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てらまち・ねっと



 昨夜NHKのクローズアップ現代の示した数字は衝撃的だった。
 自衛隊がイラクに派遣されてから今年で10年。5年間でイラクへ派遣された陸空海の自衛隊員のべ1万人のうち、NHKの調べでは帰国後28人が自殺していたという。

 比較のため、日本の人口1億2700万人の年間の自殺者数は2万7千人(警察庁、厚労省)なので、年間5000人に一人が自殺している事実を認識しておく。このこととイラク派遣の隊員ののべ5000人に14人が自殺している事実。

 番組では、 ≪また、訓練には多国籍軍が参加していたことも分かりました。付近に展開する他国の軍隊とともに活動することが日常化していた様子がわかります。≫

 安倍内閣が集団的自衛権で戦争をしたいと進めているけど、すでに戦争に参加している日本。

 そこで、今朝は、クローズアップ現代の解説を見た後、次を留めておいた。

★イラク派遣 10年の真実/NHK 2014年4月16日放送
★イラク派遣・1000本の未公開映像が語るもの/クローズアップ現代 スタッフの部屋 

★【図解・社会】自殺者数の推移 /時事通信
★帰還後に自殺する若き米兵の叫び/newsweekjapan
★イラク帰還兵で急増するPTSDと戦線離脱。必死に抑え込もうとする米軍の非人間的な“殺人洗脳ケア・システム”/NHK・BSドキュメンタリー2004年12月11日放送

 ところで、昨日、4月初めに原稿を送った本の編集者から、意見を付けたペーパーが来た。
 昨日は、前半部、今日は後半部が届くという。
 今日は、その確認と点検作業。

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●イラク派遣 10年の真実  NHK 2014年4月16日(水)放送 

 自衛隊がイラクに派遣されてから今年でちょうど10年となる。NHKは、これまで明らかにされることのなかった膨大な資料を入手した。迫撃砲を撃ち込まれた時の秘蔵映像、人道復興支援活動の全貌をまとめた内部資料など、10年を経てようやく明らかにされた一級の資料だ。多国籍部隊の中に派遣され、多くの自衛官が「最も戦場に近かった」と回想する自衛隊イラク派遣で、隊員たちが直面した活動の実情を浮き彫りにするとともに、今後の自衛隊の任務を考える。

出演者
五百旗頭 真 さん (前防衛大学校長)
宮下 大輔 (NHK社会部・記者)

 ●イラク派遣・1000本の未公開映像が語るもの 
    クロ子のプレビュー見学記 | クローズアップ現代 スタッフの部屋:NHK 2014年04月16日 (水)

きょう(4/16)のクロ現は「イラク派遣 10年の真実」です。

(番組趣旨より)
自衛隊がイラクに派遣されてから今年でちょうど10年となる。NHKは、これまで明らかにされることのなかった膨大な資料を入手した。迫撃砲を撃ち込まれた時の秘蔵映像、人道復興支援活動の全貌をまとめた内部資料など、10年を経てようやく明らかにされた一級の資料だ。多国籍部隊の中に派遣され、多くの自衛官が「最も戦場に近かった」と回想する自衛隊イラク派遣で、隊員たちが直面した活動の実情を浮き彫りにするとともに、今後の自衛隊の任務を考える。


プレビューを見てきました。
イラク派遣から今年で10年。この10年、公開されることのなかった映像記録が防衛省に保管されていました。
今回、半年に及ぶ交渉の末、初めて開示されました。自衛隊がイラクで撮影した1000本におよび映像から、さまざまなことがわかってきました。

映像を見ると、自衛隊は派遣された当初から、武力勢力に狙われたことがわかります。中には、迫撃砲の着弾地点を探す隊員たちの姿もありました。

イラク派遣は、「非戦闘地域」への派遣に限って行われました。
しかし、当時の陸上幕僚長は、「何がおこってもおかしくない」として、イラク派遣が自衛隊の任務の転機となったと振り返ります。

派遣から1年後の訓練の映像では、路上に仕掛けられた爆弾で攻撃されたことを想定して行われた様子が映っています。
人道復興支援の陰で、こうした訓練を繰り返さざるを得ない状況が続いていたのです。

また、訓練には多国籍軍が参加していたことも分かりました。
付近に展開する他国の軍隊とともに活動することが日常化していた様子がわかります。

さらに、5年間で、イラクへ派遣された陸空海の自衛隊員のべ1万人のうち、NHKの調べでは帰国後28人が自ら命をたっていたことがわかりました。

隊員の精神面にも大きな影響を与えていたことを伺わせます。こうした心のケアをどうするべきなのか。

発足以来、もっとも戦場に近い場所での活動となったイラク派遣。
未公開の資料から、その教訓を探ります。

ぜひ、番組をご覧ください。

●【図解・社会】自殺者数の推移
          時事通信
自殺者数の推移
◎2年連続3万人下回る=昨年の自殺、減少幅縮小-12月は初の1000人台・警察庁
※記事などの内容は2014年1月16日掲載時のものです

 2013年に全国の警察が把握した自殺者数は2万7195人で、2年連続で3万人を下回ったことが16日、警察庁のまとめ(速報値)で分かった。前年より663人(2.4%)少なく、減少は4年連続となった。ただ、減少幅は前年の2793人(9.1%)から縮小した。
 月別では5月の2540人が最多で、最少は12月の1992人。12月は、月別の統計が公表されている08年以降で初めて2000人を下回った。

 男性が1万8727人で全体の69%。女性は3年連続で30%を超えた。 
 内閣府は「11月までのデータでは、経済・生活問題が原因の自殺が最も多く減っている」と分析。警察庁は「自殺対策の強化と景気の回復が影響した可能性がある」とみている。

 増加率が最も大きかった都道府県は18.2%増の香川(32人増の208人)で、13.7%増の島根(23人増の191人)、11.6%増の京都(54人増の518人)が続いた。減少率は16.1%減の熊本(72人減の376人)が最高だった。

●◎2012年の自殺者2万7858人=前年比9.1%減-20代、15年前より高水準
※記事などの内容は2013年3月14日掲載時のものです

グラフィック1 警察庁は14日、2012年の自殺者数(確定値)が前年比9.1%減の2万7858人だったと発表した。3万人を下回るのは1997年以来、15年ぶり。原因や動機のうち「経済・生活問題」は前年より大幅に減少。一方、97年と比べ、20代を中心とする若い世代の自殺率は高い水準にある。

 分析した内閣府は「着実に対策が進んでいると言えるが、若年層は予断を許さない」としている。
 遺書などで原因や動機を特定できたのは2万615人。原因・動機を1人三つまで計上した延べ2万8396人の中で、最多は「健康問題」の1万3629人。次に「経済・生活」5219人、「家庭問題」4089人、「勤務問題」2472人などと続いた。いずれも前年より減った。

 経済・生活の減少数(1187人)と減少率(18.5%)は最大だった。内訳を見ると、「負債」が381人減り、「事業不振」「失業」「生活苦」は200人以上減少。内閣府は、多重債務の解消対策が進んだほか、失業率や企業倒産件数の改善が続くなど経済環境が好転した影響があるとみている。

 年齢別でも全ての年代で減少した。しかし、人口10万人当たりの自殺者数(自殺率)は、20代が22.5人で、年間2万4391人だった97年より9.2人増加。30代も4.7人増の21.9人、40代は4.0人増の26.1人で、全体(2.5人増の21.8人)の増加幅を上回っている。 

●◎2012年の自殺者2万7766人=15年ぶり3万人下回る-減少率、過去最大・警察庁
※記事などの内容は2013年1月17日掲載時のものです
グラフィック1 昨年1年間の全国の自殺者数は2万7766人で、15年ぶりに3万人を下回ったことが17日、警察庁のまとめ(速報値)で分かった。前年より2885人(9.4%)少なく、3年連続の減少。減少率は統計を始めた1978年以降で最大となった。
 
 年間の自殺者数は金融機関の破綻が相次いだ後の1998年に急増。同年から14年連続で3万人を超えた。減少の背景について、内閣府は「分析には時間がかかるが、経済状況の改善も一因」としている。

 自殺の原因や動機を年代と職業別に集計した結果は3月に発表される予定だが、うつ病が毎年最も多い。
 警察庁によると、昨年の自殺者のうち男性は1万9216人で69%を占めた。男女の割合は例年と同じだった。

●◎2011年の自殺者、5月に増加=震災後の経済低迷が影響?-目立つ若者、被災3県は減少
※記事などの内容は2012年3月9日掲載時のものです

グラフィック1 内閣府と警察庁は9日、2011年の全国の自殺者3万651人(確定値)に関する分析結果をまとめた。例年は、企業が決算期を迎える3月に自殺者が増加する傾向にあるが、昨年は5月に急増したのが特徴。内閣府の担当者は「東日本大震災の影響を受けて、鉱工業生産などの経済指標が落ち込む時期と重なる」と指摘する。

 自殺者の総数は、前年を1039人(3.3%)下回り、2年連続で減少。3万人を超えた1998年以降、最も少なかった。
 年代別にみると、19歳以下(12.7%増の622人)と20代(2.0%増の3304人)などが増加。職業別でも学生・生徒(10.9%増の1029人)が大幅に増えた。全体の6割超を占める30代から60代はいずれも減少した。
 男女別では、男性の割合が減少する一方、98年以降で初めて女性の割合が3割を超えた。

 5月の自殺者は、9日からの約2週間が高い水準で推移し、1日に140人を超えた日が3回あった。「決算期や進学、就職などによる環境変化の影響が、震災で遅れて表れたのではないか」(警察幹部)との見方などもあり、詳しい原因は不明だ。
 仮設住宅で死亡したり、遺書などで特定したりした震災関連自殺は、統計を取り始めた6月以降、55人。内訳は宮城22人、岩手17人、福島10人などで、50代と60代で半数超を占めた。

 都道府県別で10万人当たりの自殺者を示す割合をみると、被災3県を含む31道府県が低下。一方、大都市を抱える東京、愛知、福岡のほか、愛媛や沖縄、滋賀などは増加した。 


●帰還後に自殺する若き米兵の叫び
           newsweekjapan 2012年6月 6日号掲載
助けを求めない兵士たち
 退役軍人省はようやく、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と自殺傾向の検査を始めた。単に親指を骨折して病院に駆け込んだケースも検査対象になる。医療提供者は適切な質問をし、重大な心理的問題の兆候がないか探らなければならない。元兵士に過度の飲酒や薬物乱用、不眠、失業、孤立が見られたら、問題を抱えている可能性が高い。

 全米精神障害者連盟(NAMI)モンタナ州支部のマット・クーンツは、精神疾患に付きまとう悪いイメージが兵士や退役軍人の受診を妨げていると考えている。陸軍士官学校を卒業したクーンツによれば、「手足にマメができても恥と考えるのが歩兵部隊だ。退役軍人が自分から助けを求めると思うか? 検査は強引なくらいに、何度も繰り返しやるべきだ」。

 米傷痍軍人会など退役軍人の団体は絶えず、デジタル時代に対応したサービス向上を退役軍人省に求めている。支援活動を通じて問題を抱える元兵士を見つけ出す作業は退役軍人省の仕事の根幹だ。

 しかし支援制度だけでなく、多角的なアプローチが必要だろう。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医療センター精神科の研修医で、退役軍人病院のPTSD外来に勤務した経験を持つジェシー・ルーは、「持続エクスポージャー療法」を提案する。

 この療法は、患者にトラウマと向き合わせ、その記憶に慣れさせるというもの。患者はテープレコーダーに向かって最もつらいトラウマについて語る。途中でセラピストが質問をして誘導することもある。トラウマについてできる限り詳細に、五感をフル活用して語らせることが重要だ。患者は録音した内容を1週間毎日聴く。これを3カ月間繰り返す。

 患者を日常生活最大のストレスと向き合わせることは簡単ではない。それでも「続けられれば効果がある」とルーは言う。

 なぜ傷ついて帰ってくる兵士とそうでない兵士がいるのか。「それが分かればいいのだけど......」とルーは黙り込む。「初診でPTSDの診断を下すのは、統合失調症の診断を下すのと同じくらい難しい。従軍前とはすべてが変わってしまった。彼らは国のためを思って従軍し、ぼろぼろになって帰ってきた」

周囲のサポートが不可欠
 90分後、メリッサはまだ自殺志願の若い元海兵隊員と電話で話している。ラッシュアワーで交通量が多く、ハイウエーパトロールは誤って別のサービスエリアに向かってしまった。私は妻に電話してその若者を見つけさせようかと本気で考え始めた。

「希望を売るのが仕事」だと別の電話相談員は言う。昨年かかってきた電話は16万4000件。うち6760件を自殺から救った。2300件が現役の兵士から、1万2000件が退役軍人の友人や家族からの電話だった。

 ようやくメリッサが医療補助スタッフに笑顔を向け、電話の相手に呼び掛ける。「よかった。大丈夫? 海兵隊基地から来た憲兵? OK。その人たちに替わって」

「来てくれてありがとう」メリッサが憲兵に言う。「彼には助けが必要なの」

●イラク帰還兵で急増するPTSDと戦線離脱。必死に抑え込もうとする米軍の非人間的な“殺人洗脳ケア・システム”
        [シリーズ米軍の危機:その2 イラク帰還兵を襲うPTSD]
--NHK・BSドキュメンタリー2004年12月11日放送:「イラク帰還兵 心の闇とたたかう」より--

番組紹介に当たって--一気に噴き出してきた米兵のPTSD問題。「爆発的な急増」を恐れる従軍精神科医たち。
(1) 昨年末12月11日、多数の兵士を襲う深刻なPTSD(心的外傷後ストレス障害)を取材した『NHK BSドキュメンタリー「イラク帰還兵 心の闇とたたかう」が放送された。それは戦場での恐怖とストレス、無実のイラク市民を殺害したことによる良心の呵責によって引き起こされている。このドキュメンタリ-は、そのような人間として苦しみ抜く米兵の姿をあからさまに描いている。イラク戦争の現状を憂い、イラク反戦活動に取り組む全ての人々に見て欲しい番組である。[シリーズ米軍の危機:その2]では、この番組の紹介をしながら、米兵を襲う精神疾患とPTSDについて考えてみたい。
※『NHK BSドキュメンタリー「イラク帰還兵 心の闇とたたかう」』http://www.nhk-jn.co.jp/002bangumi/topics/029/029.htm

 この番組が放送された直後の昨年12月16日、ニューヨーク・タイムズ紙は、「問題を抱えた兵士の洪水が間近に迫っている」(“A Flood of Troubled Soldiers Is in the Offing, Experts Predict”、Scott Shane)という衝撃的な記事を配信した。現在では負傷兵の98%の命を救うことができる反面、膨大な負傷者の数を生みだし、精神疾患・PTSDを抱えた兵士が爆発的に急増する、と警告したのである。ベトナム戦争同様、数十年に渡ってアメリカ社会の病巣となって人間と社会を蝕んでいくのだと。そして、31000人が精神疾患や負傷のため障害者給付金を請求している状況を明らかにした。こうした米軍兵士の精神疾患やPTSD負傷者の急増の事実は、負傷者21000人、31000人という無機質の公表された数字の背後に極めて重大な問題が存在していることを示している。
・・・・(略)・・・



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