ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

一献一品出合い酒@横浜

2014年05月30日 | ◆一献一品出合い酒
市内某所の洋食レストラン「バレーヌ」にて、ハウスワイン赤×広島産カキフライ。御用達だった店の再開に招かれたなら、今が旬の大粒ガキを軽い酒にてじっくり味わえる、このコンビが似合う。

以前より小振りとなった店のドアをくぐれば、馴染みの女将さんとマスターが笑顔でお出迎え。コンパクトになった品書きから選ぶは、変わらぬ定番洋食メニューだ。丸々パンパンに揚がったのを、箸でひとつホクホク口へ。カリッとジュワーな食感のコントラストと、潮のエキス炸裂に笑顔がこぼれまくる。軽く渋めの赤ワインは、カキの滋味と塩梅良く調和。しっかりボディにカキスープの旨味が、のっかり高く立ち上がる。これぞ実力派の町の洋食屋、健在の嬉しさにグラスも軽い一期一会。

名女子ゴルファーの父であり、ひいきチームの名捕手だったマスター。久々の軽い野球談義もまた楽し、近所ですぐ行ける心落ち着く店の、ありがたさを改めて感じる再会の一夜かな。一献一品の小さな酒宴、お久で天下泰平なり。

日々是好食…カップ麺の再現度

2014年05月30日 | ◆日々是好食
某めしばなマンガによると、インスタントやレトルトの食品は、原典の「再現度」が評価のポイントだそう。新宿中村屋のカレーを例に、原典と缶詰とレトルトそれぞれ検証していたが、味云々以上に再現の心意気に痺れるのが、正しい味わい方という。

カップ麺はまさに、再現バトルの最前線。原典の素材も粉ベースが多いを考慮すると、スパイシー系はかなり再現度が期待できるカテゴリーだろう。ズッとやるとブワッと汗ばみ、辛味の後でキンと占める酸味。こいつが品切れ御礼になるのも分かるのは、すすれば激蒸しのバンコク屋台にいるがごとく、居場所まで再現しかねないインパクトのおかげでは?