Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

過ぎる感じ…(アデヤカイボウミウシ)

2015-06-16 18:30:01 | ウミウシ

ティーダカンカン、太陽サンサン、空気までギラギラしてるように感じる本日のやんばるです。

本日の…というよりも、本日も…という日が続いてます。

梅雨明け十日という言葉があるそうで、梅雨が明けた直後の十日間はよく晴れるということらしいですが…。

沖縄島はまさにこの梅雨明け十日の真っ只中ですが、それにしても晴れすぎてるような感じもしたり。

水温もグイグイ上昇中で、今日のダイブの平均水温が28℃。

平均ですよ…。

浅場はぬるま湯になっていってるこの頃です。

温かすぎてダイブタイムも100分過ぎたりして…。

風は南西。快晴。

〈イボウミウシ科アデヤカイボウミウシ属アデヤカイボウミウシ Phyllidiopsis cardinalis 15年5月11日 沖縄島新里〉

アデヤカは、艶やかのことでしょうね。

艶やかとは、華やかで美しい女性の容姿を表す形容詞。

僕の勝手なイメージだと、派手な和装の色っぽい女性って感じかな。

艶やかと書いてつややかと読むこともできますから、粋な色っぽさのイメージが拭えません。

で、画像の個体はどうでしょう…。

ちょっとイメージと違うなぁ…とか思えたり。

まあそもそもウミウシですから、女性であると共に男性でもありますが。

もっとも本種は色彩バラエティが豊富。

上の画像の個体のすぐそばには、こんな別個体も↓

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

赤味が強いこの個体の方が、艶やかに思えたり。

本種の学名種小名は『枢機卿』の意。

枢機卿はカトリック教会における教皇の最高顧問。

つまりは教会全体にかかわる日常的な職務について教皇を助ける人。

だからこの子のことは、猊下という敬称で呼ばなければいけないのかもしれません。

まあそれはさておき、枢機卿は真紅の衣まとうことから赤の代名詞なのだそう。

やっぱり赤が、本種のパーソナルカラーなのかもしれませんね。

 

コメント
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