goo blog サービス終了のお知らせ 
無意識日記
宇多田光 word:i_
 



あきよっすぃー@akiyosshui からこんなリプライが来たので。

「First Love」が「盛り上がる曲の間の箸休め」という印象が強いけど、僕としてはバラードだけど「First Love」も盛り上がる曲の1つと思ってるから、盛り上げパートの間に組み込まれても、納得する部分はあるかな。客が歌い手の煽り関係なく盛り上がってくれるというか。それが如実に出たのが香港かな
https://x.com/akiyosshui/status/1853824741297287649?s=46

これについて。リプライ返すと連ツイになりそうだったのでね。

ご指摘の通り、『First Love』は宇多田ヒカルのライブで、何ならいちばん盛り上がる楽曲よね……観客が。箸休めという表現は私のものだけど、観る客の方ではなく歌うヒカルの側の意識として、『First Love』が“軽め”だったという話さ。もっと言っちゃえば、舞台と上と下でこんなにテンションに落差がある曲も他になかったわね。

どうもここらへん、リバイバル・ヒットに端を発してる気がするんだよね。CD時代と違ってサブスク時代は再生回数がダイレクトに出るから、「あぁこの曲はこんなに聴かれてるのか」と送り手側が認識する事が出来る。なので、リバイバルヒットした『First Love』があっさりストリーミング2億回再生を達成したものだから、「嗚呼、こんなに聴いてくれてるんだったらもしかして聴き飽きられてるかも。」くらいの解釈をしたかもしれないのよさ。送り手側のヒカルさんが。じゃあ自分の感じで歌っちゃってもいいのかなって。なのでステージ上で、「はいはい、やりますよ。」くらいのノリでいたのかもしらない。

でも、そうだとすると解釈違いかもしれないわ。仮定に仮定を上塗りするけれど、2億回再生って、「一人当たりの聴いた回数が多い」んじゃなくって、「聴いた人数が多い」のが主たる要因だったのではないかしら? なので、ひとりひとりにとってはそこまで『First Love』ってのは聴き飽きる程には聴き込んできていないような? ここが判断の分かれる所なのよねぇ。

それに勿論、生での歌唱というのは、普段親しんでる楽曲ほど「遂に生で聴ける!」という感動が強いものだし。ヒカルパイセンは謙遜もあるかもしれないけれど、どちらかといえば、本人のテンションとしては『First Love [Live2023]』くらいの落ち着いた曲調で歌った方が、気分には添えてたのかもしれないわね。

実際、同じくバラードの『誰かの願いが叶うころ』に関しては「軽いMCでサラッと始める」なんてことはなく、照明をぐっと抑えて重厚な雰囲気を演出していたので、歌をじっくり聴かせる事自体への意識が薄れていたわけでもなく。曲として『First Love』への意識が軽かったということで。

まぁそうよね、アルバム『初恋』の『初恋』に至るまで、幾つものバラードの名曲を生み出してきたヒカルにとって、今や『First Love』はone of themに近いのかもしれないわ。でも勿論嫌いになったわけでも飽きたわけでもなく、全部のレパートリーの中に溶け込んできたというだけで。でもそれはお客さんからしたら違うもんね。今回のヒカルは「スマホ置いて」発言からもわかるとおり、なんでもかんでもお客さんのニーズや感情に合わせるんじゃなくて「自分はこうだからこうしたい」というのを結構出してきてくれてたので、『First Love』でもそうなってたってところなんじゃないかしら。なんかそれ楽しいな。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« ライブのアク... いつだってそう »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。