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てらまち・ねっと



 以前も採りあげたけど、隣の韓国の首都ソウルで市長が交代する可能性があった。
 しかも、来年の大統領選や総選挙への影響が必至ということで、節目の状況。

 「今回のソウル市長補欠選挙は、小中学生の全面的無償給食に対する賛否を問う投票結果に対する責任を取る形で呉世勲(オ・セフン)市長が辞任したため、突然実施された。」(東亜日報)
   (関連エントリー 2011年8月25日ブログ⇒ ◆ソウルの学校給食/住民投票/野党側は全児童・生徒、市長案は所得の低い方から50%

 先日、10月26日に実施されたその選挙。
      「無所属候補がソウル市長に当選…政党政治に津波」などとされている。
   勝因は、民意とかけ離れた抗争を続ける政党への不信感に加え、ひたすら成長を追求してきた首都の市民たちが「生活の質」に目を向け始めた結果といえる。  (朝日)

 このような結果や流れをみると、おのずから、来年は今の大統領の与党は交代か、そんな予測も出てくる。
 ということで、報道をみた。

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●ソウルの有権者、政党不信鮮明 新市長に野党系無所属
         朝日 2011年10月27日22時57分
26日に投開票されたソウル市長選は、既成政党と距離を置いて無所属を貫いた朴元淳(パク・ウォンスン)氏が当選した。勝因は、民意とかけ離れた抗争を続ける政党への不信感に加え、ひたすら成長を追求してきた首都の市民たちが「生活の質」に目を向け始めた結果といえる。

 朴氏は野党側の統一候補として立候補した。だが、最大野党の民主党関係者は27日、「負けたのは(与党の)ハンナラ党だけではない。野党も猛省を迫られている」と語った。

 前職の辞任で市長選が決まると、民主党の現職国会議員らが立候補の意思を表明した。だが、いずれも支持は広がらず、統一候補選びで朴氏が勝った。民主党はその後も入党を勧め、取り込みを図ったが、朴氏は最後まで固辞した。

●ソウル市長選、野党統一候補が当選
          (2011年10月27日12時19分 読売新聞)
 【ソウル=中川孝之】26日に投票が行われたソウル市長選挙は、27日、中央選管が最終集計結果を発表し、野党陣営統一候補の市民運動家、朴元淳(パクウォンスン)氏(55)が、与党ハンナラ党の羅卿●(ナギョンウォン)氏(47)に約29万票差を付け、朴氏の当選が確定した。(●は王ヘンに媛のつくり)

 朴氏は215万8476票(得票率53・4%)、羅氏は186万7880票(同46・21%)を獲得した。投票率は48・6%だった。

 KBSテレビなどの出口調査では、朴氏は20~40代有権者の間で高い支持を得た。市内25区のうち、富裕層の居住区を除く21区で羅氏を制した。李明博(イミョンバク)大統領は27日、大統領府報道官を通じ「選挙結果に込められた若い世代の気持ちを重く受け止めたい」との談話を出した。

●【国際】 ソウル市長に野党系
        東京 2011年10月27日
【ソウル=辻渕智之】韓国で来年の大統領選、総選挙の前哨戦となるソウル市長選が二十六日、投開票された。無所属の市民運動家で弁護士の朴元淳(パクウォンスン)氏(55)が当選を確実にし、「市民が権力に勝ち、新しい時代を選択した」と勝利宣言した。

 選挙管理委員会によると、二十七日午前一時現在の開票率は93・5%で朴氏は得票率53・2%を獲得。事実上の一騎打ちとなった保守系与党ハンナラ党の羅卿〓(ナギョンウォン)氏(47)は46・3%。投票率は前回より5・3ポイント低い48・6%だった。

 政党に属さない市民運動家が与党候補を破り、過去の大統領選や首都圏の首長選にない結果となった。李明博(イミョンバク)政権下の韓国では経済成長の裏で拡大する格差を是正できない政治に不信が高まり、若者世代を中心に既成政党離れが進む。朴氏は野党系統一候補ながら脱政党を掲げて無所属を貫き、激戦を制した。

 今回は与党の次期大統領選最有力候補、朴槿恵(パククンヘ)元代表(59)が自党の羅氏を応援した。一方で、元IT起業家で若者にカリスマ的人気を誇る安哲秀(アンチョルス)ソウル大教授(49)が朴氏の支援を表明。「安旋風」として朴氏の支持率を跳ね上げた。安教授は大統領選出馬に待望論が強いため、与党の朴元代表との「代理戦」の構図にもなった。

 与党は昨年六月の統一地方選以降、黒星が続き、羅氏の敗北は党と朴元代表に痛手。選挙イヤーに向けた戦略の見直しが迫られる。野党系は朴氏の勝利や安旋風を呼んだ無党派層や市民運動勢力の受け皿を狙って統合の動きを加速させるとみられる。カギとなるのは安教授の動向で、安教授を核に、第三の勢力を結集した新党結成の観測も出ている。

 韓国はネットを利用した選挙運動を法律で認めている。朴陣営はフォロワー(読者)の多いツイッターなどを活用して若年層へ浸透も図り、古い政治との対決を印象づけた。

 朴氏は、企業や市民の寄付を公益事業に回す活動で知られ、「アジアのノーベル賞」といわれるマグサイサイ賞を受けている。
  ※〓は暖の日の部分が王へん

●無所属候補がソウル市長に当選…政党政治に津波
          中央日報 2011年10月27日08時30分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment7mixihatena0 . 市民運動家出身の朴元淳(パク・ウォンスン)候補(無所属)が26日のソウル市長補欠選挙で、ハンナラ党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)候補を抑えて当選した。1995年にソウル市長選挙が始まって以来、無所属候補が当選したのは初めてだ。開票の結果(27日1時現在、開票率95%)、朴候補は53.3%の支持を得た。ハンナラ党の羅卿ウォン候補は46.3%だった。

民主党の招聘に応じず無所属で出馬した朴候補のソウル市長当選は、政党政治に屈辱感を抱かせた一大事件だ。先月6日に安哲秀(アン・チョルス)ソウル大融合科学技術大学院長の譲歩を受け、全野党陣営のソウル市長候補競争で優位に立った朴候補は、民主党の朴映宣(パク・ヨンソン)議員との候補一本化選挙で勝利したのに続き、本戦でもハンナラ党の羅候補を制圧した。

政界に足を踏み入れて50日ほどしか経っていない朴候補が新民党(1961年創党)と共和党(1963年創党)の脈を一部受け継いでいる民主党とハンナラ党の候補を順に抑えたことで、政党政治は既成政党に失望した「民心の津波」にのまれることになった。


明知大のユン・ジョンビン教授(政治学)は「今回の選挙では従来の政党政治勢力に対する有権者の不信感と反感がそのまま表出されただけでなく、李明博(イ・ミョンバク)政権に対しても審判が下された」とし「特に無所属候補が当選したのは、政党が有権者の意思をきちんと反映できなかったためであるだけに、政党政治は大きな危機を迎えることになった」と述べた。

朴候補が勝利したことで、政界に大きな旋風が巻き起こると予想される。「安哲秀(アン・チョルス)旋風」の威力が今回の選挙で改めて確認されたことで、野党圏では民主党の代案勢力、すなわち進歩性向の市民団体勢力と親盧武鉉(ノ・ムヒョン)勢力の影響力が強まる見込みだ。こうした勢力は来年の総選挙・大統領選挙を控え、「全野党陣営を大統合しよう」として民主党に圧力を加えるとみられる。

ハンナラ党はソウル市長選の敗北で大きな打撃を受けることになった。少壮派の玄伎煥(ヒョン・ギファン)議員は「党が新たに創党するという心情で、すべてのものを変えて基本に戻るしかない」と述べた。特に洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表体制は存続が難しくなるかもしれない。羅候補を積極的に支援した朴槿恵(パク・クネ)元代表の大勢論も揺れる見込みだ。


李明博大統領のレームダックも加速すると予想される。選挙の過程で「内谷洞(ネゴクドン)私邸」問題が浮上し、羅候補にとって大きな悪材料として作用しただけに、李大統領に対する党の不満が強まり、党が李大統領と距離を置く可能性も排除できない。

●ソウル市長選:野党系圧勝 政界再編の可能性も
        毎日新聞 2011年10月28日 0時44分(最終更新 10月28日 0時58分)
 【ソウル西脇真一】26日投開票のソウル市長選で、野党統一候補で無所属の朴元淳(パク・ウォンスン)氏(55)が完勝した背景には、既存政党に不満を抱く20~40代中心の無党派層や浮動層の強い支持がある。朴氏は27日夜の当選会見で「市民が権力に勝った」結果だと述べ、「市民対既存政治」の構図を強調。今後は支持層を核とした新党結成など、政界再編に向けた動きを見せるかどうかが焦点となる。

 当選から一夜明けた27日朝、朴氏は市内の水産市場などを訪問。その後、地下鉄で初登庁した。

 敗れたハンナラ党は最高委員会議を開催。洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表は27日、「20、30代の心をつかむようにしたい」と強調。李明博大統領も「今回の選挙に表れた若い世代の意思を肝に銘じたい」と述べ、若年層対策が急務との認識を示した。

 中央選管によると、朴氏は与党ハンナラ党の羅卿※(ナ・ギョンウォン)氏(47)に得票率で約7ポイント差をつけて勝利。市内25区のうち、江南区など富裕層の多い四つの区を除く21区を制した。

 27日付朝鮮日報などによると、放送局3社の合同出口調査の分析から、朴氏は20~40代の有権者から圧倒的な支持を受けたことが分かったという。

 予備選で野党統一候補に決まった朴氏は、最後まで無所属を貫いた。一方で、最大野党の民主党などの支援を受け入れ、組織的な基盤作りに役立てた。

 当選会見で、市議会与党の民主党に入党する可能性を問われた朴氏は「共に歩んでいきたい」と述べるにとどめた。「既存政治」の一員と見なされる危険性を警戒したためと見られる。

 選挙では朴氏の支持層を掘り起こした安哲秀(アン・チョルス)ソウル大教授(49)も、改めて存在感を示した。安氏の名前は今年夏ごろから、次期大統領選の有力候補として急浮上しており、当面は来年4月の総選挙に向けた動きが注目される。

 安氏は先月、新党旗揚げなどの可能性は否定した。しかし、今回朴氏を支えた無党派層や浮動層の受け皿作りが新たに政界で進む可能性もある。既存政党を破壊するような、政界の「ビッグバンは避けられない」(聯合ニュース)との見方が広がっている。
 ※は王へんに「媛」のつくり

●ソウル市長選敗北の与党候補、“李大統領私邸”問題で致命傷
           中央日
報 2011年10月27日08時58分
 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
無所属の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長候補の勝利は「政権審判論」と「安哲秀(アン・チョルス)旋風」の合作だ。さらに野党圏が‘単一候補’で勝負に出たことで、10年ぶりにソウル市を奪還した。

李明博(イ・ミョンバク)政権任期4年目を迎え、政府・与党に対する民心が大きく悪化した状況で浮上した李大統領の「内谷洞(ネゴクトン)私邸」問題は、選挙に決定的な影響を及ぼしたというのが朴候補と民主党側の分析だ。

朴候補キャンプの禹相虎(ウ・サンホ)報道官は26日、「経済実情などで怒りを感じている国民を内谷洞(ネゴクトン)私邸波紋がさらに刺激した」とし「政権とハンナラ党が断罪にあった」と述べた。

こうした中、安哲秀ソウル大融合科学技術大学院長が選挙終盤の23日、朴元淳候補キャンプを訪れたのが、勝敗を決める要因として作用したと、朴候補キャンプ関係者らは口をそろえた。

世論の流れが証明している。15日の中央日報世論調査で両候補の格差は1ポイント(朴元淳40.8%、羅卿ウォン39.8%)だった。しかし25日の調査では4ポイント(朴元淳52%、羅卿ウォン48%)に広がった。「23日」を境に雰囲気が反転したのだ。

明知大のシン・ユル教授(政治学)は「安哲秀に代弁される新しい政治に対する希望の火が、ハンナラ党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)候補の終盤の追撃戦で消えるのを多くの国民が望まなかったということ」と分析した。

野党圏が結集したのも朴候補には大きな力になった。全野党陣営が候補を一本化したことで、反ハンナラ党・反李明博大統領勢力が悩まず選択できる環境をつくったということだ。

選挙序盤、民主党の伝統的支持層の一部に自党候補不在による朴候補支持をためらう動きも感知されたが、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表など党指導部が朴候補支援に力を注いだことで、民主党支持層も投票場に出て行ったというのが党関係者らの話だ。

双方のキャンプの選挙戦略も悲喜を分けた要因の一つだ。羅卿ウォン候補側は選挙序盤から激しく検証攻勢をかけた。中央選管委が22年ぶりに選挙過熱を懸念する警告書簡を出すほどだった。羅卿ウォン候補側は実際、これを通して2けたまで開いていた支持率を僅差に縮めた。

しかしそこまでだった。選挙後半、朴候補側が羅候補を相手にネガティブ戦を繰り広げ、羅候補が追い込まれた。「羅候補が年会費1億ウォン(約700万円)のソウル江南(カンナム)皮膚クリニックに通った」という主張は、羅候補にかなり大きな打撃を加えたというのが朴候補側の判断だ。羅候補側の関係者も「皮膚クリニック問題でネガティブにあったのが決定的だった」とし「特に庶民層は事実関係を確認せずに『羅卿ウォンはだめだ』と話す人が多かった」と語った。

●[社説]朴元淳・新ソウル市長に願うこと
    東亜日報 OCTOBER 27, 2011 04:10
 市民運動化から一躍首都ソウルの市長に選ばれた朴元淳(パク・ウォンスン)氏は、選挙戦の中で自身の向けられた疑問の視線を払拭することが急務だ。朴新市長が長い間苦楽をともにしてきた市民団体の活動家らをソウル市に連れ込み、前市長が進めていた数々の事業を一からひっくり返すのではないかと懸念する声が、ソウル市民の中で出ているのが現状だ。

 朴新市長は、多くの市民団体出身の活動家たちに助けられた。ソウル市の高官はもちろん、事務職や配下の機関に市政経験に欠けている市民団体出身が多数起用される場合、既存の公務員たちとの軋轢を招き、市政に混乱を引き起こしかねない。

朴新市長も、13日付で報道された東亜(トンア)日報のインタビューで「市民団体出身の活動家たちがソウル市に入るのか」という質問に、「選挙で助けてもらったからといって市政を任せる考えはない」とし、「ソウル市公務員を排除して、外部から無理に入れた人たちが(市政を牛耳ったり)するのは困る」と話した。その約束が守られることを望む。

今回のソウル市長補欠選挙は、小中学生の全面的無償給食に対する賛否を問う投票結果に対する責任を取る形で呉世勲(オ・セフン)市長が辞任したため、突然実施された。朴氏も、十分な時間をかけて温めた公約を出したとは言い難い。実際、朴氏が掲げた多くの公約は具体性に欠けていたし、当選後に再検討するというレベルのものだった。80%の進捗率を見せている楊花(ヤンファ)大橋の構造改善工事について、朴氏は「中止させる」「(工事を中止させ)見せ掛け行政の手本として残したい」と述べたが、ここに来て、朴氏の選挙陣営の関係者は「すでにブリッジを取っ払う工事に突入しているので、どうしようもない」と言って態度を変えた。

朴氏は、選挙戦中の10日にあった寛勲(クァンフン)討論会で「市政の一貫性を重視する」と話した。市長が替わったからと言って前任市長がしていたことを全否定して覆しては、市政が一貫性を失い、税金の浪費も深刻になる。今すぐ、漢江(ハンガン)ルネッサンス事業について、何が見せかけ行政なのを仕分けるのも容易なことではない。客観性と専門性を認められている専門家と市民たちの意見を十分に聞いた上で、合理的な結論をだすべきだ。

朴新市長は、実現可能性が疑わしいか、ソウル市財政に大きな負担をかけるような公約については、再検討しなければならない。ソウル市の負債を7兆ウォンも減らすとして、公共賃貸住宅を8万戸も建設するとした公約は、実現可能性が疑わしい。公共賃貸を引き受けることになるSH公社は、財政的に深刻な圧迫を受けている。過去30年間で建設された公共賃貸住宅は12万戸に過ぎない。

ソウル市長は、基本的には仕事で評価されるポストである。ソウル市長が、現実政治に関与していては、「市政は後回しにしている」と批判されるのは当然だ。当初、ソウル市長選への立候補を名乗り出たときに明言した抱負とも程遠い。朴新市長は、進歩左派陣営の全幅的な支持を受けて当選したが、左右を分けたり、自身を支持しなかった勢力を排斥することで、再び社会を分裂させるようなことがあってはならない。その点で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領を反面教師にしても良いだろう



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