Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

カエサル様に敬礼(トゲチョウチョウウオ)

2019-10-08 19:17:59 | チョウチョウウオ科

今日は二十四節気の寒露。暦の上では本格的な秋の始まり。そのせいか、風が涼しくて心地よかった本日のやんばるです。

台風19号は予想進路が徐々に東へとずれてくれて、沖縄島は強風域にも入らないような感じの予報になってます。

あとはうねりがどこまで強まるのか、その辺りが気になりますが…。

風は北東~北。晴れ。

■■

ドイツには、『アベ・カエサル』というボードゲームがあるのだとか。

戦車競走をモチーフにしたゲームなのだそうですが、戦車といっても大口径火砲を搭載した『Tank(タンク)』のことではありません。

古代の戦争に用いられた戦闘用馬車の『Chariot(チャリオット)』のことです。

手札のカードを使って、ボード上のコースで駒を進め、コースを3周して一番にゴールしたプレイヤーが勝ちになるゲームのようですが、その3周の間に「アベ・カエサル」と叫びながらボード上の迎賓席のカエサルに敬礼しないといけないのだそう。もしそれを忘れると、不敬罪として死刑(つまりゴールしても失格)になるのだとか。

とまあ、日本人がやるとなんか微妙な空気になりそうな気もするゲームです。

「アベ・カエサル」とは、『カエサル様に敬礼』という意味なのだそう。というのも、このゲームはローマ帝国時代の戦車競走をゲームにしたもので、カエサルとはもちろんローマ皇帝のことです。

ローマ帝国において、戦車競走は大変人気のあるスポーツだったのだそうで、その御者や馬にとって、重傷を負ったり死に至ったりすることも珍しくない危険な競技であったのだとか。

現在におけるモータースポーツみたいな感じだったのでしょうか。

財政支援を行うグループごとにチームがあり、優秀な御者をめぐって争いもあったのだそう。強いチームには熱烈なファンがいて、ファン同士で争いが起こることもこともあったのだとか。

モータースポーツの最高峰、F1のような競技だったのでしょうか。

実は大好きなんです、F1。特定のチームの熱烈なファンというわけではありませんが。

というわけで、台風19号の進路がすごく気になってます。この週末は鈴鹿GPですから…。

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さて…

〈チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属トゲチョウチョウウオ Chaetodon auriga 19年8月18日 沖縄島安和グスク〉

画像は幼魚。

学名種小名は『御者、戦車競走の御者』の意。

和名のほうは、背鰭の第5・6軟条が糸状にのびる成魚の特徴からでしょうけど、この学名はどこからなのでしょうか。

戦車競技の御者で画像検索すると、房飾りのついたヘルメット(兜?)を被っている画像が多いのですが、そういうのと関係あるのでしょうか。

 

コメント
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