ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

一献一品出合い酒@神泉

2014年05月04日 | ◆一献一品出合い酒
奄美料理の店「土濱笑店」にて、まんこい×チューリップ卵焼き。はじめての仲間たちを集め出会いの飲み会をするなら、慣れ親しんだ店で島焼酎&島料理の、このコンビが似合う。

雨模様の中を三々五々集まってくる面々と、誰かが合流するごとに自己紹介を兼ねて杯をカチン、と合わせる。フルメンバーが集まったところで、島焼酎づくしの宴の始まりだ。棚に並ぶ瓶と品書きに連なる銘柄に、迷いの上でのまず一杯。黒糖ならではのゆるいまろやかさに、話の舌もなめらかに廻り出す。アテの総菜は、大人も子供も大好きなスパム卵焼き。だし巻きの砂糖甘さにハムの程良い塩っ気が鉄壁の相性で、グラスのまろやかさと相乗効果を引き出すよう。初対面ばかりながらムードは島の宴会、銘柄の意の「千客万来」なピーカンの奄美の浜にいるような一期一会。

店の奄美の姉さんと談笑し、看板娘と遊んでもらい、いつもの店でのいつもの酒が進んでいく。今日会った皆も、すでに常連となる予感。足繁く通う当地に新たな仲間との拠点が生まれ、どんどん身近になる神泉の雑踏、そして未知なる奄美の島風景か。一献一品の小さな酒宴、みしょーれ天下泰平なり。