政治と金

政治には金がかかる・・・と、よく聞きます
それはそうでしょう、あれだけ馬鹿な選挙運動をするだけで
莫大な金と時間とエネルギーの無駄遣いをしています
金はいくらあっても足りないでしょう

はっきり言えば、金を使うのが嫌な人は政治家にならなければいいのです

政治に金が必要だからと
国家予算から政党に助成金が入る仕組みを作ったのが小沢一郎です
彼はこの仕組みを悪用して
政党を作ったり壊したりしながら、しっかり金を溜め込み
その金で不動産投資などをしています

政治に金がかかるのは、政治で金が儲かるからです

政治家になって１億円儲かるなら
１億円かけても、政治家になろうとするのが人情です
ある政党が選挙に勝って１００億円の政党助成金が得られるなら
１００億円かけても、選挙に勝とうとするでしょう

選挙に勝てば、合法的に政治資金が公金から支給されるわけです
立候補者は、使えるだけの金を使って、選挙に勝とうとするでしょう
ますます、政治に金がかかるようになるのです

政治に金がかかるから
国家予算で政治家を援助するという論理はペテンでした

ますます政治に金がかかる状況を作り出しただけであり
先に助成金を受けている既存政党や政治家
助成金の配分の権限を持つ、政党幹部に有利な制度を作っただけです

個々の政治家であれ、政党であれ
選挙に勝つことで確実に収入の道が開かれるなら
選挙に金をかけるのは当然であり、政治は金のかかるものになります

政治が金の儲かる仕事であるかぎり
政治は金のかかるものであり続けるでしょう
政治を金のかからないものにするには
政治では金の儲からない社会を作るしかないのです