無意識日記
宇多田光 word:i_
 



更に追加が来たか。再追加も5000で累計15000となった。15th Anniversaryで15thousand-copiesというのは如何にも語呂がいい。最初っからそうすればよかったのに…だなんてのは外から気軽に見ているから言える事。7500万円か1億5000万円か2億2500万円かお前今すぐ決断しろ、と言われたら誰だって石橋を叩いて渡りたくなるだろうに。寧ろこんなに素早く決断してすげぇ度胸だなと思うよ。

繰り返しになるが、改めて触れておこう。何故5000刻みなのか。普通の商品みたいに、限定生産にせず普通に売ればいいじゃない、と皆思う。限定にして希少価値を上げ皆の購買意欲を高めよう…なんていうやり口は、なかなかに賢明だと思うが、あんまり宇多田ヒカルっぽくない。生産数をキリのいい数字にして限定生産するのは、商品としての意匠が凝っている為、そうしないとコストが上がるからだ。完全受注生産だと歩留まり分等を繰り入れてどうしても割高になるし、通常のように「メーカー在庫」を抱えて常時注文に備えようとすれば、必ず余剰に生産してストックを確保しておかねばならない。勿論返品もある。今のCD販売システムの中で、出来るだけリーズナブルな値段で意匠の凝った作品をリリースする為の措置なのだ、この限定生産というヤツは。勿論、生産数総てがほぼ売り切れるという前提で、だが。

まぁ、後の祭りついでに指摘しておけば、最初っから15000枚限定生産していればいちばん割安だったろうなぁ、とは思う。もしかしたら、今より値段が安かったかもしれない。15000円よりもね。でも今更言っても仕方ないだろ。

さて、前から書いているように、この作品はこの値段なら20000セットまでなら売れると思う。しかし、これも何度も繰り返し指摘しているが、コアコアなファンは8000~10000人程度だと(私に勝手に)思われているので、10000セットからあとの売上はいわば浮動票である。ありていにいえば、是が非でも手に入れたい、まではいかないかな、という層が相当数流れこんでくるという訳だ。しかも、最初の1万人と違って、次の1万人には、もし商品を気に入らなければあっさり中古市場に売り飛ばすような人もかなり含まれる。もし仮に2万セット売れたとして中古盤に流れる割合は…そうだな、難しいなこれ…取り敢えず数百~数千枚は固い、と毒にも薬にもならない風に言っておこうか。

無論、これで転売市場での価格も下がる。17800~19800円位だろうか合計1万5千枚なら。で、ここらへんから転売屋さんは元気がなくなってくる。というのも、これ位の値段だと、小売店で普通に売った時と収益率が変わらなくなるからだ。その為にわざわざ転売用のアイテムを購入する手間をかけるのは明らかに効率がよくない。なので、この1万5000という数字が出た時点で、購入の軸足は新品の転売から中古盤市場へと移る。2万セット販売となると、勿論プレミア価値はほぼゼロ、なにしろ欲しい人には行き渡っているのだから。更にこれ以上生産すれば、中古盤市場でも珍しくない存在になっていく。限定生産モノとしては、増産はここらへんが退き時かな、とも思う。私ならそう決断する。ここで増産をやめたとしても、あなたのHikkiファンのフォロワーさんが、欲しいのにも関わらず中古盤も含め一切購入出来ない、というケースを目にするのは稀になる筈である。とはいえ、ここからの3ヶ月で他の起爆剤が出てきたらこの限りで
はないが…。取り敢えず、今はここまで、という雰囲気でいいと思う。今回予約出来なかった人も、キャンセル待ちか中古盤待ちでかなり高い確率で手に入れられるようになるだろう。ひとまず、よかった、よかった。

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