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てらまち・ねっと



 一昨日、
    「グーグル『ストリートビュー』車両、個人情報を誤収集」
    「無線LAN情報を誤収集 米グーグル、日本でも」
 などと報道された。

 無線LANは使っていないから今回の問題の被害は無いとしても、もっぱらグーグルを利用している私としては、聞き捨てなら無いこと。

 改めて、インターネットの情報を調べてみた。
 すると、先の誤収集の問題とは別にいろいろと指摘されていた。

 ●「グーグル『マイマップ』で個人情報流出の危険性」

 ●「グーグルが“店内ビュー”撮影開始、360度パノラマ表示の「おみせフォト」

 ●「各国政府からの削除・個人情報開示要請の件数を公表」


 と流されている。
 まずこれらを見て、
 グーグルの公式ページから、「透明性と選択肢」「よくある質問」などのページを抜粋しておく。リンク先を見ておくべきなのだろう。

 最後は、対策を指摘したページ
 Googleの個人情報管理のあり方を再検証する
あなたのプライバシーは適切に保護されているか (computerworld 2009年06月05日)


を抜粋しておく。ここには、
 「Google上でプライバシーを守る6つの方法」
 が分かりやすく解説されている。
 Google利用者は見ておいた方が良いと思う。

 例えば、
 Googleの検索エンジンを使用すると、Googleの広告サービスを利用するパートナーのWebサイト上でのユーザーの行動とともに、ユーザーの検索内容もGoogleに筒抜けだからだ
 ・・Chromeブラウザの利用者は、アドレス・バー「Omnibox」に入力したWebサイト情報のすべてをGoogle側に把握されている


 これは、検索のときに、何文字か入力すると「候補」がいくつも表示されて、そのなかの言葉を選べば入力が楽になる機能のことを指していると思われる。
 「検索」が自動的に把握されている場合もあるらしい。

 ともかく、便利な機能には、危険も伴うということか。

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●グーグル「ストリートビュー」車両、Wi-Fi経由で個人情報を誤収集
   2010年05月15日 14:38 (c)AFP/Chris Lefkow
  ドイツ中部ハノーバー(Hanover)で開催の世界最大の情報技術見本市「CeBIT」に展示された米グーグル(Google)の「ストリートビュー(Street View)」サービス用の撮影車両(2010年3月3日撮影)。

【5月15日 AFP】米グーグル(Google)は14日、同社の地図情報サービス「ストリートビュー(Street View)」用の画像を撮影する車両が、数年間にわたって、無線LANのWi-Fi(ワイファイ)から発信される個人情報を誤って収集していたと発表した。

 グーグルは、携帯端末向けのストリートビューで提供するため、2006年から無線LANのWi-Fi情報をストリートビュー車両で収集していた。しかし、セキュリティのかかっていないWi-Fiネットワークを使用する家庭もあり、そういった家庭が送信する個人情報が、プログラムのミスにより誤って収集されてしまっていたという。

 グーグルのアラン・ユースタス(Alan Eustace)エンジニアリング リサーチ上級副社長は、ドイツ・ハンブルク(Hamburg)にある情報保護局DPA(Data Protection Authority)からWi-Fiデーターの監査要請があったことを受けて、個人情報の誤収集が発覚したと述べた。グーグルのWi-Fi情報収集については、これまでドイツを中心に賛否をめぐって議論が巻き起こっていた。

 グーグルは、ストリートビュー車両によるWi-Fiネットワーク情報の収集を全面中止するとともに、これまでに集めた個人情報を破棄する準備を進めていると発表。これまでに収集された個人情報は約600ギガバイト分だった。パスワードで保護されていないWi-Fiネットワークからの個人情報が収集されていたが、ユースタス氏は「この情報をグーグル製品に利用したことは一度も無い」と述べた。

 また、ユースタス副社長は、移動する撮影車が通過した際にたまたま使われていたWi-Fiの情報だけが集められたと説明。さらに「車両内のWi-Fi機器は、1秒間に5回程度の頻度でチャンネルを自動で切り替えている」と述べ、収集された個人情報は断片的なものにとどまると語った。

 グーグルは収集した個人情報の中身については明らかにしなかったが、電子メールの内容やウェブサイトの訪問履歴などが含まれる可能性がある。グーグルによると、ストリートビュー車両がWi-Fi情報を収集していた地域は日本や米国、ドイツを含む33の国と地域。

●無線LAN情報を誤収集 米グーグル、日本でも
         2010/05/15 23:51 【共同通信】

 【ニューヨーク共同】米インターネット検索大手グーグルは14日、街並みの写真をインターネット上で提供するサービス「ストリートビュー」用に風景を撮影する車両が、日本を含む世界各国で、無線LANを経由して送られた情報を誤って集めていたと発表した。

 今月上旬にドイツ政府から問い合わせがあり、発覚したという。グーグルは撮影車両の活動を停止し、集めたデータを外部から完全に遮断したとしているが、個人情報が含まれている可能性があり、プライバシー侵害との批判も起きそうだ。

 グーグルは今後、データの消去作業の進め方などを日本の総務省など関係当局と協議して決める。

 グーグルの日本法人によると、日本では3月時点でストリートビューのサービスを少なくとも38都道府県で提供している。

 グーグルによると、ストリートビューのために風景を撮影する車両が2007年以降、道路周辺にある無線LANの基地局情報などを収集。携帯電話などを通じて提供している位置情報の精度向上が目的だった。

 その際、企業や家庭が暗証番号などを設定せずに無線通信を使用していた場合、閲覧したホームページの履歴や、電子メールなどに関するデータも一緒に撮影車に受信され、蓄積されていたとみられる。

●ストリートビューの車、手違いで個人情報収集 グーグル
      朝日 2010年5月15日13時51分

● グーグル 個人情報誤って収集
     NHK 5月15日 21時19分

● 米グーグル:無線通信網上のデータ誤って収集-街頭画像の情報集めで
         ブルームバーグ 

●グーグル「マイマップ」で個人情報流出の危険性
       2008年11月7日 読売新聞
 Googleの地図作成サービス「マイマップ」で、間違って個人情報を公開してしまうトラブルが相次いでいる。インターネット上の無料サービスは「情報共有」が目的の1つであるため、他のサービスでも誤って情報を公開してしまう可能性があるので注意したい。(テクニカルライター・三上洋)

間違って公開設定
 問題となっているGoogleマップの「マイマップ」という機能は、Googleの地図に自分で情報を書き込んでオリジナルの地図を作るもの。右の画像のように、地図上の建物などに標識をつけ、メモとして情報を書き込める。

 この「マイマップ」に個人情報を書きながら、間違って一般向けに公開してしまうトラブルが相次いで報道されている。 ・・・・

●グーグルが“店内ビュー”撮影開始、360度パノラマ表示の「おみせフォト」
       INTERNET Watch ホームページ
 グーグルは、レストランや小売店、ホテルなどの店内写真を無料で撮影するサービス「おみせフォト」を開始し、店舗オーナーからの申し込み受け付けページを12日に開設した。

 撮影した「おみせフォト」は、「Google マップ」の検索結果などにリスティングされる店舗ごとの詳細情報ページ「プレイスページ」に掲載される。当初の対応エリアは、東京、京都、大阪、神戸。

 グーグルのカメラマンによる撮影チームが店舗を実際に訪問し、店舗内を360度撮影する。特に大掛かりな照明機材などは持ち込まず、デジタルカメラと三脚により撮影するため、通常の営業時間内でも撮影可能。規模にもよるが、1時間半程度で完了するという。

 ただし、従業員や客が写り込む可能性があるため、撮影チームは、撮影中であることを示す看板を立てる。また、オーナー側でもあらかじめ従業員や客向けに告知するよう呼び掛けている。写り込んでしまった人物の顔には、グーグルの最新鋭のぼかし技術によりぼかしを入れるという。

 なお、撮影した写真は当初は1枚の写真として表示されるが、今後、写真をつなぎ合わせた1枚のパノラマ写真に加工される予定だ。

●Google、各国政府からの削除・個人情報開示要請の件数を公表
       internet.watch. 件数を公表
 削除要請件数を世界地図にプロットした図

米Googleは20日、GoogleとYouTubeに対して世界各国の政府機関から寄せられた、削除要請と個人情報開示要請の件数を公表した。

 公表したデータは、2009年7月~12月に各国政府機関から要請のあった件数。削除要請の件数が最も多かったのはブラジルの291件で、以下はドイツが188件、インドが142件、米国が123件、韓国が64件など。日本は10件未満で、中国については「?」という表記で件数が公表されていない。

 個人情報の開示要請も、最も多いのはブラジルの3663件で、以下は米国が3580件、英国が1166件、インドが1061件、フランスが846件など。日本は44件。これらの件数については、Googleが要求に応じなかった事例も含まれている。

 Googleの最高法務責任者を務めるDavid Drummond氏は、「透明性を高めることが、より少ない検閲に至ると考えている」とコメントしている。

(グーグルの公式ページから)
●透明性と選択肢
       透明性と選択肢
 Google は、ユーザーの皆さんにご信頼いただいていること、そしてユーザーのプライバシーを保護する責任が Google にあることを強く認識しています。その一環として、Google のサービスをご利用いただく際に収集する情報について、その使用目的と使用方法の周知を徹底することにより、さらなるサービスの向上に努めています。

Google は、Google のすべてのサービスにおけるプライバシーとユーザー情報の取り扱いを示した、次の 5 つのプライバシー原則を掲げています:

提供された情報は有益なサービスをユーザーに提供するためにのみ使用する。
厳しいプライバシー基準とポリシーが反映されたサービスを開発する。
個人情報の収集に透明性を持たせる。
プライバシー保護のレベルをユーザーが選択できるようにする。
保持している情報については責任を持って管理する

プライバシー センターは、Google のサービスやポリシーに関する情報をわかりやすくお伝えし、使用するサービスやその使用方法、収集される情報について、ユーザーの皆さんがより多くの情報に基づいて選択できるようにすることを目的に設置されました。


●ストリートビューを含むマップのプライバシーについて
       2009 年 9 月 4 日
Goolgle の製品およびサービスをご利用いただく場合の個人情報の取り扱いについて説明しています。さらに、次のような Google マップの特定の機能に特化したプライバシー保護の取り組みも行っています。

ストリートビューに関するプライバシーについて

このプライバシーに関する説明では、ストリートビュー特有の補足情報を記載しています。

個人情報
・・
情報の取得、取り扱い、共有、および転送
・・・
お客様の選択肢
・・・・
詳細情報
・・・・・・・


●プライバシーに関するよくある質問
          よくある質問
 Google ではユーザーのプライバシーをどのように保護していますか?

Google は、ユーザーの皆さんにご信頼いただいていること、そしてユーザーのプライバシーを保護する責任が Google にあることを強く認識しています。Google では、プライバシーの基盤となるのは、透明性と選択の自由だと考えています。

ユーザーが自分自身のプライバシーについて十分な情報を得て意思決定ができるように、Google のサービスを利用するとどのような情報が収集され、その情報をどのように使用してサービスを向上させているかについて周知を徹底します。

また、Google や他のユーザーに提供する情報を、できる限りユーザー自身が選択できるようにしています。

Google がログ データを保持しているのはなぜですか?
・・・・・・・・・
匿名化される前の検索エンジンのログが保持されているのはなぜですか?
・・・・・
Google の検索結果から自分自身に関する情報を削除するにはどうすればよいですか?
・・・・・

Google では Cookie を使用していますか?
・・・・・・・・・

各国のプライバシーに関する法律の内容が異なる場合は、どのように対応しますか?
・・・・・・・・・・・・

プライバシーに関する質問や苦情がある場合は、Google のどこに連絡すればよいでしょうか?


●Googleの個人情報管理のあり方を再検証する
あなたのプライバシーは適切に保護されているか

       computerworld 2009年06月05日
Googleが提供する製品やサービスは日々増強され、複雑化している。その一方で、次々に登場するサービスの利用により生み出されるプライバシー情報は驚異的な量に膨れ上がっており、その利用の形態も進化しつつある。

 すでに、プライバシー情報の保護や利用ルールの透明性の確保は、従来のプライバシー・ポリシーの枠組みでは十分にカバーしきれなくなっているのも事実である。本稿では、Googleのプライバシー管理の現状を明らかにし、そのあるべき姿についてあらためて検証してみたい。

積され続ける膨大なデータ
 「Googleには母親よりもプライバシーを知られている可能性がある」――この発言は、最近、米国EFF(Electronic Frontier Foundation:電子フロンティア財団)の上級弁護士、ケビン・バンクストン(Kevin Bankston)氏が筆者に語ったものである。

 数年前なら突拍子もない内容だと一笑に付されたかも知れない。しかし、次々に発表されるGoogle製品を使用するユーザーならば、バンクストン氏の発言は大いに気になるに違いない(ちなみに筆者も多数のGoogle製品を使用している)。

 プライバシー擁護団体や政策担当者が、一般的なオンライン・プライバシーについて、Googleを名指しで警戒する理由は簡単だ。Googleの検索エンジンを使用すると、Googleの広告サービスを利用するパートナーのWebサイト上でのユーザーの行動とともに、ユーザーの検索内容もGoogleに筒抜けだからだ。

 例えば、Chromeブラウザの利用者は、アドレス・バー「Omnibox」に入力したWebサイト情報のすべてをGoogle側に把握されている。


【コラム】Google上でプライバシーを守る6つの方法
 Googleのサービスを利用するにあたり、ユーザー自身の手でプライバシーを守るにはどうすればよいのだろうか。Googleサイト内を探せば、オンラインでのプライバシーを守る方法をたくさん用意していることがわかる。ここにその6つの方法を紹介する。

【1】プライバシーにかかわる利用者の権利を知る
 Googleプライバシー・センターを利用するとよい。このサイトにはGoogleのすべてのプライバシー・ポリシーと、各製品のプライバシーに関するベスト・プラクティスが説明されている。
・・・・

【2】利用サービスのコンテンツを保護する
 Picasa Web Albumsにアップロードする写真データなど、Googleに蓄積されるコンテンツは初期設定で「一般公開」になっていることが多い。そのため、写真などをアップする際に適切なチェック・ボックスを選択することによりプライバシーを保護する必要がある。

 Picasa Web Albumsにコンテンツをアップロードする際には「一般公開」(初期設定)のほかに、「限定公開」、「閲覧するにはログインが必要」を選択できる。
・・・

【3】Chromeブラウザの提案機能をオフにする
画面3:Chromeの候補提案機能
 Chromeでは、Googleサジェスト機能を使って、検索エンジンのクエリ・バーを兼ねたChromeのアドレス・バー「Omnibox」に文字をタイプする際に、どのURLを打ち込もうとしているかを自動的に推測してくれる。
・・・  このサービスは初期設定ではオンになっている。利用を中止するには、「設定」「オプション」と進み、「高度な設定」タブの「プライバシー」内にある「検索キーワードの候補を表示して入力をオートコンプリートする」のチェックボックスをオフにすればよい。・・・

【4】Web履歴を停止する
 最初にGoogleアカウントを作成した際に、Personalized Searchとも呼ばれるWeb履歴のオプションをオンにしている場合がある。これがオンの状態だと、Google側に「個別の」検索履歴が残される可能性がある。
・・・

【5】「興味/関心に基づく広告」を拒否する
 記事執筆時点では、GoogleとAdSenseネットワークのサード・パーティは(検索時の)文脈情報のみならず、過去に閲覧されたWebページの履歴を利用して、ターゲティング広告を配信している。この手法は、よりユーザーの興味に沿った広告を配信することを目的としている。
・・・

【6】GmailにSSLを追加する
 Gmailで送受信するメールを暗号化できる。・・・



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