いきいきセカンドステージ【寺町 知正さん】
作付け計画 連作避けて2008年01月09日】
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私には年賀のあいさつをする習慣がない。それでも年明け早々には、その年をどう過ごすかを考える。
畑や農作業をするにも、冬の間に年間の野菜の作付け計画をイメージしたい。そこで注意すべき基本は、同じ仲間の野菜を同じ場所で続けて作らないこと。同種の野菜を続けて作ると連作障害があるからだ。
1年間は空けた方がいいのはキュウリ、インゲン、カブなど、5年間程度は空けた方がいいのはトマト、ナス、スイカ、エンドウなど。面白いことに、数年間なら続けた方が良く、連作の害が出にくい種類もある。サツマイモ、カボチャ、ニンジン、タマネギ、ダイコンなどだ。
輪作といって、野菜の連作障害を積極的に回避するなどの目的で、特定の組み合わせや順序を選んで作ることもある。何種類かを混ぜて作る混作や間作という方法もある。ただし、野菜の組み合わせには相性があり、中にはマイナスの組み合わせもある。
これらの情報は広く出ているから、本やインターネットで調べるとか、種苗店で聞くなどもプチ農家の仕事の一つ。トマトなどの病気に敏感な作物でも、連作障害を避ける裏技的な栽培方法もあるから、春の植え付け前に紹介したい。
この連載で土作りのことを書いたら、「畑でいつも何か作っていてできない」と話してきた人がいた。輪作にしても、連作障害対策にしても、土作りでも、十分な土地がある場合を除けば、何年かかけて自分のイメージで好ましい状況に持っていくのが作付け計画。もちろん計画通りにいかないのも常で、臨機応変も現場の楽しみの一つだ。
次は、地球温暖化に伴う作付け時期の修正について触れたい。 |
原因はわかりましたか?
寒さ厳しい中、お大事にしてください。
トマトの連作は良くないんですか・・・。
私の狭い畑では難しいです。
> 寒さ厳しい中、お大事にしてください。
⇒ご心配やらお見舞いやら、ありがとうございます。
>トマトの連作は良くないんですか・・・。
私の狭い畑では難しいです。
⇒それを上手に作るんだからたいしたものですね。
簡単なトマト連作対策を近いうちに紹介しようと思っています。春の植え付けより前には(笑)