Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

亜熱帯性サンゴの…(ワモンダコ)

2008-12-24 18:49:26 | イカ・タコ類

風も弱まり、日中はポカポカ陽気になった本日の沖縄島です。

まったくクリスマスイブっぽくない暖かさでしたが、まあ僕的にはその方がもちろん大歓迎なわけで…。

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長崎県西部の東シナ海に浮かぶ五島列島南部の福江島。その水深2mの海底で、クシハダミドリイシの群体が見つけられたんだそうです。

この亜熱帯性サンゴは熊本県天草の南部が北限とされてたんですが、それより北で見つかり、さらに定着してから少なくとも5年は経過していると見られてるんだとか。

五島列島では去年、同じく天草が北限とされてた亜熱帯性のハナヤサイサンゴも見つかってるんだそう。

九州西部の海水温が上昇したため、これらのサンゴの生息域が約60キロ北上したらしいんだそうです。

亜熱帯性サンゴの北上とともに、亜熱帯性の巻き貝やオニヒトデが出現するなど、五島列島周辺海域では生態系に変化があらわれていて、漁業にも影響が出ているんだそう。

海水温の上昇が生態系を変化させ、その影響が人に……。

こういうケースはどんどん増えていくのかなぁ…。

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風は北北東~南南東。晴れ。

081224

〈マダコ科マダコ属ワモンダコ(Octopus cyanea) 08年10月15日 沖縄島ホーシュー〉

種小名のcyaneaは、体全体が蛍光グリーンの輝きを帯びていることからなんだとか。

そういえばこの画像の個体も少し緑がかって見えますかねぇ。

コメント
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