そろそろ年末で、ブログも今年の整理をしていきたい雰囲気になりつつある。
一つは、安倍氏による憲法改正の話。
結局今年のうちの自民党憲法改正案の臨時国会提出はなくなったわけだけど、あっさりと安倍氏が強気を撤回した背景、真意、作戦ななども気になるところ。
そこで、今朝は幾つかを見ておく。
★≪自民の改憲案提示「先送り」は衆参ダブル選への布石なのか/日刊ゲンダイ 2018年12月08日≫
また、自民党内の状況に関して、
★≪公明党議員も出席した日本会議イベントで、より明確になった安倍の「公私混同」改憲/ハーバービジネス 2018.12.14≫
この後についてみていくために、幾つかを振り返って記録するほか、次も留めておく。
●安倍首相の改憲発言連発に与党内から苦言「自重された方がいい」 船田元・改憲本部長代行/アエラドット 2018.9.14
●安倍首相「改憲前のめり」で自公連立にきしみ 公明党の「錨(いかり)」が「怒り」に変わる時/東洋経済 2018/10/31
●着々と進む改憲への青写真!? 自民党は公明党との事前調整を断念するも、野党第2党・国民民主党の玉木雄一郎代表は、改憲国会協議に積極的な構え!? /IWJ編集部 2018.10.8
●自民党内で進む過剰同調と異様な雰囲気~ 改憲問題対策法律家6団体連絡会による「自民党憲法改正案の臨時国会提出に断固反対する法律家団体の緊急声明」/IWJ編集部 2018.10.26
●任期中実現に黄信号、安倍改憲に「断念宣言」/東洋経済オンライン 2018年12月12日
●皇室と安倍首相は? 新天皇と安倍晋三首相の間に憲法改正をめぐる緊張関係か/NEWSポストセブン 2018年12月23日
●安倍は改憲強行を諦めてない! 自民党改憲推進本部で「護憲派を敵とみなし名指しでネガキャンせよ」の議論/リテラ 2018.12.09
なお、今朝6時の気温はマイナス2.3度。外は寒そうなので、ウォーキングはお休みにした。もう、エアコンでは室内の暖かさを維持できそうにないので、今日は、薪ストーブを定位置にセットしようと思った。
昨日11月28日の私のブログへのネットのアクセス情報は「閲覧数3,374 訪問者数1,086」。
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●安倍首相の改憲発言連発に与党内から苦言「自重された方がいい」 船田元・改憲本部長代行
アエラドット 2018.9.14
20日の投開票に向けて、自民党総裁選で安倍晋三首相が憲法改正への意欲を繰り返し明らかにしている。10日の演説では、「憲法にしっかりと日本の平和と独立を守ることと自衛隊を書き込んで私たちの使命を果たしていこう」と訴え、当選すれば次の任期中に改憲を実現するための準備を始めるつもりだ。
一方、行政の長である安倍首相が憲法改正に関する発言を続けていることに、与党内から懸念する声も上がっている。
自民党の船田元・党憲法改正推進本部長代行は、安倍首相の一連の発言に対してAERA dot.の取材に「自重された方がいい」と苦言を呈した。その理由は、・・・(略)・・・
●安倍首相「改憲前のめり」で自公連立にきしみ 公明党の「錨(いかり)」が「怒り」に変わる時
東洋経済 2018/10/31 泉 宏 : 政治ジャーナリスト
臨時国会での与野党論戦が激しさを増す中、与党・公明党の「立ち位置」が永田町の注目を集めている。安倍晋三首相は10月24日の所信表明演説や29日からの衆参両院での各党代表質問で、自衛隊明記を軸とする憲法改正実現への強い意欲を繰り返した。だが、野党だけでなく与党の公明党が慎重姿勢を変えないため、首相サイドはいらだちを隠さないのだ。
史上最長政権を視野に入れる首相にとって、憲法改正実現は自らの悲願であるとともに、政権にとっての「最大のレガシー(遺産)」ともなる。来夏の参院選での自民苦戦が予想されるだけに、首相が改憲の早期実現に向けて「前のめりになるのは当然」(側近)とされるが、政権を支えてきた公明党の存在が「越えがたい壁」となりつつある。今後の展開次第では「連立崩壊の危機」(公明幹部)にもつながりかねない状況だ。
・・・(略)・・・
●着々と進む改憲への青写真!? 自民党は公明党との事前調整を断念するも、野党第2党・国民民主党の玉木雄一郎代表は、改憲国会協議に積極的な構え!?
IWJ編集部 2018.10.8
「在庫一掃」「閉店セール内閣」など、第4次安倍改造内閣に批判が集まる中、その裏では改憲への準備が着々と進んでいるようだ。
・・・(略)・・・
●自民党内で進む過剰同調と異様な雰囲気~ 改憲問題対策法律家6団体連絡会による「自民党憲法改正案の臨時国会提出に断固反対する法律家団体の緊急声明」
IWJ編集部 2018.10.26(取材:阿部洋地 文:八重樫拓也)
2018年10月26日(金)に、衆議院第二議員会館で、改憲問題対策法律家6団体連絡会による「自民党憲法改正案の臨時国会提出に断固反対する法律家団体の緊急声明」記者会見が行われた。
・・・(略)・・・
●任期中実現に黄信号、安倍改憲に「断念宣言」
東洋経済オンライン 2018年12月12日
盛り場にジングルベルが鳴り響く年の瀬、与野党対立で混乱した臨時国会が10日、会期を延長せずに閉幕した。土壇場までもめた改正出入国管理法をはじめ生活関連の重要法案が軒並み成立した一方、安倍晋三首相が強い思い入れで自民党に指示した憲法改正のための自民党改憲案の国会提示は、年明けの通常国会以降に持ち越した。
この結果、首相が狙う通常国会での改憲発議の可能性は消え、首相が公約した「2020年の新憲法施行」も困難になったとみられている。
首相の悲願達成へ落とし穴となったのは、皮肉にも自民党総裁選3選後の党・内閣人事で首相が敷いた「改憲シフト」だった。首相は、与野党の改憲協議の舞台となる衆参両院憲法審査会を動かすため、要所に最側近を配置した。それが立憲民主党など主要野党の反発を呼び、側近の失言も追い打ちとなって「臨時国会での改憲戦略の誤算」(自民国対)につながった。
・・・(略)・・・永田町では「衆参両院での改憲勢力3分の2を背景とした次期通常国会での改憲発議の”断念宣言”」(自民幹部)との受け止めが大勢だ。
これに先立って衆院憲法審査会は10日、臨時国会での初会合を開き、改憲に関する国民投票法改正案の継続審議を決めた。自民党改憲案の国会提示は見送り、短時間で散会した。
●公明党議員も出席した日本会議イベントで、より明確になった安倍の「公私混同」改憲
ハーバービジネス 2018.12.14 菅野完
日本会議のフロント団体である「美しい日本の憲法をつくる国民の会」全国大会
臨時国会の閉幕をうけて記者会見を行った安倍首相は
“私は、憲法改正について、国民的な議論を深めていくために一石を投じなければならないという思いで、2020年は新しい憲法が施行される年にしたいと申し上げましたが、今もその気持ちには変わりはありません”
と、発言した。(参照:首相官邸 成30年12月10日安倍内閣総理大臣記者会見)
・・・(略)・・・しかし、どの報道をみても見落とされているポイントが一つある。
安倍首相の発言の中にある
“2020年は新しい憲法が施行される年にしたいと申し上げましたが”
の一言についてだ。
安倍はいつ、どこで「2020年改憲」に言及したのか?
ここで安倍首相は、あたかも「2020年に改憲したい」という自分の目標を何度も繰り返してきたかのような口ぶりで、この一言を発している。だが、安倍首相の「2020年改憲プラン」は、国会の議事録や自民党内の議論の形跡をどう掘り返しても、公の場で語られた形跡が一切ないのだ。
首相の口から「2020年に改憲したい」という発言が出るのは、この記者会見で三度目。最初は2017年5月3日、日本会議が開催する「民間憲法臨調」なるイベントでの発言。二度目は同年6月5日に公表された、読売新聞のインタビュー記事のなかにおいてだ。
2020年改憲プランを何度も口にしてきたかのように嘯く首相だが、その実、このプランを、内閣総理大臣として国会の場で語ったり、あるいは自民党総裁として自民党の会合で語った形跡は一切ない。
・・・(略)・・・
内閣総理大臣としても、あるいは、自民党総裁としても、公の場や正式の場で語られたことがない「2020年改憲プラン」なるものが、あたかも「首相の悲願」かのように扱われ、それを忖度し、一切の疑義を挟まず改憲に向けて歩みを進めることが何よりも重要であるかのように、「既成事実」として取り扱われているのだ。
・・・(略)・・・
公明党の魚住裕一郎議員も参加した日本会議改憲イベント
首相周辺が騒ぐ目下の改憲作業には、とかくこの「公私混同」がついてまわる。
12月5日、日本会議(厳密にはそのフロント団体である「美しい日本の憲法をつくる国民の会」)は東京・砂防会館において、「待ったなし!憲法改正の国会論議 全国大会」なるイベントを開催された。
・・(略)・・・
●皇室と安倍首相は? 新天皇と安倍晋三首相の間に憲法改正をめぐる緊張関係か
NEWSポストセブン 2018年12月23日 16時0分
・・・(略)・・・
通常、世界各国で与党は憲法を守り、野党は政権交代して憲法を改正することをめざします。ところが日本は与党が憲法改正、野党が護憲とねじれている。ゆえに結果として、憲法を守ろうとする天皇と、憲法を変えたい首相の間に緊張関係が生じます。
即位後、新天皇がどれくらい護憲のニュアンスを打ち出すのか。それに対して安倍首相はどのような姿勢を示すのか。新しく即位される天皇の「お言葉」が注目されます。
・・・(略)・・・
●自民の改憲案提示「先送り」は衆参ダブル選への布石なのか
日刊ゲンダイ 2018年12月08日
改憲案提示の先送りは周到に練られたシナリオなのか――。
自民党は、この臨時国会で、自衛隊明記など改憲4項目を憲法審査会に「提示する」ことを予定していた。憲法審の定例日は木曜だが、今国会で最後のチャンスだった6日の開催は見送られた。そのため、「改憲発議は遠のいた」「来年1月召集の通常国会での提示を目指す」などと報じられている。
・・・(略)・・・
通常国会の召集は1月下旬になる見込み。参院選は7月4日公示、同21日投開票の日程が有力だ。自民党の甘利選対委員長は1日、大津市での党会合で、衆参同日選について「何があってもいいように備えてほしい」と呼びかけていた。衆参同日選の可能性は高まっている。
・・・(略)・・・川上氏は、改憲反対派を名指しで批判するなどのネガティブキャンペーンが効果的だと講演。「改憲派も何らかの『敵』をつくり、国民の不安や怒りを覚醒させる必要がある」と話したという。
・・・(略)・・・ 敵をつくって攻撃するネトウヨ手法の改憲なんて、日本の汚点になるだけだ。
●安倍は改憲強行を諦めてない! 自民党改憲推進本部で「護憲派を敵とみなし名指しでネガキャンせよ」の議論
リテラ 2018.12.09
・・・(略)・・・しかし、これで改憲のリスクが遠のいたわけではない。むしろ、任期中に何が何でも成し遂げたいとする安倍首相は、今後、ますます強引かつ危険なやり方で改憲を推し進めていくだろう。
・・・(略)・・・5日の自民党憲法改正推進本部の会合で・・・(略)・・・〈投票に向けて改憲派も反対派を敵と位置付け、名指しで批判するなどネガティブキャンペーンが必要と説いた〉というのだ。会合で配られた資料には「改憲派自身も何らかの『敵』を作り、国民の不安、怒りなどを覚醒させるしか方法はない?」などと記されていたという。
・・・(略)・・・
ようするに、自民党はメディアを通じて、護憲派を「敵」として攻撃するキャンペーンを行おうという算段らしい。有権者である国民を「敵」扱いするとは、呆れてものも言えないとはこのことだが、振り返れば、安倍首相は第二次政権以降、朝日新聞などのリベラルメディアをバッシングし、政権に批判的な報道番組などに圧力をかけることで、一部マスコミと国民との「敵対構造」を先導し、自らの支持に結びつけてきた。同じことを、今度は護憲派に対してやろうということだろう。
・・・(略)・・・
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