Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

創造神に献ずる…(ハタタテシノビハゼ)

2016-10-04 21:38:10 | ハゼ科

猛烈な勢力にまで発達した台風18号により、特別警報まで発令された沖縄島ですが……

結局直前で、わずかに西へとそれてくれました。

台風がコンパクトだったので、このわずかなコースの変化で大違いに。

直撃で眠れない夜を覚悟していましたが、熟睡してる間に過ぎ去ってた…って感じです。

やっぱり、今年の沖縄島は神がかってる気がしたり…。

まあ海は大荒れですから、微妙な神がかりですが…。

風は強い南。曇時々雨。

〈ハゼ科ハゼ亜科シノビハゼ属ハタタテシノビハゼ Ctenogobiops tangaroai 16年8月14日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

ハワイに伝わる四大神の一柱にカナロアという神様がいるのだそう。

海の神様で、別名タンガロアとも呼ばれるのだとか。

同じ神はポリネシアにも伝わっていて、こちらでは最重要神、すなわち創造神なのだとか。

つまりポリネシアではタンガロアが天・地・人そしてその他すべてを創ったということらしい。

その姿は、魚と爬虫類が入り混じった魚龍の姿なのだそうです。

さて…

本種学名種小名は件の『タンガロア』

ハワイではなくポリネシアのほうの…らしい。

何故でしょう。

魚と爬虫類が混ざった姿形に見えますでしょうか。

確かに、THE 魚という形はしていませんが、爬虫類っぽさを見いだすことは僕にはできません。

しかも末尾が i なんですが…。

これだと『タンガロア』に献名していることになりませんか。

i だから、この神様は男性なのでしょうか。

神への献名…なんて考えると、ファンタジックな妄想が次々と思い浮かびますが…。

 

コメント
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