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てらまち・ねっと



 東京都の豊洲市場移転問題、都議会の百条委員会に東京ガスから段ボール86箱分の資料が提出されたという。
 東京ガスは、「もう、全部出してしまえ。あとの評価は任せる。どちらにしても、こちらに落ち度はない」、そんなスタンスだろうと思う。
 東京ガスの文書には、いろいろなことが記録されているらしい。(分析するのが面白そう)
 つまり、責任は全部、都の側の問題、ということ。
 そして、百条委員会が始まって、石原元知事の責任、というか無責任さが、が見せてくるのだろう。

 そんな状況を記録するため、報道をとどめた。見出しから想像が働く。

●百条委、証人喚問始まる 浜渦元副知事が焦点に 豊洲水面下交渉の解明どこまで/産経 2017.3.11
●東京ガスなどからの資料が届く/fnn 03/11
●売却 都が「脅かしてきた」 東ガス資料、百条委提出 /日経 3/11
●「豊洲しかない」=都、渋る東ガス説得-百条委/時事 2017/03/11
●東京ガス「脅かしてきた」 「水面下交渉」メモに感想/政治家の名前挙げ/浜渦氏の喚問ヤマ場/産経 3月11日

●“水面下交渉メモ”? 都議会百条委員会に提出/テレ朝 3/12
●「水面下のやり取り」真相解明は?/fnn 03/11

●政治的圧力?百条委に提出 東京ガスのメモに中曽根康弘氏の名/スポニチ  3月12日
●百条委、東京ガス元幹部「78億円は解決金で支払った」/tbs 12日
●「実は石原都知事にリーダーシップがなかった」論 揺れる東京都政 日刊ゲンダイも「開いた口が塞がらない」 /文春オンライン 3月10日

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●【豊洲問題】百条委、証人喚問始まる 浜渦元副知事が焦点に 豊洲水面下交渉の解明どこまで
          産経 2017.3.11
豊洲市場の用地売買交渉の構図
 豊洲市場(東京都江東区)移転問題を検証する都議会百条委員会は11日から証人喚問が始まった。移転を決めた石原慎太郎元知事は3日の会見で「移転を裁可した責任はあるが、都議会を含めた都庁全体の責任」と指摘し、用地買収交渉は「部下に一任していた」と述べた。石原氏が見解を示したことで、注目は交渉担当の浜渦武生元副知事らの喚問に移るが、喚問が不発なら百条委が「都議選前のパフォーマンス」との批判を浴びかねず、都議会にとっても正念場となる。

 喚問では11日と18~20日に計21人が証言する。ポイントは(1)東京ガスの工場跡地が移転先に選ばれた理由(2)用地買収交渉の経過(3)土壌汚染対策費の追加負担を東ガスに求めないとしたことの妥当性-だ。

 築地の移転先で都は、豊洲や晴海など5カ所を比較検討していた。20日喚問予定の石原氏は会見で、「自分の知事就任(平成11年4月)前から豊洲は既定路線」と強調。百条委に提出された都の資料から、石原氏への青島幸男元知事からの引き継ぎ書類に移転先として豊洲のみが記されていたことが新たに判明し、「豊洲既定路線」発言が裏付けられた。石原氏は東ガスとの交渉も「浜渦氏に一任し、詳細は把握していない」としている。

このため、焦点は11日の東ガス関係者、19日の浜渦氏の喚問となる。東ガスは当初、市場には適さないとして難色を示していたが、交渉役の浜渦氏が12年10月、「水面下でやりましょう」と提案し、13年7月には移転で基本合意。土壌汚染対策費は、23年3月の売買契約時、東ガスに将来的な負担を求めない「瑕疵(かし)担保責任の放棄」が盛り込まれた。ただ、17年に浜渦氏は副知事を退いている。

 水面下交渉は不明な点が多いが、百条委に提出された資料には、交渉に関する東ガスの議事録などが含まれる。百条委の都議は「東ガス資料が鍵」とみる。

 一方、百条委設置を全会一致で可決した都議会の見識も問われる。特に、自民、公明は移転を推進し、民進も途中から移転賛成に傾いた。

 百条委に所属していない都議は「内容のある答弁を引き出せなければ、都議会全体が非難されかねない」と懸念している。

 小池百合子都知事は10日の会見で百条委について、「工事費用の高騰や瑕疵担保責任について、都民の知りたいことが明らかになるか注視したい」と述べた。

●豊洲問題 東京ガスなどからの資料が届く
 fnn 03/11 段ボール86箱分の資料が到着した。
11日から始まる東京都議会の豊洲移転問題を検証する証人喚問で、委員会が都や東京ガスに求めていた段ボール86箱分の資料が、全てそろった。
各会派は、資料の整理や、読み込みを進めている。
東京改革議員団の酒井大史都議は「徹夜でやられている方もいるし、本当に夜を徹してという形ですね」と述べた。
11日は、午後1時から福永元副知事と大矢元市場長を、午後4時半からは、東京ガスの歴代会長や社長らを証人喚問する。

●豊洲売却 都が「脅かしてきた」 東ガス資料、百条委提出
       日経 2017/3/11
 東京都の豊洲市場(江東区)を巡る問題で、都議会の「百条委員会」による関係者の証人喚問が11日、始まった。用地を都に売却した東京ガスが百条委に提出した資料の中に、都側が同社に強い言葉で売却の判断を迫ったとも取れる記述があることが判明。浜渦武生副知事(当時)が持ちかけたとされる「水面下」の交渉の一端だった可能性がある。

 資料の内容は公明党の都議が質問で明らかにした。それによると、都政策報道室理事だった赤星経昭氏との「折衝内容」と題する資料で、2000年12月22日付。赤星氏が浜渦氏から受けた指示として「石原慎太郎知事(当時)が安全宣言をしないと、東京ガスにとっても(土壌汚染のある)土地の価格が下がって困るだろう」と東ガス側に伝えたと記している。「脅かしてきた」との記載もあった。

 これに対し、11日夜に取材に応じた赤星氏は「都が安全宣言を出せるはずがなく、東ガス側に伝えるはずもない」と内容を強く否定。「売却をお願いする立場なのに脅かすわけもない」とした。

 東ガスの元幹部らは証人喚問で「全く知らない資料」などと述べ、広瀬道明社長は「資料は都議会の要請通り提出したが、担当レベルのものもある」と話すにとどめた。

 一方、都の担当部局「中央卸売市場」の市場長だった大矢実氏は移転の経緯に関し「総合的に判断して、市場長として豊洲に移転することが適切と判断した」とし、石原氏に進言したと説明。築地市場(中央区)を視察した石原氏が1999年9月、「古くて狭い。何とかしなければいけない」として、豊洲移転を「早く積極的に進めてくれ」と指示したと述べた。

 石原氏は今月3日の記者会見で「(99年4月の知事就任後に)豊洲移転は既定路線と福永正通副知事(当時)から聞いた」とし、自らの主導で決めたことを否定している。福永氏は11日の証人喚問で「豊洲に決まっていたという発言はしていないと思う」と話した。

●「豊洲しかない」=都、渋る東ガス説得-百条委
      時事 2017/03/11
 東京都の豊洲市場(江東区)をめぐる問題で、都議会調査特別委員会(百条委員会)の証人喚問が11日、始まった。この日の質疑では、用地の土壌汚染を懸念する東京ガスに、都が築地市場(中央区)の移転先は「豊洲しかない」と説得に当たった当時の状況が、浮き彫りとなった。

 東ガスは、都心に近い豊洲用地を「活用価値が高いところ」(市野紀生元会長)とみて、商業施設や住宅の建設を検討。しかし市場移転の話が持ち上がり、市野氏は「都に協力せざるを得ないのではないか」と考えたという。
 ただ、上原英治元会長は「1年以上かけ、(土壌の)調査を行った。都には『土壌汚染があります』と強調して説明した」と、再考を促したことを明かした。

 これに対し、福永正通元副知事と大矢実元中央卸売市場長は、ともに豊洲移転は業界との話し合いを重ねた結果だと強調した。
 大矢氏は「豊洲への移転決定は間違っていなかった」と力説。土壌汚染については「日本の科学技術で封じ込められる」と訴えた。福永氏も「科学的に安全であれば、速やかに開場することを願う」と語った。

●【豊洲市場百条委】東京ガス「脅かしてきた」 「水面下交渉」メモに感想
         産経 3月11日(土)
 豊洲市場(東京都江東区)への移転問題で、元副知事、浜渦武生氏が東京ガスに持ちかけた「水面下の交渉」は解明されるのか。11日の都議会百条委員会で取り上げられた資料では浜渦氏の意を受けた当時の都幹部(退職)が早期売却を迫ったとされる状況や東ガス側の「脅かしてきた」という感想が記録されていた。しかし、元都幹部は産経新聞の取材に資料の内容を真っ向から否定。浜渦氏の証人喚問がヤマ場になりそうだ。

政治家の名前挙げ
 「驚くべき内容が書かれている資料がある。浜渦氏の発言が明らかにされたメモだ」。公明党の上野和彦議員は、こう切り出した。
 上野議員が取り上げたのは東ガス側から提出された平成12年12月22日付のメモで、浜渦氏から指示を受けて用地交渉に臨んでいた当時の都政策報道室理事、赤星経昭氏と、東ガス側のやり取りが記されているとされる。都民ファーストの会の音喜多駿議員も、このメモに言及した。

 「石原(慎太郎)知事が安全宣言をしないと、東ガスにとって、土地の価格が下がって困るだろう」。上野議員、音喜多議員の説明によると、浜渦氏の意を受けた赤星氏が売却に難色を示していた東ガスに対し、こう伝えたとされる。
 記録上、赤星氏はこの日を含め同時期、「土壌Xデー」という単語も用いるなどしながら、「土地の値下がりを安全宣言で救済する」などとして売却を要請。中曽根康弘元首相、扇千景元国土交通相、亀井静香元自民党政調会長の名前も出し、「(石原氏との)仲は大丈夫だ。亀井氏が国費投入を約束してきた」などと発言することもあったとされる。

 「脅かしてきた。議論しても無駄」。東ガス側はこのようなメモも残したとされる。音喜多議員は土壌汚染の規制強化前に売却を迫ったとの見立てを披露し、「圧迫や脅迫ともとれる交渉」などと批判した。
 だが当時の中央卸売市場長だった大矢実氏は「メモの内容は承知していない」と説明。東ガス側も「覚えていない」などとし、音喜多議員が「資料は東ガスから提出された」などと困惑する一幕もあった。

浜渦氏の喚問ヤマ場
 都と東ガスが締結した土壌汚染対策に関する協定書で、東ガスの負担を78億円とし、それ以上の負担を求めない「瑕疵担保責任の放棄」が盛り込まれた。
 東ガス側は、それまでに約100億円を投じて土壌汚染対策を実施し、環境関連の条例上の手続きは完了させていたと説明。「法的な責任は果たしていたが、公益性の観点から78億円の負担を受け入れた。企業としてやるべきことは全てやり尽くした」と強調した。
 その後、安全・安心を確保するために地下水管理システム導入などの対策を施すことが決まり、土壌汚染対策費は858億円までに膨らんだ。

 大矢氏は「私の段階では、何百億円使うと考える余地はなかった」と認め、浜渦氏の前任の交渉役だった福永正通元副知事は「土壌をどのようにするかはその時点で検討しなかった」と述べた。

●“水面下交渉メモ”? 都議会百条委員会に提出
       テレ朝 2017/03/12
 東京都議会の百条委員会で証人喚問が始まり、豊洲市場の土地の購入を巡って、浜渦武生元副知事の指示で行われたとされる水面下の交渉を記したメモの存在が明らかになりました。

 メモは、東京ガス側が委員会に提出したものです。2000年12月に浜渦氏の部下だった都の職員が東京ガスとの交渉の際に、土壌の問題を巡って「土地の値下がりをカバーするために石原知事の安全宣言で救済するから結論を出せ」などと話したと書かれているということです。一方で、証人喚問された都や東京ガスの元幹部らは、メモについては「知らない」と証言しました。交渉の担当者として名前が挙がった当時の都の職員もANNの取材に「安全宣言なんて全部、作業が終わらないとできない」と内容を否定しました。また、石原元知事が会見で「就任時に豊洲移転は既定路線だった」と話したことについて、都の大矢元市場長は「誤解していると思う」などと述べました。

●「水面下のやり取り」真相解明は?
       fnn 03/11
豊洲市場をめぐる問題で、東京都議会の百条委員会による証人喚問が始まった。焦点は、東京ガスの工場跡地だった土地を取得した経緯、土壌汚染対策費の大半を、東京都が負担する契約が妥当だったのかという点。

喚問では、その鍵を握る、当時交渉にあたった浜渦武生元副知事と、東京ガスの水面下のやり取りに質問が集中した。
福永正通元副知事は「何事も隠さず、何事もつけ加えないことを誓います」と述べた。

11日午後1時から、東京都議会で行われている豊洲市場への移転問題を検証する百条委員会。
初日の11日は、まず、東京ガスとの交渉を最初に担当した福永元副知事と、当時の担当局のトップ・大矢 実元市場長の証人喚問が行われた。

大矢 実元市場長は「(当時、土壌汚染対策はどのように考えていた?)ベンゼンが出るらしいという話を聞きまして、専門家の話を聞いて、ベンゼンが出ても覆いかぶせるから大丈夫という話もあったので、東京ガスとの買収交渉に入った」と述べた。
福永元副知事は「(なぜ、東京ガスとの交渉がうまくいかなかった?)東京ガスに伺い、先端部を売っていただきたいというお願いをした。その時はやはり、難しいというお答えであった」と述べた。

先週、記者会見した石原元東京都知事は「東京ガスとの交渉というのは、福永副知事が最初担当していまして、なかなか、らちが明かないんですね。辣腕(らつわん)で、のちに副知事にした浜渦氏に一任したわけです」と述べた。

交渉がうまくいかないので、浜渦元副知事に交代させたと話し、その後、両者は、土地の売却で合意した。
そうした中、公明党の上野都議が新たに取り上げたのは、その浜渦氏と東京ガスが行った水面下の交渉で、浜渦氏側がしたとされる発言のメモ。

上野都議が「石原知事が安全宣言をしないと、東京ガスにとって、土地の価格が下がって困るだろうと。安全宣言で救済するから、それまでに結論を出せと」と述べた。
このメモの内容について聞かれた大矢元市場長は「びっくりしている。水面下というのが、そういう話であるのなら、残念」と述べた。
福永元副知事は「今のような事実は、全く存じ上げていない」と述べた。

午後5時すぎからは、東京ガスの上原元会長らの証人喚問が始まり、今も続いている。

●政治的圧力?百条委に提出 東京ガスのメモに中曽根康弘氏の名
        スポニチ  2017年3月12日
 豊洲市場(東京都江東区)への移転問題を検証する東京都議会の調査特別委員会(百条委員会)で11日、証人喚問が始まり、都や東京ガス側の元幹部ら11人が証言した。質疑では、都側が2000年12月に「石原慎太郎知事が豊洲の土地の安全宣言をしないと、東京ガスも土地の価格が下がって困るだろう」と早期決着を迫るメモがあったことが判明した。

 また、3日の記者会見で「交渉は浜渦武生氏(元副知事)に一任していた」と説明した石原氏が当時の東ガス社長と面会した際、移転の話をしていたことも明らかになった。

 メモは東ガスが百条委に提出し、東ガス側が作成したとみられる。都政策報道室理事だった赤星経昭氏との折衝内容として、00年12月22日付とされる部分では、交渉役だった浜渦氏から赤星氏への指示として「都側が土地値下がりをカバーすべく安全宣言で救済するから、それまでに結論を出せ」との記載があった。

 また、東ガスが提出したメモの中に、中曽根康弘元首相ら大物政治家の名前が記載されていた物があると、都民ファーストの会の音喜多駿幹事長が指摘した。浜渦氏から東ガス側へのメッセージとして複数の政治家が列挙されていたという。元幹部らは質疑で「知らない」とした。音喜多氏は「国政にまで言及した政治的な圧力だったのではないか」と主張した。

 百条委は19日に浜渦氏、20日に石原氏を証人喚問する予定。

●百条委、東京ガス元幹部「78億円は解決金で支払った」
       tbs 12日
 東京・豊洲市場への移転問題を検証する都議会・百条委員会で、東京ガスの元幹部は土壌汚染対策費として負担した78億円について「解決金という位置づけで支払った」と証言しました。
 「我々としても一つ区切りをつけたいという思いがあったので、78億円を一応、解決金という位置づけでお支払いしますと」(東京ガス 丸山隆司元部長)

 豊洲問題の百条委員会で証人喚問された東京ガスの元幹部は、土壌汚染対策について「2007年に汚染対策を終え、それ以上、費用を負担する法的義務はない」と述べました。それを前提としたうえで、2011年の用地売買契約時に、解決金という位置づけで78億円を支払い、「今後の負担はない」ことで合意したと証言しました。

 一方、用地の取得をめぐり、東京ガスが提出した資料が質疑のなかで紹介され、水面下で行われていた交渉の一部が明らかになりました。それによりますと、2000年に、都の担当者が浜渦元副知事の指示として東京ガスに対し「石原知事が安全宣言をしないと土地の価格が下がって困るだろう。安全宣言で救済するからそれまでに結論を出せ」などと迫ったということです。

●「実は石原都知事にリーダーシップがなかった」論 揺れる東京都政 日刊ゲンダイも「開いた口が塞がらない」  
             ブロゴス 文春オンライン 2017年03月10日- プチ鹿島
恐ろしいことが暴露されつつある。

 先週の石原慎太郎の記者会見は歴史的だった。今月おこなわれる都議会の百条委員会では、さらに重大なことがわかりそう。

「え、3日の会見では豊洲移転の経緯を部下の責任にしただけではないか」という声もあるだろう。しかし、だからこそヤバかったと思う。ザワザワしてしまった。

 だって、遂に「石原都知事にはリーダーシップが無かった」ことが暴かれはじめたのである。

 あのプライド高き石原慎太郎が皮肉にもそのことを自分で証明しつつある。こんな興味深いことはない。

「読売新聞」が語る浜渦元副知事の偉大さ
石原慎太郎のリーダーシップについて振り返るうえでのポイントは「百条委員会」だ。

 都議会で百条委員会が設置されるのは2005年以来だが、前回と今回はつながっている。

 前回の主役は「浜渦武生副知事」。今回も百条委員会に呼ばれる人物。あのときは何をやらかしたのか?

 浜渦副知事は"政敵"を追い落すため、彼らが不利になるような質問を民主党幹部に頼んだのだ。浜渦氏は「ヤラセはない」と主張したが、「偽証」と認定され副知事を辞職した。

 当時の浜渦副知事がどれだけ偉大だったか。2005年5月30日の読売新聞を抜粋する。
・・・(略)・・・

 ズバリ、浜渦副知事は「都庁の人事や政策を独占」「側近政治の弊害」と書かれている。さらに、当時の都政を検証したレポを紹介する。

《次第に周囲は浜渦に象徴される側近の暴政に付き従うイエスマンばかりとなり、石原都政は急激に独善化を強めた。そして今、最大の片腕を失ったことによって、ほとんどレームダック化してしまっている――》(青木理「検証・石原慎太郎」『現代』2007年4月号)

 石原都政はこの時点でレームダック化(死に体化)していると指摘されているのだ。

ここで都議会のドン、登場
 では、このときの百条委員会を仕掛けたのは誰か?
 内田茂なのである。のちに“都議会のドン”と呼ばれる男。「週刊文春」(2016年9月29日号)は次のように書く。
・・・(略)・・・

 これをきっかけに内田はますます力をつけた。内田氏は石原氏の長男・伸晃氏を都連会長に担ぎ、都知事の手綱も巧妙に握った。この「浜渦から内田」の流れをみると、石原慎太郎の強大なリーダーシップは幻想であった可能性も読み取れる。

 先週の石原氏の会見前の新聞の見出しをみてみよう。

「慎太郎反撃 ひな祭り会見」「果し合いに行く侍の気持ち」
・・・(略)・・・


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