湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

地震と津波の記憶を残す・・・大震災の教訓

2013-04-13 17:38:23 | Weblog
毎日、少しづつ

「こわかった地震津波」

を、読んでいます
同じ様な内容の繰り返しではありますが
全文に目を通そうと思います
随所に、注意を引く記述があるからです

宇佐美に犠牲者がいないことは、すでに書きました
付随の資料

「大正十二年九月一日田方郡震災調」

によれば、宇佐美だけではなく
田方郡19町村のうち、なんと10町村が、死者ゼロなのです

さらに、熱海と伊東を除けば
他の町村の犠牲者も
1~4名で、あの大震災を考えると、とても少ないのです

熱海と伊東の犠牲者が多いのは
すでに観光地となっており
旅客の誘導等のため、逃げ遅れた人が多かったためでしょう

伊豆半島では、震災や津波の記憶が伝承されており
それが、人々の避難を速やかにしたのでしょう
とにかく、地震後5分で津波が押し寄せているのですから
地震の犠牲も含めて死者ゼロというのは驚異的です

震災と津波の教訓を後世に残した
伊豆半島の人々に、驚異と敬意の両方を感じます
小学生達の作文を残したのも、この地の文化と伝統であると言えましょう
コメント
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