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つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

女教師一休さん

2019年11月30日 | 懐かしテレビ

このブログで度々取り上げている刑事ドラマ 『特別機動捜査隊』には
今では声優として名前が売れている方が
俳優、女優として登場される事がしばしばあります。

最近見た中で印象的だったのが
若き日の藤田淑子さんが女教師を演じた回でした。
藤田さんが演じた女教師は若く、美しかったのですが
夫の暴力に悩まされる役所で
しかも話の中で夫が殺されると言う展開を見せます。

結局、夫を殺していたのが
藤田さん演じる役所だったのは、非常に残念でしたが
全編に渡って声優としての藤田さんとはまた違った
女優としての魅力が感じられる役所で、良かったです。

『特捜隊』は製作が『コンドールマン』と同じ東映テレビプロなので
茉利さんが出ていても不思議は無いんじゃないかと思っているのですが
残念ながら巡り合わせが悪かったようで
茉利さんが出演された回は無いようです。
誠に惜しい限りで・・・


矢崎主任と幻の矢崎班刑事?

2019年07月27日 | 懐かしテレビ

『特別機動捜査隊』で亀石征一郎さん演じる矢崎主任が
初登場した回を見る事が出来ました。

矢崎主任初登場回には
あの川合伸旺さんが刑事役でゲスト出演していて
川合さんの悪役ぶりをいつも楽しみにしている私としては
矢崎主任初登場の興奮に加えて
思いもかけぬ方の登場に何かこう舞い上がってみておりました。

川合さん演じる中山刑事は
残念ながら矢崎主任の部下(矢崎班の一員)ではありませんんが
所轄署の刑事で、もちろん悪者ではありません。
ただ、一回限り登場の刑事だからか
発生した立て籠もり事件において
立て籠もっている犯人に射殺される
と言う非情な最期を遂げるのには驚きました。

最も、川合さんが射殺されるシーンは
銃声がしたかと思うと、川合さんが凄い表情で立ち尽くし
さらに追い討ちで撃たれるや
川合さんが得意の反り身を見せつつ、吹き飛ばされると言う
時代劇での迫力ある死に方に劣らぬ死に方を披露して下さったので
大変満足してしまい、同じシーンを何度も見返してしまいました。

矢崎主任に話を戻しますと
空手が得意な主任が 凶悪犯人(団次郎さん)を
脳天唐竹割りから頚動脈チョップで仕留める件は
あの悪役でおなじみの亀石さんとは思えぬ格好良さでした。

こちらも思わず何度も見返してしまいました。


見ていて複雑な嫌われ役

2019年07月20日 | 懐かしテレビ

現在、NHKのBSで『おしん』を再放送しております。

『おしん』と言うと小林綾子さん演じる
少女時代のおしんの印象が強い方も多いと思いますが
個人的に、小林さんのおしんと言うと
以前、再放送で見た際に丸山裕子さん演じる女中(だったと思います)に
強烈にいびられていた印象が強いです。

あのおしんの時の丸山さんは本当に嫌な感じで
普段はアニメなんかで丸山さんの声を聞いても何とも思わないのに
丸山さんのお写真を見ると
時折、あの強烈ないびりシーンを思い出してしまい
複雑な気分になってしまう事もありますので
それだけインパクトが強かったものと思われます。

こう言う前例があるから
茉利さんが『渡る世間~』で演じられた遠山茂子も
見るのをためらってしまうんでしょう。


思いがけないめぐり会い

2019年07月06日 | 懐かしテレビ

NHKのBSを見ていましたら
昔の番組を再放送する(昔のテレビ探偵団みたいな番組)
をやっていまして
見てみると鶴ひろみさんの「のびのびノンちゃん」をやっていて
長い事見たいと思っていた物を、思いもかけぬ所で見る事が出来ました。

ノンちゃん自体は、本放送時にかすかに見た覚えがあるので
実物を見ると、「ああこんな感じだったかな・・・」と 懐かしく感じました。

鶴さんのノンちゃんは
幼女姿の美神さんやハーロックのレビみたいな感じだろう
と思っていましたが
可愛らしくありながらも、女性らしい感じで
想像を裏切らないキャラクターでした。
まどかさんや美神さんとは違った
鶴さんのこう言うキャラも意外と良いんですよ。

また、共演も確認出来る限りでは
野沢雅子さんを筆頭に吉田理保子さん
島津冴子さん、池田秀一さん、川久保潔さん
が出演されておりました。

ノンちゃん以外にも
小原乃梨子さん、山田康雄さん、肝付兼太さんの
「ブンブンたいむ」(昔のおかあさんといっしょ)もやっていましたし
こうした映像以外にも、日の目を見ない貴重映像は
まだまだあると思いますので
もっと手軽に見られる機会があると良いんですけどね。


オリジナルだと思っていたら・・・

2019年06月15日 | 懐かしテレビ

天知茂さん主演の刑事ドラマ『非情のライセンス』は
天知さん演じる会田刑事が
天知さんの持ち味を遺憾なく発揮して演じたハマり役でした。

そんな『非情のライセンス』を代表する曲と言うと
渡辺岳夫さん作曲の
キューティーハニーっぽさを感じさせるテーマ曲よりも
天知さんが歌い、番組のラストを飾った
「昭和ブルース」 のイメージが強いようです。

ちなみに、私は長い事「昭和ブルース」を
この番組の天知さんの為に作られた歌だと思っていたのですが
ネットをやるようになってから、元歌(※)があったのを知りました。
(※昭和44年にザ・ブルーベル・シンガーズが歌っていたそうです)

最後に「昭和ブルース」に関する余談を一つ。
竜劇隊公演等の開演前は
沢さんのCDが流れているのですが
その中に沢さんの歌う「昭和ブルース」が時々流れる事がありました。

沢さんの「昭和ブルース」は
沢さん特有の歌謡曲らしさを感じさせる歌い方で
天知さんの「昭和ブルース」とは
全く異なるイメージを感じさせる歌になっていました。


”高倉健”の存在感

2018年06月23日 | 懐かしテレビ
『網走番外地 悪への挑戦』を見る機会がありました。
高倉健さんと言うと、ご存知のように
寡黙な役所と言うイメージが強いですが
若い頃はもちろんそう言うイメージとは違っていました。
 
『網走番外地』シリーズで健さんが演じた橘真一は
最後に殴り込みに向かうシーンはもちろん格好良いのですが
普段は、喧嘩っ早くてちょっと三の線の入った所もある
所謂二枚目半と言った役所で
後年のイメージと異なっている所が新鮮でした。
 
そんな『悪への挑戦』で一番インパクトがあったのが
冒頭、健さんの歌う「網走番外地」が流れる中
スタッフ、キャストがクレジットされる際に
 
画面一杯に
 
”高 倉 健”
 
と表示される場面でした。
 
今まで色々な映画等で役者の名前が表示されるのを見てきましたが
あそこまで画面一杯に表示されたのは
多分初めてじゃないかな?と驚かされました。
 
あれを映画館で実際に見たら、もっとインパクトがあると思うんですが
劇場であれを見ると、やはり盛り上がるんでしょうかね?
 
あと『悪への挑戦』には
立石主任でおなじみの波島進さんが出ていましたが
刑事役なのはともかく、格好がまんま立石主任なのは
知ってる人向けのサービスでしょうかね?

不敵に笑う探偵

2018年06月16日 | 懐かしテレビ
『オリエンタル急行殺人事件』の吹替版を先日拝見しました。
 
『オリエンタル~』はアガサ・クリスティが生み出した
探偵エルキュール・ポアロを主人公とした作品で
ポワロと言えば、長年に渡って熊倉一雄さんが担当されましたが
この『オリエンタル~』でのポアロは熊倉さんではなく
俳優…と言うか時代劇の悪役でおなじみの
田中明夫さんが担当されていました。
 
ちなみに、同じく田中明夫さんがポアロを担当されている
『死海殺人事件』には茉利さんも出演されています。
 
時代劇等の悪役ですと
川合伸旺さんや田口計さんなんかも
吹替えだと良い者ってパターンがかなり多かったですが
田中さんのポアロ役と言うのも
持ち前のアクの強さがポアロのキャラにプラスになっていたと思います。
小池朝雄さんのコロンボのキャラと似た感じと言えば良いでしょうか。
 
ただ、ポワロが皮肉交じりに「フェへへへ…」と笑うシーンでは
時代劇なんかで田中さんが悪事を企んだりしてる時の姿が
強烈に思い出されてしまい、ちょっと笑ってしまいました。
 
あと、見ていますと中盤で急に新録部分が出てきまして
それ自体は色々な理由でしょうがないとしても
新録部分のポアロの声が
全く田中さんと似ても似つかない方の声に変わってしまったのには
どうかと思いました。

インフレに殺された女

2017年04月22日 | 懐かしテレビ
今回は、以前もやった刑事ドラマ『特別機動捜査隊』で
非常に印象に残ったエピソードを簡単に紹介します。
 
あらすじ
白昼の住宅街で一人の主婦の死体が見つかります。
同じ頃
「売り惜しみで不足した色々な物を貯め込む主婦が
その商品を近所の主婦に分ける」
と言う噂を真に受け
近所の主婦達が、狂ったようにその主婦の家に殺到する
と言う騒動が起きていました。
 
一見無関係な二つの事件は実は繋がっていたと言うのがあらすじで
実は死んだ主婦は
前述の狂ったように殺到していた多数の主婦達の雑踏によって
死に至っていたと言う珍しい死に方をしていたと言う
驚きの真相が明らかになります。
 
該当回である「噂の女」の放送は昭和49(1974)年と言う
折りしも石油危機、売り惜しみ等で
世情が非常に不安定な時期でしたので
そんな中だからこそ
このような異色の作品が作られたのかもしれません。
 
事件の真相も中々大胆でしたが
「インフレ反対!」と労働組合らしい人々(?)が
デモをするシーンが挿入され
松木部長刑事(松長さん)が呆れたり
「インフレ反対」と小ばかにするようにつぶやいて
三船主任が笑っていたり
松長さんが物価値上がりに憤慨するシーンが見られたり
社会風刺と申しましょうか、風刺の効いた話で中々面白く見られました。
 
ただ、主婦が何故死んだのか?また実際誰が悪いのかと言うと
やはりインフレ?

強烈なサブタイトル

2016年11月26日 | 懐かしテレビ
以前も書いた覚えがありますが
往年のアクションドラマの中でも有名どころである
『ザ・ガードマン』『キイハンター』『Gメン75』『プレイガール』辺りは
作品そのものの魅力もさる事ながら
興味をそそられるインパクトの強いサブタイトルが多い事でも定評があります。
以下に当該番組のサブタイトルの内
私が特に興味を惹かれた物を挙げておきます。
 
「嫁と姑がうまくゆく方法」「うるさい夫を片づける方法」
「日曜日は銀行爆破」「お知らせ爆弾魔」「俺の女房は悪魔のお使い」
「団地奥さんがスターになる方法」「殴り込みホットパンツ作戦」
「奥さんがよろめく時殺人が起きる」「お色気喜劇 浮気結婚式」
(以上『ガードマン』サブタイトルより)
 
「現金を怖がる泥棒」「それ行け発狂作戦」「スパイ忠臣蔵」
「殺されに来た暗殺者たち」「ホノルル~東京 豚をかついで珍道中」
「サイコロGメン 死んでもらいます」「黒衣の花嫁 南国の連続殺人」
「ドルショック殺人部隊」「オー!右も左も爆弾でござんす」
「女忍者対ギャング 変身大作戦」「人間を溶かす死の落し穴」
(以上『キイハンター』サブタイトルより)
 
「硫酸とビキニの女」「魚の目の恐怖」「刑事の女体受託収賄事件」
「バカ!大人のバカ!」「灰色高官殺人事件」「刑事の家を壊す男たち」
「魚の戦争」「母ちゃんは地獄へ行け!」「真犯人は、こうして作られる」
「梟の森みな殺しの夜」「親を撃ち殺す子供たち」
「赤い千円札で煙草を買う男」「キャンピングカーに乗った鬼婆」
「刑事が許可した殺人事件」
(以上『Gメン』サブタイトルより)
 
「女殺し昭和元禄」「老人と女のポルカ」「目撃者、死んで貰います」
「狂い咲き残侠伝」「怪談・鬼千匹」「欲望と言う名の欠陥車」
「東京が駄目なら京都の恋で」「裏切者は骨まで砕け」
「魚は陸で、女は海で釣れ」「ギャングが女湯に入ってきた」
「ああ!私をもっと悪魔にして」「私の足は左きき」
(以上『プレイガール』サブタイトルより)

被害者豹変

2016年11月19日 | 懐かしテレビ
刑事ドラマ『特別機動捜査隊』で
気になっていたエピソード「ある夜の出来ごと」を先日拝見しました。
 
あらすじ→畑さんこと畑野刑事(宗方勝巳さん)は
高熱を押して事件関係者の女の乗ったバスに乗り込みますが
ところが、このバスが二人組の学生によってバスジャックされてしまいます。
空手を使える二人組は乗客を恐怖で支配し、畑さんも高熱の影響で
二人組に立ち向かえないままバスは深夜の町を暴走します。
 
やがて、朝になり燃料の切れたバスから二人組は逃げ出そうとした所
体力の回復した畑さんが遂に犯人逮捕に踏み切りますが
学生2はあっさり捕らえるものの、学生1を捕らえようとしますが…
 
学生1が足を怪我し、動けなくなると
何とそれまで加害者に抑圧されていた被害者の乗客と運転手が
学生1を「殺してやろうか」
と言う意思を強く感じさせるような表情で取り囲み
手にした石で学生1をめった打ちにして
殺してしまうのでした。
 
ラスト、加害者になった人々が普通の人々である事が
ナレーションで明かされるので
思っていた以上に後味が悪く感じられる所もありました。
ただ、あの傍若無人な学生野郎が殺された事で
ある意味の開放感が感じられると言う
何とも不思議な感覚を覚えました。
 
また学生が殺された後、加害者になった人達と同じように
石を手にしていた畑さんが「自分も殺したかった」
と三船主任に告白させるのも
抑圧された状況を感じさせる描写だったと思います。
 
無垢な被害者が犯人に豹変すると言うのは
刑事ドラマでもたまにありますが
ここまで豹変の衝撃が強い作品は、中々無いのではないでしょうか?