Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

桜の樹の下…(オグロベラ)

2017-03-10 19:48:41 | ベラ科

雨交じりの一日だったやんばるです。

気温も低めだったので、体感的には少し厳し~感じに…。

明日まではこんな感じが続きそう。

その後はググッと気温が上がってくれそうですけど。

風は北東。曇のち雨が降ったり止んだり。

■■

今朝のTVの天気予報で、桜の開花予想を目にしました。

そんな季節なんですね。今月の20日過ぎ辺りから、各地で桜が開花するような予想でした。

といっても、当地ではもうとっくに開花してますが…。

気象庁の発表によると、那覇で1月14日に開花したそうですから。

もっともこの桜は、〈ヒカンザクラ〉ですけど。

一般的に〈桜〉といえば、それは〈ソメイヨシノ〉ですよね。

ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラが交雑してできたハイブリッドなのだとか。

そしてすべてのソメイヨシノは単一の樹を始源とするクローンなのだそう。

そのために、すべてのソメイヨシノが一斉に咲き、一斉に散るのだとか。

でもそれこそが、ソメイヨシノの最大の魅力だと思えるのですがどうでしょう。

■■

さて…

〈ベラ科カンムリベラ亜科オグロベラ属オグロベラ Pseudojuloides cerasinus 16年2月4日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

幼魚のみが纏う線条模様が綺麗です。

■■

学名種小名は『桜の、桜の樹の』の意。

桜の…、だと咲き誇る花々や、舞い散る花々の美しい光景が思い浮かびます。

でも桜の樹の…、だとおどろおどろしいイメージが浮かんだり。

梶井基次郎の〈桜の樹の下には〉の影響ですね。

『桜の樹の下には屍体が埋まっている!』

という有名すぎる一文の印象が、強すぎるので……。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする