日本製のパソコンゲームソフトは人気だという。
「任天堂」は、この不況の時代に、「最高益を更新」と先日の公表。
それら堅実派はともかく、日本の弱小のソフト会社が作った、
女性3人をレイプして妊娠や中絶をさせる内容のゲームを
海外で売り出したところ批判が集中。
連休前ころだったか、そんなニュースが流れていた。
最初は強気だった会社も、販売に中止に。
まさに、インターネット時代のできごと。
先日はこんな騒動も。
男は家畜扱い!?
女尊男卑な内容で非難ごうごうの「男の子牧場」
それ自体は批判されて当然のゲームとしても、日常的に「男尊女卑」の日本社会で「女尊男卑」を持ち出すとは・・・
5月8日◆日本製「性暴力ゲーム」欧米で販売中止、人権団体が抗議活動
12日◆性暴力ゲーム、ネット販売中止
13日◆性暴力ゲーム、規制議論を
13日◆豚インフルエンザが主題のゲームは許されるか--問われる「ニュースゲーム」の是非
15日◆まんたんプレス:ゲームでマンガでドラマで…「裁判員制度」を疑似体験
15日◆男は家畜? 婚活サイト「男の子牧場」に批判殺到
16日◆男性を家畜扱い「男の子牧場」開始2日で存亡の危機
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●日本製「性暴力ゲーム」欧米で販売中止、人権団体が抗議活動 2009年5月8日03時02分 読売新聞
少女を含む女性3人をレイプして妊娠や中絶をさせるという内容の日本製のパソコンゲームソフトに海外で批判が高まっている。
日本での販売中止を求める抗議活動を国際人権団体が始めた。このゲームは2月に英国の国会で問題になり、ビデオ・書籍のネット販売大手「アマゾン」が扱いを中止した。しかし、児童ポルノなどの規制が緩い日本では今でも流通している。
このゲームは、未成年と見られる女子2人とその母親を電車内で痴漢した後にレイプし妊娠や中絶をさせるまでを、コンピューターグラフィックスを使った画像で疑似体験するという内容。横浜市のゲームソフトメーカーが2006年に売り出した。
今年に入り海外の人権団体で問題視されるようになり、英国ではこのゲームをアマゾンで入手できることに驚いた国会議員らが同国内での流通に反対する動議を提出した。こうした動きが英国などのメディアで報じられ、英国アマゾンは2月にこのゲームの取り扱いを中止。米国のアマゾン本社も取り扱いの中止を公表した。
しかし、日本では児童ポルノなどの法規制が緩く、日本の「アマゾン・ジャパン」は最近、このゲームの販売を中止したが、ほかの通信販売では今も入手できる。
抗議活動を始めた国際人権団体「イクオリティ・ナウ」(本部・ニューヨーク)は「女性や少女への暴力をテーマにした産業が日本で高収益を上げ、『ロリコン』と呼ばれる少女の児童ポルノ市場も巨大化している」との声明を発表。「日本政府はなぜレイプを奨励するかのようなゲームの流通を止めないのか」と政府の対応にも批判を向ける。
同団体は6日、このゲームを含むレイプ、監禁などの性暴力ゲームの制作会社や販売会社、麻生首相ら日本政府の要人らに抗議文を出すように、160か国の会員3万人に呼びかけ始めた。国内の人権団体の関係者なども、こうした活動を機に、販売会社などへ働きかけを行っている。
このゲームのメーカーは、「この商品は業界で作る自主審査機関を通っており、国内向けに販売しているもの。海外の団体からの抗議は承知しておらず、コメントのしようがない」と話す。販売本数は明らかにしていない。
◆児童ポルノ 18歳未満の児童を性的に描いた画像で、児童買春・児童ポルノ禁止法では製造や販売などが禁止されている。しかし、個人がパソコンなどを通じて入手する単純所持は禁じられていない。また、アニメや、コンピューターグラフィックスを使ったゲームなどのバーチャル(仮想的)なポルノは製造販売も禁止されていない。日本の規制の強化を求める声が上がっている。
●性暴力ゲーム、ネット販売中止 2009年5月12日 読売新聞
少女を含む女性3人をレイプするという内容の日本製ゲームソフトに対する抗議活動を、国際人権団体「イクオリティ・ナウ」(本部・ニューヨーク)が始めたのを受けて、問題のゲームを製造する横浜市内のゲームソフトメーカーが、この商品のネット販売を取りやめたことがわかった。
このメーカーは、問題のパソコン用ゲームを2006年から販売。しかし、抗議活動が今月6日に始まった後、8日から問題の商品のホームページへの掲載とネット販売を取りやめたことを明らかにした。同社の担当者は「今後の販売などについて、現段階ではコメントはできない」としている。
また、書籍・ビデオなどのネット販売大手「アマゾン・ジャパン」も、4月下旬にこの商品の販売中止を決めたことを公式に認めた。広報担当者は「社内の方針やガイドラインに沿って判断した。個別の商品についてのコメントは差し控えたい」と話している。
アマゾンは、米国の本社や英国アマゾンなどが2月にこの商品の取り扱いをやめており、日本では販売を続けていることに批判が起きていた。
「イクオリティ・ナウ」の理事で弁護士の角田由紀子さんは、「日本ではポルノが一般市民の生活の場にもはんらんし、なかでもレイプものが多いことで、数年前から海外の人権団体が問題視していた」と指摘。国内向けに製造されたゲームでも、インターネットで海外へ流出する時代だけに、「国内だけの問題ではなくなっている」と話す。
●性暴力ゲーム、規制議論を 2009年5月13日 読売新聞
少女らをレイプして妊娠・中絶させる内容の日本製のゲームソフトに、国際人権団体「イクオリティ・ナウ」が抗議活動を始めたのを受け、横浜市のメーカーや大手販売サイトがこのゲームの販売を取りやめた。
ただ、女性を監禁してレイプする同種のゲームは国内で多く出回っており、専門家は「このゲームは氷山の一角」と指摘している。
同種ソフトネットで大量流通
問題のレイプゲームは、横浜市のゲームソフトメーカーが制作し2006年から販売していた。未成年とみられる少女2人とその母親を地下鉄車内で痴漢した後、監禁し、妊娠や中絶に至るまでを疑似体験するというパソコン用ゲーム。暴行を重ねるほど得点が得られる仕組みで、レイプという犯罪をゲームとして楽しむ内容が、英国の国会でも問題視された。
「イクオリティ・ナウ」の理事で弁護士の角田由紀子さんは、「メーカーが販売を中止したことは歓迎するが、特定のゲームだけが問題なのではない。類似の商品が多い状況は変わらない」という。
レイプなどの女性への性暴力を繰り返すゲームは、ほかにも大量に流通している。問題となったゲームが抗議活動のターゲットとなったのは、「タイトルに『レイプ』という言葉が含まれていて、外国人にも内容が一目りょう然だったため」と、福島大准教授の中里見(なかさとみ)博さんはいう。
パソコン用ゲームのメーカー235社が加盟する一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構(東京)は、1992年から加盟社が製造・販売するゲームソフトの自主的な審査を行っている。審査で問題のある表現が見つかった場合は、機構がメーカーに削除や修正を指導するが、問題のゲームはこの審査をパスして販売されていた。
同機構は審査基準を公表していないが、「刑法や児童買春・児童ポルノ禁止法など関係法令に抵触しないようにしている。加えて、社会的な許容範囲を超えないよう自主的に規制している」と説明する。
ただ、性暴力を扱った商品が問題となることがこれまでにもあり、「どういう自主規制をすれば社会的に許容されるか、検討すべき課題だと思う」とする。
インターネットで国を越えて情報が流通するなか、子どもを性的に描写した児童ポルノの扱いが国際的な問題になっており、米国や英国などは漫画やコンピューターグラフィックス(CG)の画像なども含めて製造や販売を禁止している。一方、日本ではCGを使ったパソコン用ゲームなどのバーチャル(仮想的)なポルノは禁止していない。
児童ポルノなどの問題に詳しい日本ユニセフ協会の中井裕真さんは、「かつては裏の世界で流通していたものが、インターネットでオープンに売買されるようになり、子どもの目にも簡単に触れるようになった。特殊な世界の話ではなくなっており、規制のあり方について広く議論する必要がある」と指摘する。
(5月22日 追記 性暴力は 個人の大脳内での妄想と、合意のうえでの少人数のなかでだけ 正当化される / ハラナさん)
●豚インフルエンザが主題のゲームは許されるか--問われる「ニュースゲーム」の是非
文:Daniel Terdiman(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル、編集部 2009/05/13 08:00
ここに難題が1つある。豚インフルエンザのような大流行する可能性のある病気をめぐって、世界中が混乱状態に陥っているときに、その問題をからかってやりたいと思っている人は、どうしたらいいのだろうか。
Jude Gomilla氏とImmad Akhund氏にとってその答えは、2週間ほど前に一晩だけ徹夜をすることだった。その夜、この2人のサンフランシスコ在住の起業家は、「Swinefighters」という大人気になったFlashゲームを作成した。
Swinefightersでは、プレーヤーは巨大な注射器を振りかざし、マスクを着けた医者の格好をしていて、あざ笑う豚の姿をした凶暴なウイルスを全滅させる任務を負っている。注射器で豚を打つとその豚は死ぬ。目標は、20秒間にできるだけ多く豚を退治することだ。Swinefightersでは、全プレーヤーが退治した豚型ウイルスの総数が表示されるため、このゲームが公開されてから合計で約1450万個のウイルスが退治されていることが分かる。
こうした種類のゲームは、Swinefightersだけではない。実際にここ数カ月で、「ニュースゲーム」と呼ばれるものが急増している。これは、ごく最近の世界中を駆けめぐった大ニュースをもとにした、Flashベースのちょっとしたゲームのことだ。こうしたニュースゲームでは、George W. Bush前大統領が靴を投げつけられた事件や、US Airways 1549便の不時着水事故、英国の金融救済策、そしてBritney Spearsが坊主頭にしたことにまで風刺の対象とされている。そして次に登場するのは、Bernard Madoff氏のスキャンダルをパロディー化したゲームで、数日中に公開の見込みだ。このゲームでは、プレーヤーは自分自身のねずみ講を運営することができる。
George W. Bush前大統領が靴を投げつけられた事件をもじったゲーム。
提供:Flashgressive
ニュースゲームは問題か
こうした前提は、問題があるという域を越えているとする人もいるかもしれないが、ゲームを作成した人々は(当然のことながら)どんな社会的タブーも破っていないと考えている。
「わたしにとっては、それは少しおかしなことだ。このようなゲームの趣旨は多くの場合前向きなものなのに、問題があると考える人がいるからだ。ほとんどのものは、ユーザーがなりたいと思っているものを表現している。ユーザーは、飛行機を着陸させるヒーローになったり、ウイルスをやっつけたりしたいと考えているが、(自分自身では)政治的決断ができない。(だから)ばかげた方法で、ゲームをして欲求不満を発散することができるのだ」(Gomilla氏)
Swinefightersでは1500万個近いウイルスが退治されている。
提供:HeyZap
ほかには、憤慨している人々は論点がずれているか、過剰に反応していると感じている人もいる。結局のところ、誰も空飛ぶデジタルの靴で傷ついてはいないのだ。
(このあと続編4まであり) « 1 2 3 4 » Page 1/4
●まんたんプレス:ゲームでマンガでドラマで…「裁判員制度」を疑似体験 毎日新聞 2009年5月15日
<サブカルチャーの最前線>
アニメ、マンガ、ゲームなどのサブカルチャーの話題をを紹介する「まんたんプレス」。今回は、21日から始まる裁判員制度をテーマにしたゲームやマンガ、ドラマをまとめてみた。
バンダイナムコゲームスは制度が始まる21日、「有罪×無罪」を発売する。元検事総長の松尾邦弘さんの監修で、本物さながらの裁判でのやり取りを携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」で体験。
プレーヤーは、裁判員の一人となって、証拠調べや証人尋問、被告人質問などを進め、他の裁判員と評議し、事件の真相を推理して有罪か無罪か、有罪なら懲役何年かの量刑やその理由を決めて判決を下す。その後、真相究明の度合いが表示され、それが低ければ真相へのヒントが示され、再度挑戦できる。「大学教授保険金殺人事件」や「泥酔社長危険運転致死事件」など四つのシナリオが用意されている。
エンターテインメント性が高いのが、D3パブリッシャーの「THE裁判員」だ。通り魔事件の犠牲となり、裁判所に居座る霊となった青年が、成仏するために裁判員に乗り移り、ほかの裁判員や裁判官を説得して多数を取って正しい判決を目指す。同社は「小説を読む感覚で気軽に楽しめる」としている。
実用性が高そうなのは、タカラトミーの「もしも!?裁判員に選ばれたら…」。四宮啓・早稲田大大学院教授の監修で、裁判員制度の知識を得られる。制度の仕組みの解説や法律用語の辞典も備え、「人の一生を裁く準備ができていますか?」というキャッチフレーズにドキッとさせられる。
◇娯楽性高いものや実用的な作品まで
マンガでは、「ジキルとハイドと裁判員」(画・森田崇、脚本・北原雅紀)が「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載されている。若く良心的な裁判官・辺見直留(へんみじきる)が、「ハイド」という謎の存在にとりつかれ、32日分の寿命と引き換えに被告人の真実を知ることができるようになり、間違った裁判を修正するため、裁判員をだますという異色の設定だ。
女性監察医が主人公の「きらきらひかる」や、刑務官と死刑囚の交流を描いた「モリのアサガオ」など司法をテーマにした作品が多い郷田マモラさんが描く「サマヨイザクラ」(双葉社)。会社を内部告発しようとして、陰湿ないじめに遭い、ネットカフェ難民になってしまった相羽が裁判員に選ばれ、主婦3人を殺害した事件を担当する。
被告の鹿野川は、相羽と同じアニメファンの引きこもり青年で、被害者3人を中心とする地域のいじめにあっていた。弁護人はいじめという「集団の悪」が原因と主張し、死刑回避を求め、相羽はよく似た境遇の被告に共感を持ちながら、苦悩するというストーリー。ほかの裁判員や裁判官、弁護士や検察官の背景も丁寧に描かれ、「守秘義務違反」など制度の課題も指摘している。
・・・
☆「まんたん」とは・・・・
●男は家畜? 婚活サイト「男の子牧場」に批判殺到 ZAKZAK 2009/05/15
ブサメン、貧乏の“品定め”
サイバーエージェントが13日に開設した女性向け婚活(結婚活動)情報サイト「男の子牧場」に批判の声が寄せられている。男性を家畜に見立て評価するサイトの形式に「男性差別だ」などの意見が殺到、同社は広報担当者のブログで釈明するとともに、サイト名の変更を検討していることを明らかにした。
「男の子牧場」は、婚活中の女性が、友人からの紹介による恋人・結婚相手探しを望んでいるとの調査結果に着目。交友のある男性を仮想の「牧場」に登録し、女性同士が紹介し合う。また「牧場」には縦軸と横軸が設けられ、「イケメン←→ブサメン」「ボンボン←→貧乏」などのキーワードを設定して男性を“品定め”できる。
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●男性を家畜扱い「男の子牧場」開始2日で存亡の危機 ZAKZAK 2009/05/16
男は家畜扱い!? 女尊男卑な内容で非難ごうごうの「男の子牧場」(クリックで拡大)
婚活ブームを受けて登場した、女性限定の“オトコ情報”共有モバイルサイト「男の子牧場」に非難が殺到している。会員になった女性が、友人や知人男性の写真とプロフィルを勝手に登録し、その情報を会員同士で共有するというサービスだが、登録した男性を牧場の馬や牛、羊に見立てていることから、「男を家畜扱いするな」「人権問題だ」といった怒りの声がわき上がっているのだ。「牧場」は開始わずか2日で、存亡の危機に立たされている。
「男の子牧場」はインターネットサービス大手の「サイバーエージェント」(藤田晋社長)が13日に開設した。女性限定の会員制携帯コミュニティーサイト(SNS)で、現在の利用は無料だが、将来的に課金制も導入して収益化を図るとしている。
会員の女性は、身近にいる男性の写真やプロフィルを携帯電話からサイトに投稿。「草食系/肉食系」「硬派/軟派」「ムキムキ/華奢」「長男/三男」「ボンボン/貧乏」などとカテゴライズされた「仮想牧場」の中で、男性を牛や馬、羊に見立てて分類したうえで“放牧”する。牛や馬にされた男性の情報は、登録者が友達登録をした女性会員の間で共有(閲覧)できる。
この無神経なサービスには、当然ながら多くの男性が激怒。広報担当者のブログには、「配慮が足りないのでは?」「法務局に通報しました」といった批判コメントが殺到する事態となった。
男性のみならず、女性学の専門家もあきれ返っている。「ジェンダーで学ぶ社会学」(世界思想社)の著者で女性学者の小川真知子さんは「女性学の観点からみても、すべてにおいてセンスがなさ過ぎ」とバッサリ。
「名称やサイトのつくりはいかにもお遊び的なのに、実在する男性の顔写真や個人情報が公開され、人格まで勝手に判定されている。そのギャップは理解に苦しみます。本気で婚活する女性もバカにしたサービスです」
・・
もし、これが男女逆だったら「名称変更」どころの騒ぎではないだろう。女性の人権問題に詳しい元参院議員の田嶋陽子さんも「(批判した)男性のおっしゃることはごもっとも。サイバー社は一刻も早く対応すべきです」と語る。
しかし、一方で「女性は昔からオトコに品定めされる家畜同然の扱いを受け続けています。今回の件に痛みを感じた男性は、これを良い機会として、女性たちの痛みも知ってほしいですね」とクギを刺すことも忘れなかった。
(5月19日 追記) ●男の子牧場:「お騒がせしたことを反省しております」 サービス停止を発表 2009年5月18日 毎日
サイバーエージェントは18日、結婚相手を探す「婚活」中の女性向けの携帯電話用サービス「男の子牧場」のサービスを停止すると発表した・・・・
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