いやもう、灼熱~な感じで7月が始まった沖縄島です。
今日は3年半ぶりの『うるう秒』の日だそうで。
午前8時59分59秒と午前9時の間に、午前8時59分60秒が挿入されたのだとか。
このとき何してたかというと、まあガッツリ潜ってました。
得したような気分も、そうじゃないような気分も感じたり…。
ダイコンの時間が今確実に1秒遅れてるなぁ…。
いやもともと標準時にピッタリ合わせてなかったっけ…。
風は南西~西。晴天さらに晴天。
〈テナガエビ科イソギンチャクモドキカクレエビ属イソギンチャクモドキカクレエビ(Pliopontonia furtiva) 12年5月17日 沖縄島新里〉
画像はまだ幼い個体。
学名種小名は『(行動などが)ひそかな、人目を忍んだ』って感じの意。
その名の通り、もともとオオイソギンチャクモドキなどに隠れ住む本種。
小さなこの子は、さらにさらにひそんでる感が強かった…。
早朝はドンヨリしてましたが、時間と共に陽光を浴びることができた本日の沖縄島です。
最高気温もほとんど真夏日。
2日ほど前の夜、羽アリが大量に発生してました。
例年梅雨入り前と梅雨明け前に羽アリが大量に発生するんで、梅雨明けが近づいてるんでしょうか。
ただ週間予報では雨交じりの日が多く、南西の風も強まりそうな気配がない…。
まあ、梅雨明けへのファーストステップってところでしょうか。
風は南西~西。晴れたり曇ったり。
〈サンゴヤドリガニ科アシビロサンゴヤドリガニ属アシビロサンゴヤドリガニ(Pseudocryptochirus viridis) 12年5月3日 沖縄島安和グスク〉
サンゴに『カチリ』っとはまってない個体に出会いました。
『カチリ』っとはまってるのとそうでないのと、どちらが本種の本来の姿かと考えれば、やっぱりはまってる方が本種の生態をよくあらわしてますが…。
はまってない方がフォトジェニックだったりして……。
本日も、まあ梅雨かな…って感じの空模様だったやんばるです。
水温は順調に上昇を続け、場所によっては26℃の数字を目にすることも…。
それと比例して、潜水時間がどんどん長~くなっていくこの頃です。
風は西のち弱い北。曇ときどき小雨、のち晴れ間も。
〈サンゴヤドリガニ科アシビロサンゴヤドリガニ属アシビロサンゴヤドリガニ(Pseudocryptochirus viridis) 12年4月19日 沖縄島安和〉
非常に小さなカニですが、棲息するスリバチサンゴの仲間を理解してしまえば、どこででも出会える印象の本種。
でも被写体としては意外と手強い感じ。
サイズが小さいのもありますが、それよりサンゴに『カッチリ』はまり過ぎてるから…。
体に合わせてサンゴに穴を掘るそうですが、どうやって?
ピッタリ過ぎて窮屈そうにも見えたり…。
肉眼ではかなり確認しづらいですが、鮮やかな模様の個体が多いのも本種の特徴。
体色や模様には様々な個体差があるようですが、学名種小名はラテン語で『緑』
の意。
ではグリーン系体色の個体が主流派なのかな…。
本日は雨交じり…というか、後半は強めの雷雨になった沖縄島です。
梅雨ですからねぇ…って感じの空模様でした。
風は南西。曇のち強めの雷雨。
〈クモガニ科クビナガアケウス属クビナガアケウス(Lambrachaeus ramifer) 12年4月19日 沖縄島安和〉
この画像だと本種の特徴がよく分からないなぁ…とか思って……
別角度からも撮ってみました。↓
〈同個体 同日 同ポイント〉
甲の首の部分が縦長なので、『クビナガアケウス』
でも額のほうがもっと長いんですけどねぇ…。
『ハシナガアケウス』とかじゃあダメだったのかな…。
一見茶褐色のジミな感じですが、甲面に散在するオレンジ系で縁取られた蛍光ブルーの斑紋がキレイだったりします。
日差しは乏しいけれど海は凪~、そんな祝日だった本日のやんばるです。
風は北東のち南東。曇のち雨。
〈カニダマシ科アカホシカニダマシ属アカホシカニダマシ(Neopetrolisthes maculatus) 12年2月2日 沖縄島山川〉
学名種小名の『maculatus』が示すとおり、体中に赤い『斑点』を纏う本種。
和名もそのまま『アカホシ』カニダマシ。
カニようでカニではなく異尾類、つまりはヤドカリの仲間。
エビのように長い触手で絶えず周りを探り、危険を感じたらすぐに共生するハタゴイソギンチャク類に潜む慎重派。
捕食専用の顎脚という器官を持っていて、捕食時にはそれでプランクトンを採取し口に運ぶのだそう。
その姿は数枚の扇子を手に踊っているよう。
まあ実際には食事中ですから、扇子ではなくスプーンかな…。
やや冷たい雨……な一日になった本日の沖縄島です。
まあ、海水が温く感じるほどの寒さはなかったですが…。
明後日あたりから暖かい日が続きそうで、いい感じ。
すぐそこまで春が近づいてるような…。
風は北東。雨が降ったり止んだり。
〈テナガエビ科カクレエビ亜科キサンゴカクレエビ属ムチカラマツエビ(Pontonides sp.) 12年1月12日 沖縄島安和〉
ムチカラマツ類の幹に隠れ住む本種。
密集しているところよりも、比較的まばらに生えるところに多く見られるそうですが、画像を見る限りこの子の好みはそうではなかったようで。
でもまあ、フサフサの中にいる方がフォトジェニックに思えたり…。
宿主が捕らえたプランクトンなどを横取りして食べてしまうこともある『ちゃっかり』者なんだとか。
あるいはこのときも『ちゃっかり』中だったとか…?
いやもう、気持ちのいい陽気だった本日の沖縄島です。
気温も高めで湿度も高め。それが心地良い~感じでした。
綺麗な朱に染まる夕刻の空を眺めながら、日中の時間が長くなったなぁ…なんて思ったりしてるこの頃です。
風は南東。晴れ。
〈テナガエビ科カクレエビ亜科ヒメイソギンチャクエビ属ヒメイソギンチャクエビ(Hamopontonia corallicola) 12年1月6日 沖縄島安和〉
白色の斑紋が目立つ本種。
でもよく見ると、無数にちりばめられた褐色斑点を纏っていたり…。
それがなんともキレイだったり…。
学名種小名の『corallicola』は『サンゴ礁に住んでいる』という意味。
『ザ・サンゴ礁のエビ』ってところでしょうか…。
立春を過ぎてから、南風が続いてます沖縄島です。
さすがに『暑い』っとまではいきませんが、風は温く気温も高めなこの頃。
このまま春にならないかなぁ…。
風は強い南。曇り空。
〈テナガエビ科ホンカクレエビ属ヒトデヤドリエビ(Periclimenes soror) 12年1月3日 沖縄島RP〉
『宿る』にはいくつかの意味があって……
『一時的にそこに住む』だったり…
『その場所にとどまる』だったり…
『寄生する』だったり…
この子の場合はどうでしょう?
『その場所にとどまる』かな。
宿主であるマンジュウヒトデは、この子にとっては『場所』ではなく『世界』かもしれないけれど…。
宿主によって様々な体色を纏う本種。
この子はなんだか気品のある色だなぁ…なんて思えたり。
宿主に色を合わせるのは、隠蔽的擬態なんだとか。
学名種小名のsororは、ラテン語で姉妹。
おしとやかな姉って感じにも見えたり…。