無意識日記
宇多田光 word:i_
 



Hikaruは自分のMCなんて聞きたくない、編集してる時も極力聴かないようにすると言っていたが、ファンの方は「あの歌とのギャップがいいんだ」と言って譲らない(?)。需要と供給のミスマッチ(??)だが、多分本人はMCの事を勘違いしてるんだと思う。幾つかのアーティストに限っていえば(そしてそれは他のアーティストにもあてはまるかもしれない)、多くのMCでの名調子は"台本"である。しかも、ただ言う台詞を決めているだけでなく、身振り手振りや間のとり方まで計算されている事が多い。何で門外漢の私がそんな事を知っているかといえば、ただインタビューで読んだ事があるってだけでそれを言うと真偽の程はわからないが、少なくともHikaruに関していえば、MCを予め考えてきていない、或いは、考えてきていたとしても「あの事について話そう」位の漠然としたイメージしかなく、細かい台詞回しまで用意していない、のではないか。スタジアムクラスになればなるほど、MCには演劇的な要素
が必要だ。それをまるでスナックで弾き語りしてるようなテンションで話したり、人が遠くの方にたくさん居るからって声を張り上げてみたり、要するにMCの準備や経験が足りないだけだろう。Hikaruが特別なんじゃなく、誰だって練習なしにうまくMCなんてできっこない。ジョン・レノンやボブ・ディラン位の超天才たちになると違うかもしれないが。あいつら喋るのと同じテンションで名曲作って歌っちまうからな…。

しかし、繰り返すが、ファンの方は今のMCのスタイルに不満を持っている訳ではない。悶えてるのは本人のみ…というとかなり言い過ぎだが、ぶっちゃけ「歌さえよければ喋りは別に気にしない」という感じじゃないかな。勿論、「ヒカルちゃんの素のお喋りが楽しみ」と言ってコンサート会場に来る人たちに対しては素のお喋りを披露するのが最高のファン・サービスだろう。音楽性の一定しないアーティストの固定ファンなんて、多かれ少なかれその人の素の人間性に魅了されているのだ。予め用意された台本より、その日その時その場所でしか聞けなかった話を披露するのが嬉しかろうなのだ。

まぁ、そもそも、あたしゃHikaruの喋りが挙動不審だと思った事が殆どない。あれ普通じゃないの? いやテレビ番組やコンサートの舞台で相応しいかといわれたら知らないけど、人としてはナチュラルなんじゃないのか。するってーとあれか、おいらも漫画読んで育ったからその影響が強すぎるのか。…それはそれで嬉しいな。お互いの共通点が見つかったという事で。結論。MC変える必要なし。一生ビデオ編集の時には悶えていなさいw

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「In The Flesh 2010 footage」は本当に素晴らしい作品で、その魅力を余す所なく語り尽くすには少々余白が足りないのだが(フェルマーかっ)、一点だけ、画竜点睛を欠く所がある。ぼくはくまがない事だ。

そもそもニューヨークとロンドンでは歌っていないのだから収録される筈もないのだが、私が観たホノルルではワンコーラスだけだが歌ってくれた。というか、みんなで一緒に歌った。

正直、あの夜はこれがあるかないかで大違いだったと思う。そこからの"Come Back To Me"の盛り上がり方といったらもう。同曲はハワイローカルのFM局のチャートでNo.1を獲得したとかで大変な人気曲。いやはや、みんな歌をよく知っているせいなのか大声で歌い上げる。更にそこから"First Love"まで歌い上げるんだから驚いた。日本語ネイティブなんて観客のうちのほんの一握りだし第一日本人は宇多田ヒカルのコンサートでFirst Loveの時に歌ったりしないだろう。ほんに吃驚した。

その、"合唱また合唱"の流れを作ったのが、今思えばぼくはくまだったんだなと思う。あれで会場があったまって一体感が高まった。まるで魔法の曲である。何故10公演総てで歌わなかったのかは謎だが、WILD LIFEではきっちり要の位置で歌っていたし、LIVEで歌いたくない訳ではないようだ。てか短いんだしセットリストに入れるのカンタンなんじゃねーの…

という訳で、ぼくはくまさえ入っていれば、In The Fleshは完璧だったといえるだろう。そこが惜しい。実に惜しい。今更言っても仕方がないけどね。取り敢えずこれからIn The Flesh 2010を観る人は、Come Back To Meの直前にWILD LIFEのぼくはくまでも差し挟んでくれれば…うーん、やっぱり違和感があるか。確かくまを歌ったのはホノルルだけではなかったと思うが、そんな事は抜きにして本当にPreciousな夜に居合わせたもんだなぁ、と今更ながら実感する。LIVEは一期一会、その時その場所に居合わせるしかないのだ。

それを知った上で、敢えてLIVEの実況録音盤を楽しもう、というのが今回の熊淡の趣旨だった…なんて風に書くと我田引水が過ぎるけれど、一度も観れなかった過去の名演を今こうやって味わえる、という楽しさを、Hikaruは番組を通じて痛感した筈である。ならば、Hikaruは我々現存するファン相手のみならず、これからHikaruに興味を持ってくれる未来の人たちの為にも、出来るだけLIVEは録音録画してリリースするようにして欲しい。ベストは全公演MP3音源ダウンロード販売だが、そこまでいかなくとも、毎ツアー毎にDVDを出すのは可能…って今までも基本そうしてきてるな。それが出来ていないのは初期の幾つかの特別なライブだけ…、だったんだけど、これも、FL15におけるLUV LIVEの公式音源化&映像化の発表によって、今後の"発掘作業"に期待が持てるようになってきた。実にいい流れである。あとは、実際にHikaruが復帰してライブをやるだけ…なんだが、今はこれがいちばん難しいんだよね。一体
いつの日になるのやら…それまで、過去のLIVE作品を味わっておく事にしましょうぞ。

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確かに、12月18日に雪降ってたらネ申だったな~まぁあんな長い映画観てる時間なかったけど。

「油断無し」と「You've done nothing.」って大体意味同じだね。

あんな中身のないやりとりのまとめが5000ビュー…熊淡のまとめ観てファンの反応読む方がよっぽど有意義なんだが、togetter読者層だったら確かにロキノソ病に罹っててもおかしくはないな。別名中二病。厨っぷりに関してはウチの右にでる者は居ない。中身がないどころか器すらないからな。徹頭徹尾空虚。それでもカタチに残るものが何かあるのならそれは情熱だったのかもしれない。私にはわからない事だが。

っと、ツイートみたいな小ネタを挟んでるのは、頭に浮かんだテーマがどれも尺に収まりきらないから。どれから書くかな~。


やっぱり年内最後の放送で自分の曲を2曲かけたのはファンへの感謝の気持ちを伝えたかったからだろうな。オートマとキャンクリという選曲も面白い。両方とも、Hikaruの個人的な思い入れよりファンの思い入れの総量の方が強いのだが、特にキャンクリに関しては出自からして「ファンなしでは有り得ない曲」だそうなので、Hikaruの主張はそんなに…と思っていたのだがWILD LIFEのキメのMCでこの歌のラストに沿った長話を1万2000人の前で展開していたりして、まぁちょっとわからない。比較的淡々と歌を一通り歌った後、最後の一節で一段アップしてエモーショナルになるところは「ぼくはくま」と同じ構造なのだが、そうやってひとに見せられる顔から始めた方が"本音"に辿り着きやすいのかもしれない。

辿り着くといえばクリスマスケーキから連想した文字の正解はまだなのか。このままだと「クリスマスケーキ→生クリーム→生ライブ→生」という流れで定着してしまうぞ。それにしてもそんな連想でテーマ決めちゃっていいのかよと思いかねないが、案外これでいいんです。昔、クイズ王がクイズミリオネアの最後のABCD4択問題が全くわからなくて「今日乗ってきた新幹線の座席番号がBだったからBで」と身も蓋もない理由で見事正解した、というエピソードを紹介したが、正解なんてそうやって辿り着くものだ。生クリームからなら結構自然かもしれない。正解発表が待たれるぜ。

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そういや今回の熊淡、妙に英語噛んでた/言い直しが多かった気がするんだが何でだったんだろうな…気になる…

…考えても仕方がないか。今回はライブ特集、と言っても、ちょっとよく考えてみないといけない。ラジオでライブ・バージョンを流してそれを聴く。オリジナル・バージョンと何が違うのか。

細かい話だが厳密に分けなければならない点がひとつある。それは、実際にライブで披露されたプレイ自体に独自の魅力がある、というケースと、ライブ・アルバムに施されたミックスがオリジナルと際立って違っていたケースと、だ。

ちょっと難解なのだが、ライブアルバムといえど、別に会場にマイクを立ててそれでプレイの音を拾って録音して作品を作っている訳ではない。クラシックのコンサートはそうかもしれないが、ロック等PAを使うコンサートの実況録音盤は、ライン入力音源を使用している場合が多い。何が言いたいかというと、確かに演奏自体はその日その場で披露されたものかもしれないが、それが実際に会場に鳴り響いたサウンドかどうかは別である、という事だ。

この点を踏まえると、例えば照實さんがリクエストしたステレオフォニックスの曲は、オリジナルは特に好きではないがライブ・バージョンの方は、という感想になる理由が、単にミックス/サウンド・プロダクションが違うから、というだけの事だったりするかもしれない。例えば同曲であれば、オリジナルでは引っ込んでいたギターサウンドがこのバージョンでは前面に押し出されていてやたらカッコいい、となっているかもしれない、なんていう話。

要約すると、つまり、ラジオでかかるCD音源の"ライブバージョン"という存在は、それが本当にライブ・コンサートのサウンドを伝えているかというと、必ずしもそうではないし、従って、ライブバージョンが好きだからといって、その実際のライブも好きになるとは限らない、即ち、ライブの実況録音盤と実際のライブは別物だという話である。そして、今回の熊淡は、CDに収録されている"ライブバージョン"の特集であって、照實さんやHikaruが実際にライブを観て気に入ったバンドを特集している訳ではない、というところを強調しておきたい。(照實さんがナマのステレオフォニックスを観た事がない保証もないがな) あクマで、CDに入っている音を気に入ったかどうかが主眼となる。

だから、例えば、Hikaruはレッド・ツェッペリンもジョン・レノンも観た事がない。しかし、こうやって、今の時代に実況録音盤を聴く事が出来るから、それについて語る訳だ。実際に観たライブを思い出しながら浸っているのとはちと意味が違うのである。

この点を整理してから番組を聴き直すと、Hikaruがそれぞれの曲、それぞれのバージョンが何故好きなのか、といった事がちゃんと区分けされて浮かび上がってくる。些細な差だが、意識しておく事が重要だ。ライブ・アルバム/ライブ・バージョンというのはそれだけで実際のライブコンサートともオリジナルアルバムとも異なる独自の文化を形成している。Hikaruもそこらへんは深く考えていなかったかもしれないな…流石にそれはないですかねぇ…。

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結局、これを書いてる時点では「辿り着いた文字」についての本人からの言及は無し…あれだけ楽しい放送を提供しておいて画竜点睛を欠くというか適当というか…無事放送された風なのを見届けて寝落ちしちゃったんじゃあ、あるめーな。風邪なんか引いてんじゃねーぞ。

という訳で若干「よいお年を」ムードすら漂っていた熊淡第7回放送、如何でしたか? 今回はLIVE音源特集という事だったが、冒頭の東京都在住65歳の男性からのステレオフォニックスのリクエスト以外は、Hikaruの今までの嗜好を再確認するような内容だった。それにしても65歳でステレオフォニックスとはお若い。きっと年がら年中Tシャツにグラサンみたいな若々しい格好をしてはるんやないかな?(すっとぼけ)

そんな中、Hikaruが自分の曲を2曲もかけたのが印象的だった。いや、ミュージシャンのラジオ番組なんだからテメーの曲をかけるのは当たり前なんだが番組のコンセプトと本人の正確からして、あんまりそういうのは好きにならないんじゃないかと思ってたんだけど、本人も番組中に触れていたように、特に"Automatic"の方は、作ってから時間が経っているという事もあって、離れた場所からリラックスして評価できるようになった、という事らしい。それにしても16歳のシンガーソングライターって誰なんだろうね。才能があっても今の時代、自作自演屋が売れる可能性はとてつもなく低いのだがHikaruの口ぶりからすると妙に自信ありげだったな。それはさておき。あ、日本市場以外の話かな?

ともあれこの感じ、番組が随分リスナーフレンドリーになってきた雰囲気を強くさせる。流石に9ヶ月もリアクションを浴び続けると影響があるのだろうかな。このままいくとどんどん"サービス精神旺盛"な内容になっていきそうで。3月に15周年記念盤もあるし、過去の音源を振り返る動機は増えている。それはそれでリスナーが喜ぶからいいんだけれども、Hikaruが好き勝手に選曲して「みんなついてきてくれてる?」と不安そうな顔をする場面がなくなっていくかと思うと、それはそれで少し寂しい。斯様にラジオ番組というのは生き物で常に一回々々変化していくものなので、一回々々噛み締めて聴いていきたいと思う所存なのであります。

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直前て結構書きづらいんだよね~これUPするの本当に直前だから番組開始前に読む人なんて殆ど居ない。大体が番組終わってから読むだろうから一体何書けばいいんだか…やれやれ。

インフレの話でもしようか。このライブの話を話し始めるとキリがない。キャンシーラストの「君が居るから」の力強い歌い方が好き、とかそういう細かい話を延々続けられそうでな~いやはや。アルバムとここの歌い方がこう違う、というのをつらつら書き連ねてみようか、まずはOn And Onから…ってどうしよ?(笑)

いや、その前に日本人として最も大事な事をHikaruに突っ込んでおかないといけない事を忘れていた。これだけは言っておかないと。うん。

ド ラ え も ん が 住 ん で る の は タ ン ス じ ゃ な い 押 し 入 れ だ 。

…あーすっきりした(笑)

各論もいいが、というかそっちの方がウケがいいのは百も承知だが、やはり私が書くならまず総論だ。So Long...って終わってどうする。

In The Flesh 2010での歌唱は、Hikaruの歴史の中ではどこらへんに位置付けられ、どのような特徴があるか。何しろ、この10ヶ月後に早くも次のLIVE、WILD LIFEを迎えるのだから大体それと一緒なんじゃないか、となりそうだが、さにあらず。やっぱり歌い方がかなり違う。

その違いを浮き彫りにしているのは寧ろMC、お喋りの方かもしれない。WILD LIFEは横浜アリーナという事で、声を張り上げてもっと遠くまで聴かせよう、という意識が高かった。或いは、虹色バスの「もっと声を聴かせて」のように、観客との物理的距離を感じさせる局面も多かった。

In The Flesh は違う。象徴的なのがあの「Stop Talking !」だ。あれ、まぁよくわからないが、よっぽど喋り続ける客が煩わしかったのだろう。当たり前だが客はマイクを持っていないので拡声はしないのだが、それでもHikaruが喋り始めるには耳障りな程度には響いてきていた。それ位近かったのである。お陰でMCは、まさに"そこに居る人にただ話し掛ける"感じで続いていく。そこがいい。実にいい。そして、やっぱり歌もそんな感じなのである。

歌の調子自体はWILD LIFEの方が上である。しかし、Hikaruの親密で繊細でエモーショナルな歌唱スタイルは、目の前の客と会話出来る位の規模、ライブハウス位の大きさがいちばん似合っているのだ。それを考えるとアンプラグドでの丁寧な歌唱も納得がいく。そういう環境なのである。

どうか、他の大きな会場での歌唱と聴き比べてみて欲しい。どの曲も"親密さ"が、増している筈だから。Hikaruファンには堪らない展開である。


…さぁて、熊淡7を聴き始めるとしますかな…。

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@utadahikaru: 今回のテーマは、日本の「クリスマスケーキ」という不思議な習慣について考えていて辿り着いたある文字です。 #kuma761

…わかるかッ! うーん、こりゃ考えるだけ無駄だな。ただ連想しただけでなく"辿り着いた"ってんだから間に何ステップか挟んでいるのだろう。クリスマス…クリ…マス…ク……マ…クマーっ!とかなら単純でいいんだが。直接なら「X」か、そこから十字架の「十」か、いや漢字はないか。文字というからには記号でもないんだろうなぁ。それで音楽番組のテーマになるっつーんだからわからない。ジングルベルから鈴とか? いっそジングル特集やってくれ。いやー今回は(も)難しい。当てた人偉いぞ。

この番組が始まった当初は、ここまで喧しい番組になるとは思っていなかった。もっと淡々とひっそりと、片隅でHikaruが自分の好きな曲を嬉々としてかけるみたいな風になるんだろうと思っていたが、公私ともに驚愕の展開という事で注目度が上がらざるを得なくなっている。InterFMとしても、こんな形は予想してなかっただろうな。ひょっとすると15周年企画については何かきいていたかもしれないがね…。

こちらとしても、何だかあたふたした状況で放送日を迎えてしまった。前回のスコティッシュ特集もまだ消化しきれてないのにもう次の放送かぁという感じ。いやインフレ漬けな私が悪いんですけどね。

…クリスマスからじゃなくてケーキから辿り着いたのかな…蝋燭とか円とか、団欒とか菓子、パン、マリー・アントワネット…わからん。文字てなー。楽器で字というと鈴とか笛とか喇叭とか…二文字じゃ文字っていわないよな…うーん、わからん。今夜の放送を楽しみに待つ事にするかな。

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今日も1日インフレ三昧。いやもう素敵過ぎて何が何やら。そして明日夜以降暫く数日は毎日インフレか熊淡どっちを先に聴こうか悩む展開が待ち受けているのだろうな。何という贅沢。

しかし、インフレにしろFL15にしろ、結局は過去の産物である。Hikaruの"今"への関心に較べれば小さいものだ。この人に限っては、「昔の方がよかった」と思う事が殆どない。連日FL15とインフレの話に終始している最近の当欄だが、いちばん興味があるのは「この桜流しの次に何が生まれてくるだろう?」という点だ。あんな凄い曲を書いたばっかりの音楽家がこれから(近いか遠いかわからない)未来に帰ってくるかと思うとそれだけでそわする。最近はヒット曲とか流行歌とかいう概念が消え失せて世は新しい音楽になかなか辿り着けない状況に居るというのにUtada Hikaruの一点張りは最高に幸せである。エキサイティング以外の何ものでもない。だからこそ今の"待ち方"が重要になってくるし、熊淡やインフレやFL15を如何に活用していくか、というのが我々のテーマになってくる。

インフレを聴いていると、歴史の長さにやたら感慨深くなる。特に、観客たちの反応が「何年も夢見ていた場面が今ここに」ばかりだから、その感慨も一入なのだ。何しろ、First Love、Distance、DEEP RIVER、EXODUS、ULTRA BLUE、HEART STATION、This Is The Oneと実に7枚のアルバムからの選曲なのだ。これはWILD LIFEの6枚を上回って、過去最多のセレクションになる。しかも、Simple And CleanとSanctuaryというある種"イレギュラー"な楽曲も歌った(結局TiTOのボーナストラックに落ち着いたんだけど)。WILD LIFEは文句なく「宇多田ヒカルの12年の集大成」だったが、In The Fleshは「宇多田光(Utada Hikaru)の11年の集大成」とでもいうべき内容なのである。こんなライブが素敵でない筈がない。偏りのないHikaru、満遍の無いHikaruである。縛りも、制限もない。2010年時点で触れなかったのは「Precious」一枚だけ、
というのだから。

その偏りの無さが、Hikaruにリラックスを与えている。日本語で喋ってもいいし英語で話してもいい。日本語の歌も歌うし、英語でシャウトしてもいい。デビュー当時からバイリンガルとして持て囃されてきたが、ここに来て初めて音楽上でその「バイリンガルっぷり」が遺憾なく発揮されたのだ。「NYじゃこれが普通だよね」というMCはそのまま「Utada Hikaruはこれが普通だよね」に読み換えられる。何とも、清々しい作品なのである。

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えぇっと、FL15DxEDはアマゾン以外は完売なのかな。最初の駆け込みの印象からすると「まだあるのか」となってしまいそうだがちょっと待て。まだ発売まで3ヶ月近くあるのだ。今からこんなペースじゃ店頭販売分が残らないではないか。それじゃあまるで受注生産になってしまう。ここからのキャンセル分を考えてもまだちょっと足りないかな。しかし、前にも書いた通り、数的には「どうしても欲しい」人には行き渡りそうであり、ここから先は「売ってるのなら買おうかな」という層になってくる。それでも15k円て相当だけどね。その為、もうそんなに"心配"はしていない。

さて、では今週の熊淡で今回の2つの販売、インフレ配信とFL15について触れるか否かである。ドラマティックに考えるならば、FL15からLUV LIVEの音声を放送するか、或いは未公開音源とやらを抜き打ちで放送してしまうか、だが、時期的に考えてマスタリングが終わっている保証はないので、流石にオンエアが厳しいか。

何より、その前に、この番組で宣伝めいた選曲をする事がコンセプトに相応しいか、という問題がある。ユニバーサルがスポンサーなら別なんだけど、今の所そういう雰囲気でもない。ここは、Hikaruがどう持っていきたいかにかかっている。ここのファンはそういうファン層なのだ。熊淡にこういう番組であってほしい、というのも勿論あるだろうが、まずはHikaruがこうしてきた、という事実の方が大きい。第一、現時点でも、音楽の話はいいから貴方の近況を語って欲しい、と思っている層をある程度突き放しているのだから、そこはもう好き勝手しといてくれればよろし。

ただ、やはりインフレからの音源はかけてみて欲しい。This Is The Oneのアルバム曲なんて、聴いた事もないというリスナーが一定数居るに違いない。その人たちにとってはまさに「Utada Hikaruの新曲」にあたるのだから、それを彼らに届けるのはある種の義務であるといえる。ここは準タイトル・トラックの「This One (Crying Like A Child)」を推したいところ。

一切触れない、という選択肢はどうなんだろうな、あるかもな。実際、FL15DxEDに関しては、後から追加増産したのだからその点に触れる為には随分と番組収録は時期を遅らせないといけないだろう。編集まで自分でやっちゃう人にはこれは痛い。なんとか折り合いをつけて、無事に納品してもらいたいものだ。最優先は締め切りであって、中身ではない。仕方がないけれど、そういう事にしておこう。

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来週は早くも熊淡七があるので、このままだとインフレに触れるタイミングが随分遠くなってしまう。まぁ仕方がないが、そうなる前に一点だけ強調しておきたい。

このライブ映像は、Utada Hikaru史上最もHikaruの歌唱力を堪能できる作品である。

確かに、パフォーマンスの質としてはWild Lifeの方が上だろう。しかしこの時のライブは殆どが日本語曲だった。インフレは違う。This Is The Oneの曲がメインである。つまり、英語曲が大半だ。そしてそして、やっぱりHikaruの歌唱スタイルは日本語より英語に向いている。更に、TiTOの曲はEXODUSのそれに較べてずっとヴォーカル・オリエンテッドな作風の為、その歌唱力を堪能できる場面が格段に多い。とはいえ、EXODUSからの3曲も、Utada United 2006の時より遥かに出来がいいのだから豪華極まりない。一方で、インフレでは日本語曲も充実しているのでそれぞれの言語での歌唱力が堪能出来る。英語だけでこのレベルの歌唱を披露出来るシンガーは何人も居るが、両方の言語でこのレベルで歌えるシンガーは他に居ない。故・美空ひばりならもっと巧かったかもしれないが、自作曲を歌い、そのクォリティーが抜群に高いとなると最早他の追随を全く許さない。その希有な価値が100分に凝縮されている。ある意味、スタイルとし
て、いちばんUtada Hikaruという人の個性と特性を発揮できているコンテンツなのである。

そして、これこそが彼女の"本来の姿"だ。即ち、今英語で喋っていたと思ったら急に日本語になったりまた英語に戻ったりというあのリズムを、この映像作品は見事に凝縮している。宇多田ヒカルだUtadaだとペルソナを使い分ける事なく「全部私」として表現している。ある意味、2枚のシングルコレクションより宇多田光という人間を"よりらしく"体現しているといえるだろう。つまり、彼女の事が好きなら明らかに買いである。英語の歌がよくわからない。よくわかる。そして貴方は、そんな自分にはよくわからない言語を喋る光わ含めて彼女の事が好きなのだろう。ならば、そのわからなさも愛しく抱きしめて愛せばいい。それが笑顔の秘訣である。買って観てみて、やっぱりわからなかった。でもなんかやっぱいいな、と思える。愛なんてそんなものだ。まず受け入れてみよう。いい歌がそこにある。

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Passionの発売から今日で8年か。…そんなに経ったのか、と言ってもいいような、まだそんなもんか、と言いたくなるような。そもそも過去なんて、すぐそこにそうして"在る"だけのものであって…というのが歌詞のテーマであるこの曲、色褪せるなんて事がある筈がない。

時代性を感じさせない曲だ。"聖域"をテーマにしたPVはいつ観ても素晴らしく、やはりきりくんこらぼ中"光"と並ぶ最高傑作であろうが、これも流行などとは無縁の場所、即ち人の心の聖域に在る。

そもそも、この曲自体、ここからの寿命を人類の文化と争う正真正銘の"クラシックス"なのだから、そんなの言う事自体が野暮なのだが、それでもこの曲をPopsとして市場にシングル・リリースした意義は大きい。

In The Flesh 2010 でも、Passion/Sanctuary に対する声援は大きい、というか特別である。コアなファンが詰め掛けたとはいえ、やはりニューヨークやロンドンに集まる人たちにとってKingdom Hearts シリーズは大きな出会いだったのだなぁと思わせる。この際、日本語で歌われようと英語で歌われようと関係がない。人の心の聖域に在るピュアな情熱と受難について歌ったものなのだから、届く人には届くのだ。

と理屈でわかっていても、やはり黄色人種も白人も黒人も誰も彼もが心底楽しそうにしている様を映像で見せられると、どうしたってこちらも顔が綻んでしまう。自分もあの中の一員だったのだなぁ、と感慨深くならずには居られない。

特に、この Passion/Sanctuaryは、日本語と英語の両方で続けて歌われるという点において、この、英語曲も日本語曲も分け隔てなく歌われる"In The Flesh 2010"というコンサートでは象徴的な役割を担っていたといえる。どちらかの言語をもう一方に混ぜ込む、という事はあっても、ここまで半々に歌ってしまう例は少ない。Utadaというアーティスト、いや、Utada Hikaruというアーティスト固有の事例だといえるだろう。

ひょっとしたら、"愛のアンセム~Hymne a l'amour~"の、ワンコーラスをフランス語で歌ってから日本語で次のワンコーラスを歌うという構成は、このPassion/Sanctuaryでの成功を受けて、という側面も、あったのかもしれないな。だとしたら、今後も多言語によるハイブリッドな歌がHikaruから聴けるのかもしれない。Utada United 2006でもオープニングを飾ったこのPassionという歌は、何をするにしても"始まりの曲"として存在し続けるのか。これこそが真のオリジナリティなのだろう。

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そういや今年の漢字一文字は「輪」だそうだな。あたしゃ毎年「光」だね。「宇」でもいいけれど。

さて、未公開音源の内容について考えてみようか。単純に、First Loveと同時代のトラックが収録されるとのかな。前も触れたが、そうすると今後のアニバーサリー・エディションにも期待がかかる。中毒以降の時代のトラックが収録されるとなると、歴代最高売上アルバムに特有の商品でした、となる。どちらに転ぶか。

15周年に拘るなら、Distanceは2016年3月、DEEP RIVERは2017年6月、、、という風に続いてゆく。それはそれで楽しみだが、その前にあのアルバムが10周年を迎えるのを忘れてはいけない。2004年発売の「EXODUS」である。(…ってこれなんかどっかで誰かが呟いてたんだよねぇ…ネタ的に先を越されたぜ) 来年の9月10月で10年。いやはや時の経つのは何とやらだ。今や、EMIがユニバーサル傘下となったので、宇多田もUtadaも自由にリリースできる筈。企画も連動させられるかもしれない。In The FleshとFL15の同時発表が可能だったのだから最早何でもありだわ。つい3年前はシンコレ2にUtada The Best をぶつけられて険悪な雰囲気になっていたのに嘘みたいである。

さて、もし「EXODUS」の記念盤が出るとすれば何が目玉になるだろう。カラオケ・アルバムは必須である。やらないなんて意味がわからない。「First Love」より遥かに「Hikaruの音」が詰まっている。単品で15000円だとしても私は0.1秒も迷わずに購入するだろう。うむ。

そして、B面集がまた豪華である。リミックスシングルまでリリースされた位なので、一枚には収まらない。これだけで2枚組になるだろう。そして、未公開音源。ここは是非、Wonder'Boutのオリジナル・バージョンを所望したい。クレジットにある通り、あのトラックはTimbalandによるリミックス・バージョンなのだから。いやはや、実現したらと思うと楽しみでならない。

しかし、これらは勿論目玉としては弱い。LUV LIVEの映像に匹敵する何かが欲しいところ…

…そう、あるにはあるのだ。2005年2月23日のNYショウケースギグ、即ちUtadaのファースト・ライブである。Hikaru自ら開眼のキッカケになったと語る一夜の模様が映像化されれば大変価値が高い。更に、ホテロビやアニマートといった我々がライブ・バージョンを聴いた事のない曲も含まれている。これがついたらもうもんどりうって倒れかねないぞ私は。しかし照實さんは商品化できるような映像ではないという。ぐぬぬ。もう一度言う。ぐぬぬ。


ならば…と考えたのが、「じゃあIn The Flesh 2010のDVDつけちゃえばいいんでない?」というアイデア。尽きぬDVD化希望の声に応えられるし、記念盤の目玉になるしで一石二鳥である。ただ、それをするなら「This Is The One」の記念盤につけるべきだよねぇ…このアルバムを出した後のツアーなんだし。でも、仮にTiTOの五周年盤を出すとすると、来年の3月になるから、FL15とダダ被りなんだよねぇ。かといって10周年まで五年もDVD化を待つのもなぁ。やっぱり10ヵ月後のEXODUS10周年記念盤がベターかな。

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おぉ、アマゾンはまだ予約受付中なんだな。5000ときいて「今すぐ買わないと後悔する」と書いたのがもう遠い国の出来事のようだ。こんなに早く二段階増産をしてくるとは思わなかったのでねぇ…面目ない。

通常の生産限定版はこんなに"ホイホイ"増産したりしない。本来のプライオリティである筈のプレミア感を損なうからだ。それをこうして迅速に踏み切ったのは、欲しいファンに届けたいという制作側の態度の現れだろう。間違っても保険を掛けながらの後だしジャンケンではない。既述通り、通常であれば、最初から15kセット作るのと5kセットを3回作るのとではコストが異なるからである。まぁ、確かに、実際の事情はわからない。商品の制作の契約は、特にこのような特殊なモノの場合はかなりフレキシブルだから。恐らく、実際に商品を手にした時に初めて、皆に制作側のまごころが伝わる、そんな気がする。その時まで待てばいい。

さて、少し内容の話も。未発表音源…て今まで書いてきたけど、未公開音源、て書いてあるな、まぁ、少し意味は違うが似たようなもんか、の曲目がまだ発表されていない。これは少し不思議な感じがするが、曲目を伏せて購買意欲を操作しよう…なんて戦略的意図は多分ない。ネットをみていると、何でもかんでも陰謀論を期待して疑心暗鬼になりたがる人が多いけど、まぁ情報源がマス…その話はいいか。

事は単純で、まだマスタリングが終わってなくて曲目が最終確定していないだけなんじゃなかろうか。デモ音源やライブ音源の場合、商品化されるに耐え得る音質までもってこれるかどうかわからない。ボックスセットとはいえ、CDとDVDは最後に嵌め込むだけなんだから製造過程の中でいちばん遅れてもいい。もしかしたら、曲目の発表は1月中にまでズレ込むかもしれない。作る方も必死なのだ。その中で生産数を当初比3倍にしたのだから、制作側の苦労は推して知るべしである。なので曲目発表はのんびり待ちましょう。こちらは、その間に曲目予想妄想を捗らせる事にしますかな。

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更に追加が来たか。再追加も5000で累計15000となった。15th Anniversaryで15thousand-copiesというのは如何にも語呂がいい。最初っからそうすればよかったのに…だなんてのは外から気軽に見ているから言える事。7500万円か1億5000万円か2億2500万円かお前今すぐ決断しろ、と言われたら誰だって石橋を叩いて渡りたくなるだろうに。寧ろこんなに素早く決断してすげぇ度胸だなと思うよ。

繰り返しになるが、改めて触れておこう。何故5000刻みなのか。普通の商品みたいに、限定生産にせず普通に売ればいいじゃない、と皆思う。限定にして希少価値を上げ皆の購買意欲を高めよう…なんていうやり口は、なかなかに賢明だと思うが、あんまり宇多田ヒカルっぽくない。生産数をキリのいい数字にして限定生産するのは、商品としての意匠が凝っている為、そうしないとコストが上がるからだ。完全受注生産だと歩留まり分等を繰り入れてどうしても割高になるし、通常のように「メーカー在庫」を抱えて常時注文に備えようとすれば、必ず余剰に生産してストックを確保しておかねばならない。勿論返品もある。今のCD販売システムの中で、出来るだけリーズナブルな値段で意匠の凝った作品をリリースする為の措置なのだ、この限定生産というヤツは。勿論、生産数総てがほぼ売り切れるという前提で、だが。

まぁ、後の祭りついでに指摘しておけば、最初っから15000枚限定生産していればいちばん割安だったろうなぁ、とは思う。もしかしたら、今より値段が安かったかもしれない。15000円よりもね。でも今更言っても仕方ないだろ。

さて、前から書いているように、この作品はこの値段なら20000セットまでなら売れると思う。しかし、これも何度も繰り返し指摘しているが、コアコアなファンは8000~10000人程度だと(私に勝手に)思われているので、10000セットからあとの売上はいわば浮動票である。ありていにいえば、是が非でも手に入れたい、まではいかないかな、という層が相当数流れこんでくるという訳だ。しかも、最初の1万人と違って、次の1万人には、もし商品を気に入らなければあっさり中古市場に売り飛ばすような人もかなり含まれる。もし仮に2万セット売れたとして中古盤に流れる割合は…そうだな、難しいなこれ…取り敢えず数百~数千枚は固い、と毒にも薬にもならない風に言っておこうか。

無論、これで転売市場での価格も下がる。17800~19800円位だろうか合計1万5千枚なら。で、ここらへんから転売屋さんは元気がなくなってくる。というのも、これ位の値段だと、小売店で普通に売った時と収益率が変わらなくなるからだ。その為にわざわざ転売用のアイテムを購入する手間をかけるのは明らかに効率がよくない。なので、この1万5000という数字が出た時点で、購入の軸足は新品の転売から中古盤市場へと移る。2万セット販売となると、勿論プレミア価値はほぼゼロ、なにしろ欲しい人には行き渡っているのだから。更にこれ以上生産すれば、中古盤市場でも珍しくない存在になっていく。限定生産モノとしては、増産はここらへんが退き時かな、とも思う。私ならそう決断する。ここで増産をやめたとしても、あなたのHikkiファンのフォロワーさんが、欲しいのにも関わらず中古盤も含め一切購入出来ない、というケースを目にするのは稀になる筈である。とはいえ、ここからの3ヶ月で他の起爆剤が出てきたらこの限りで
はないが…。取り敢えず、今はここまで、という雰囲気でいいと思う。今回予約出来なかった人も、キャンセル待ちか中古盤待ちでかなり高い確率で手に入れられるようになるだろう。ひとまず、よかった、よかった。

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今日は12月12日か。小津の命日&生誕記念日だがその話を続けるとどうせ長くなって本編はまた次回になりそうなのですっ飛ばして行こう。

FL15の中身は以下の通り。

[1] First Loveのリマスター
[2] LUV LIVEのDVD
[3] First Loveのカラオケ
[4] B面&未発表曲集

誰しもが驚いたのはLUV LIVEの映像収録だ。デビューライブだぜ。リリースできるクォリティーで撮影されてたんだね。これは正真正銘のサプライズ。というかこういうのはハナから諦めていた節があったな自分。望みを捨ててはいけない。いい教訓になった。

カラオケアルバムは、一転、かなり需要が少ないだろうが私は嬉しくてたまらない。まぁ自前でボーカルオフにすりゃいいじゃんて気がしなくもないが私やり方知らないし何よりオフィシャル音源というのがいい。かつて当欄でもアルバムまるごとカラオケで出して欲しいと書いた事があったが、その要望が通った形だ。嬉しい嬉しい。教訓。やはり望みは捨ててはいけない。

そしてB面…てか、あれか、カップリング曲集、そして未発表音源集である。B面曲集についても当欄でリリース希望の旨書いていたからこれも実現した形。願ったり叶ったりだな全くもー。これで通常盤の方が廃盤にならない限り、これから入ってくる人たちも過去のシングルを買い集める必要なく、過去の音源をいちどに手に入れる事が出来るようになる。既に全曲持っているマニアには関係ないかもしれないが、記念作品としては今後への利便性を考慮するのは必須である。収録素晴らしい。感謝々々である。

そして、LUV LIVE程ではないがこちらもサプライズ。未発表音源も収録されるという。これも当欄で触れてなかったポイントだ。Hikaruはそもそも「作り終えられたものは全部リリースする」というスタンスで来ているので、そもそも未発表音源の存在自体が頭になかったのだが、あったんですね~いやはや。これがまるっきりの"新曲"なのか、はたまた既存曲のリミックスやデモ音源か、或いはプロモーション・オンリーのミックスなのか、予想は幾つかに別れるが、この点についてはまた詳細に検討するとしよう。

いやはや、それにしても嬉しい4枚組である。一応当方アマゾンで予約済みではあるのだが、きっちり手に入りますかどうか。いずれにしても、楽しみでありますゞ

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