戦とかですね。

大晦日の紅白歌合戦も、同じ由来なのだそうですよ。

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さて…

〈カノコキセワタガイ科ニシキツバメガイ属クロヘリシロツバメガイ Chelidonura pallida 18年7月12日 沖縄島安和〉

学名種小名は『青白い』の意。

源氏の旗印を纏ったウミウシです。


コメント
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