湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

au通信障害事故と定期メンテナンスの問題

2022-07-06 17:48:00 | Weblog
auの故障の原因は、定期メンテナンスの途中で発生した設備障害が原因らしいです
どうやらテロでは無いということでした
その情報を信じるなら、ひと安心といったところです

そこで思い出したことがあります
昔読んだ唐津一さんの著書に書いてあったことです
旧電電公社(現在のNTTで)で通信事故発生頻度をを調べてみると
定期メンテナンスの後が多いことが分かったのです

唐津さん曰く、技術の鉄則は

”正しく作動しているモノはいじるな”

ということでした

今回、同業の電話会社で
まさに、このパターンの事故が発生してしまったわけです
もしかしたら、NTTは、メンテナンス体制が違うのかもしれません
そんなところに歴史の厚みがあるのか、たんなる偶然なのか、興味が湧きます

政府はauに対し、腹を立てるばかりでは駄目です
対策をしろと怒鳴っても
定期メンテナンスをしたが故の事故だとなれば、話は複雑です
まさか、だから定期メンテナンスなど止めろとは言えないはずです

ヒューマンエラーの可能性が高いわけですから
社員教育をしっかりやれという言う程度では抜本策になりません
ヒューマンエラーの発生を防ぐ合理的方法を模索しなければいけません
それを指導できるほどの能力が監督官庁にあるのでしょうか?

わたしの素人考えをここに書いておきます
まず中枢を担うシステムを2重にするのです
メンテナンスの時は、システムを待機中のモノと交代させ
次の交代のために、現在使用中のモノをメンテナンスするのです
そして、いつでも使えるように準備しておくのです
つまり二つのシステムを交代交代に使うのです

もう一つのアイデアは、システムの細分化です
一つの中枢システムに、全ての機能を集中させず、多くのシステムに分散するのです
一カ所に不具合が生じても、他でカバーできる体制にするのです
まあ、そんなことはすでにやっていると言われそうですが
だったら、なぜこのような事故が起きたのか?
納得のいく説明がほしいですね
コメント
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