湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

仕事を通じて、人を愛する能力を磨く・・・幸福になるために3

2010-09-12 11:45:06 | Weblog
人を好きになるためには
人を好きなる能力を磨く必要があります
その能力は、仕事を通じて磨くのが一番かもしれません

仕事とは人助けです
人助けが商売になるということは
人は自分一人では生きられないということを意味します
人は助け合って生きていくしかないのです

助け合いというと
何か商売と正反対のことのようにも思えます
ボランティアのような
無償の努力こそが、助け合いの精神のごとく思われていたりします

しかし、私に言わせれば、それは違うのです
この世に、お金が流通し、そのお金を得るために人々が働いているのは
助け合う項目があまりにも多くなり
お互いに、極めて複雑な助け合い構造の中にいますから
しかたなく、金銭で清算しがら
複雑な助け合いシステムを維持しているのです

ボランティアが存在するのは
金銭で清算するシステムの枠に、うまく当てはまらない事象があるからです

たとえば、災害時の復旧など
ほとんど全財産を失ってしまった人を助ける場合
商業社会の金銭清算システムでは不可能です
そこで、ボランティアの出番があるのです

通常は、金銭による清算が可能であるため
私達は、仕事を通じて、社会の助け合いシステムの一役を担い
労働の対価としての、金銭を受け取っているのです

労働とは”人助け”のことなのです
人は、足りないところがあるから”人助け”が必要です
そこに”労働”の成立する余地もあるということです

人に足りないところがあるのは、けして欠点と見るべきではありません
個性であり、社会の中の、その人の在り方なのです
そこを愛することが、人を愛するということなのです

労働とは
なんと”愛”に近い行為でしょう
労働を通じて人を愛する能力を磨いてほしいという
私の思いは、そのような理由によるものです
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