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てらまち・ねっと



 名護市長選の結果は肯定的に見る人と、悲観的に見る人がある。
 そんな中、昨日の朝のニュースでは、官房長官の「斟酌理由ない」発言も流れていた。

 昨夜のNHKの夜7時半からのクローズアップ現代、
 番組をみながら、「どういう人を呼ぶか」で番組の内容がガラッと変わることを今更ながら感じた。

 私の受け止めた番組のニュアンスは
   「いまさら。辺野古しかないんじゃないの。
    どうしても替えてみたいというなら、
    アメリカも含めて、もっと急いで検討したら。」

 ということで、報道各社の見出しを少し集めてみた。

●(時事通信) 普天間反対「公約を貫く」-日米合意、実施困難に
●(日経) 名護市長に稲嶺氏「基地つくらせぬ」力込め
●(朝日) 新たな移設先探し、政権に難題 名護市長に稲嶺氏
●(朝日) 県外移設「今度こそ」 市民、首相に期待 名護市長選 
●(東京) 首相『民意の表れ』 普天間、5月末結論強調
●(読売) それでも辺野古移設が最善だ
●(産経) 普天間決着「再び先送り」か 首相の責任論も
●(毎日) 普天間移設県外派、稲嶺氏が初当選 辺野古案困難に

★官房長官に与野党から批判=「斟酌理由ない」発言

(このブログの関連エントリー)
  2009.12.12
    ⇒ ◆「普天間移設など再編は一体」/「海兵隊は辺野古ではなくグアムへ返せる」・週刊朝日

2009.12.14
    ⇒ ◆普天間問題/きょう、一つの節目か

2009.12.30
    ⇒ ◆普天間はどこへ/小沢は沖縄県内・伊江島、下地島

2010.1.11
    ⇒ ◆名護市長選/17日告示24日投票

2010.1.18
    ⇒ ◆名護市長選/沖縄の米軍基地問題

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公式ページ/【 2010 名護市長・名護市議会議員補欠選挙 速報 】 から 



名護市占拠管理委員会のトツプページ


●名護市長に稲嶺氏=普天間反対「公約を貫く」-日米合意、実施困難に
         時事 2010.01.25
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設受け入れの是非を争点に無所属2人の一騎打ちとなった名護市長選は24日投開票され、移設に反対する新人で前市教育長の稲嶺進氏(64)=民主、共産、社民、国民新、沖縄社会大衆推薦=が、条件付きで容認する現職の島袋吉和氏(63)=公明支持=を小差で破り、初当選した。稲嶺氏は「公約を信念をもって貫く」と表明。これにより、同市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部を移設先とした現行計画の実施は、困難な情勢となった。

 稲嶺氏の勝利を受け、平野博文官房長官は都内で記者団に「公正な市長選が行われたわけだから、結果として受け止める」と述べ、名護市の民意を尊重する考えを示した。鳩山由紀夫首相は辺野古以外の候補地を検討し、5月までの結論を目指す。しかし、米国は現行計画の履行を強く求めており、日本側が新たな移設先を提示しても、合意に至る見通しは乏しい。普天間をめぐる混迷は一段と深まり、1996年に日米が合意した飛行場返還そのものが白紙に戻る可能性もある。

 市長選は任期満了に伴うもので、投票率は76.96%で、前回を1.98ポイント上回った。

 稲嶺氏は同市内の事務所で「辺野古の海に基地を造らせないという約束で戦った。県内でのたらい回しはやめてほしい」と述べ、「県外移設」を要求した。一方、島袋氏は自民党の支援も受け、地域振興に取り組んできた実績を訴えたが、及ばず、普天間移設に関して「国がきちんと結論を出してほしい」と語った。

 現行計画に代わる移設先は、政府・与党の「沖縄基地問題検討委員会」(委員長・平野長官)が選定する。社民党が米領グアムを主張しているが、抑止力維持の観点から首相は否定的な見解を示している。民主党の一部には同県宮古島市の下地島空港などの活用案も浮上しているが、同県の仲井真弘多知事は辺野古以外への移設は認めない姿勢だ。

 名護市への普天間移設をめぐっては、97年の市民投票では反対意見が多数を占めたが、その後の3度の市長選はいずれも受け入れ派が勝利しており、反対派が勝ったのは初めて。

◇名護市長選当選者略歴
 稲嶺 進氏(いなみね・すすむ)琉球大法文卒。名護市総務部長、同収入役などを経て04年から08年まで同教育長。64歳。名護市出身。当選1回。

◇名護市長選開票結果
当 17,950 稲嶺  進 無新
  16,362 島袋 吉和 無現 

●名護市長に稲嶺氏「基地つくらせぬ」力込め 支持者、拍手で歓迎
        日経 2010.01.24
 基地受け入れはノー――。米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移設問題が争点となった24日の同県名護市長選で、同市辺野古への移設反対を訴えた新人の稲嶺進氏(64)が初当選した。同市が移設候補先に浮上してから13年間、国などの方針に翻弄(ほんろう)されてきた名護市民。「これ以上、沖縄に基地はいらない」。鳩山政権に地元の思いを届けた。

 稲嶺氏は午後9時45分、選挙事務所前で支援者らと万歳三唱。「辺野古の海に基地はつくらせないという公約を信念を持って貫く」と宣言すると、集まった約300人の支持者から拍手がわき起こった。

 「皆さんのたくさんの力をもらい、この瞬間を迎えることができた」と目頭を押さえ、「市民の目線に立ち、公平公正で透明性のある街づくりを目指したい」と抱負を述べた。(02:05)

●新たな移設先探し、政権に難題 名護市長に稲嶺氏
     朝日 2010年1月25日0時46分
 稲嶺氏の勝利で、鳩山内閣は辺野古に代わる新たな移設先探しを加速させる見通しだ。鳩山由紀夫首相は15日、普天間の移設先について、「名護の市民の思いも斟酌(しんしゃく)しながら、結論を早く導くよう努力したい」と述べていた。

 ただ、かつて自民党政権も辺野古以外の候補地を検討したが、地元の反対などでいずれも実現しなかった。首相が「必ず結論を出す」と明言する期限の5月末までに新たな移設先を決められなければ、約束違反との批判を内外から受けることは避けられない。政権を揺るがす問題に発展する可能性もある。

 民主党は県連レベルで稲嶺氏を推薦したが、党本部は稲嶺氏の支援を控えてきた。鳩山氏は辺野古も含めて選択肢を探る考えを繰り返し表明。政権内には、島袋氏が再選すれば辺野古移設の芽が残るとの見方もあった。しかし、移設反対派が勝ったことで、「市民の思い」を押し切っての辺野古移設は断念せざるを得ないとの見方が強まっている。

 連立を組む社民党は県外・国外移設を主張。民主党の小沢一郎幹事長も「きれいな海を埋め立ててはだめだ」と述べる。一方で米国は、辺野古移設を盛り込んだ日米合意の履行を強く求めている。

 新たな移設先は、米国、沖縄、連立3党が受け入れる必要があり、5月末までに見つけられる見通しはない。政権内では、一定の負担軽減策を講じたうえで普天間の継続使用を容認する案も浮上している。その場合、住宅が密集する周辺の危険が永続化しかねない。普天間を拠点とするヘリコプターの訓練を移転するなどの方策をどこまで米側に求められるかが焦点となる。

●県外移設「今度こそ」 市民、首相に期待 名護市長選(1/2ページ)  
    朝日 2010年1月25日5時32分
 「時代は変わった」。稲嶺氏に投票した男性(64)は、そう言い切った。移設先が県内しかないのならと1997年の市民投票では、やむなく「条件付き賛成」に票を投じた。結果は反対票が過半数。だが当時の市長は、まさかの受け入れを表明した。あれから13年。「やっと政権が代わり、政府が県外移設をしようというんだ。やってもらわないと」

 移設先とされている同市辺野古地区。コバルトブルーに輝く海で泳いで育った男性(64)も新政権に望む。「ここは自然が宝。この海を壊したら、取り返しがつかなくなる。鳩山さんは民意を聞くと言ったんだから、県外移設をやらねば。できなければ、政権は維持できない」

 団体職員の男性(49)は、これまでの市長選では、ずっと受け入れ容認派を支持してきた。「基地は来てほしくない。でも選択肢がないなら仕方ない。そう思って、地元へのメリットを思うようにしてきた」。だが巨額の振興策にもかかわらず、市中心部の商店街はシャッター通り化している。「地元は振り回され続けている。ならば新たな市長に託してみようと」

 「移設問題は13年間もこじれて、いまだに動いていない。果たして鳩山さんが短い期間で結論を出せるのか、疑問も感じる」(主婦、44歳)

 「辺野古につくることを望む米国の強硬な態度を考えれば、県外、国外移設は難しいかもしれない」(会社員女性、61歳)

 落選した島袋氏に投票した人だけでなく、「基地反対」の気持ちを示そうと稲嶺氏に票を投じた人でさえも、そう感じている人が少なくない。

 「それでも」と、稲嶺氏に投票した元教員の男性(71)は言う。生家は6歳の時、米軍に接収された。「県民が訴え続ければ、基地を沖縄につくることはできないはずだ」

 嘉手納基地のある町で育ち、2年前に越してきた男性(35)は力を込めた。「鳩山政権は軸がぶれて錯綜(さくそう)している。でも県外、国外移設はできる。できると思いたい」

●名護市長選 首相『民意の表れ』 普天間、5月末結論強調
        東京 2010年1月25日
 鳩山由紀夫首相は二十五日午前、沖縄県名護市長選で米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)を名護市辺野古に移す現行案に反対する稲嶺進氏が当選したことについて、「選挙結果は名護市民の一つの民意の表れだ」と述べた。同時に、移設問題については「ゼロベースで国が責任を持って五月末までに結論を出す」として、現行案の是非を含め、五月末までに移設先を決める考えを重ねて強調した。公邸前で記者団の質問に答えた。 

 平野博文官房長官は記者会見で、選挙結果について「斟酌(しんしゃく)してやらないといけない理由はない」と明言。自らが委員長を務める政府・与党の沖縄基地問題検討委員会で現行案を協議することについては「(移設候補地から)外す考えには立っていない」とした。

 北沢俊美防衛相は国会内で記者団に、「新しい案も含め、現行案と一緒に検討する」と指摘。その上で、「沖縄の皆さんに、本来は政府が決めるべき選択をあまり過重に任せる風潮はよくない」として、政府が主体的に判断すべきだとの考えを示した。

●名護市長選 それでも辺野古移設が最善だ(1月25日付・読売社説)
         2010年1月25日01時42分 読売新聞
 米軍普天間飛行場の移設問題の解決が、一段と困難になった。

 沖縄県名護市長選で、現行の移設案に反対し、県外移設を主張する稲嶺進・前市教育長が当選した。現行案を容認する島袋吉和市長は、普天間問題より経済振興の重要性を訴えたが、及ばなかった。

 名護市辺野古沿岸部に普天間飛行場の代替施設を建設するのに必要な公有水面埋め立ての許可権限は県知事にある。市長が反対しても、法律上、建設は可能だ。

 ただ、施設を円滑に建設し、安定使用していくには、地元自治体の理解と協力が欠かせない。

 鳩山首相は、5月までに移設先を最終決定すると明言した。しかし、政府・与党は、グアム移設や嘉手納飛行場への統合など、地元も米国も反対する非現実的な案を軸に検討している。

 こうした案と比べれば、今回の市長選結果を踏まえても、現行案の方が実現可能性が高い。5月の決着が対米公約となる中、現行案を断念すべきではあるまい。

 そもそも、国の安全保障にかかわる問題を首長選挙の結果に委ねること自体が誤りであり、国の責任で結論を出すべきだ。

 名護市長選は1998年以降、常に移設受け入れの是非を争点にしてきた不幸な歴史がある。地元は「この問題で市を二分させないでほしい」と要望し、岡田外相も理解を示していたが、政府は昨年中の決着を先送りしてしまった。

 その責任は鳩山首相の優柔不断な対応と決断力の欠如にある。

 首相が具体的な展望のないまま県外移設に言及し、「沖縄の民意」を重視する発言を繰り返した結果、沖縄の期待が過剰に高まり、問題解決が難しくなった。

 移設先が見つからなければ、市街地の中心に位置し、事故の危険性と騒音問題を抱える普天間飛行場の深刻な現状が、長期にわたり固定化される。日米関係も悪化し、危機的状況に陥るだろう。

 それを鳩山政権は望むのか。

 96年の日米合意以来、普天間問題が紆余(うよ)曲折を経てきたのは、地元、米国など、すべての関係者が完全に満足する解がないためだ。現状を改善するには、完璧(かんぺき)でなくとも、関係者が同意できる案の実現を追求するしかない。

 新市長が早期に現行案をそのまま容認する姿勢に転換するのは無理だろう。だが、現行案を修正したり、新たな条件を加えたりすることで、市側と合意できる選択肢はあるはずだ。政府はその可能性を粘り強く探るべきである。

●【名護市長選】普天間決着「再び先送り」か 首相の責任論も (1/3ページ)
         サンケイ 2010.1.25 00:41
 沖縄県名護市長選で、日米合意に基づく米軍普天間飛行場(宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設に反対する稲嶺進氏が勝利したことで、政府・与党は新たな移設先を模索せざるをえなくなった。ただ辺野古以外に地元や米国と合意が可能な代替案はなかなか見つかりそうにない。「5月までの結論」は再び先送りされる可能性があり、鳩山由紀夫首相の責任問題に発展しかねない情勢だ。(大谷次郎)

 「これからはゼロベースでなく、辺野古移設案は候補でないことを前提に、新たな候補地の選定作業を行いたい」

 国民新党の下地幹郎政調会長は稲嶺氏の勝利を受けて、こう指摘した。鳩山首相が繰り返してきた「ゼロベースで幅広く検討する」という言葉を完全にひっくり返すコメントだ。

 政府・与党は、実務者による「沖縄基地問題検討委員会」(委員長・平野博文官房長官)を立ち上げ、移設先の検討作業を進めている。2月前半に与党3党が移設先の具体案を示し、米側との協議も並行して行う方針だ。

●選挙:沖縄・名護市長選 普天間移設県外派、稲嶺氏が初当選 辺野古案困難に
     毎日新聞 2010年1月25日 東京
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題を最大の争点とした沖縄県名護市長選が24日投開票され、県外移設を主張する前市教育長の稲嶺進氏(64)が、条件付きで移設を容認する現職の島袋吉和氏(63)を破り、初当選した。これにより、自公政権が06年に米政府と合意した米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古(へのこ))への移設は困難となった。鳩山政権は移設先の見直し作業を加速させる方針だが、米側は合意の履行を求めており、解決のめどは立っていない。

 名護市長選で移設の是非が争点となるのは普天間飛行場返還に日米が合意した96年4月以降、98年2月を最初に今回で4回目。これまでの3回は移設容認派が当選しており、反対派の勝利は初めて。稲嶺氏は24日夜、選挙事務所前で記者団に「辺野古の海に基地は造らせないという約束で選挙を戦ってきた。しっかり信念を持って貫く」と語った。

 稲嶺氏の陣営には国政与党の民主、社民、国民新党に共産党も加えた反自公勢力が結集。県外移設とともに、鳩山政権との連携による地域振興などを訴え支持を広げた。自民、公明両党や市経済界の支援を受けた島袋氏は、選挙戦では移設問題にほとんど触れず、市政継続を訴えたが及ばなかった。

 鳩山政権は12月、普天間移設問題の結論を5月に先送りすることを決め、政府・与党の沖縄基地問題検討委員会を設置し見直し作業を進めている。平野博文官房長官は24日夜、記者団に「結果は結果として受け止める。政府としての判断は判断として考えていかざるを得ない」と述べ、名護市長選結果と切り離して検討する考えを示したが、鳩山由紀夫首相は選挙前、結果が移設先の検討に影響する可能性に言及している。

 社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)は24日夜、記者団に「内閣は地元の民意に応え、辺野古沿岸に基地を造らないことに全力を挙げるべきだ」と強調。辺野古移設の選択肢は事実上消えたとの見方が政府・与党内に広がった。しかし、ほかに有力な移設候補地は見当たらず、米側との調整も難航必至。決着期限に設定した5月へ向け、政府は難しい対応を迫られる。【三森輝久】

●官房長官に与野党から批判=「斟酌理由ない」発言
       2010/01/25-21:18
 米軍普天間飛行場の移設反対派候補が勝利した沖縄県名護市長選の結果に「斟酌(しんしゃく)しなければならない理由はない」とした平野博文官房長官の発言に対し、与野党幹部から25日、批判が相次いだ。

 連立を組む国民新党の下地幹郎政調会長は、国会内で記者団に「現実離れした話だ。民意を大事にしないでこの問題を論議するのはおかしい」と反発した。

 また、自民党の石破茂政調会長は記者団に「選挙の前に言うべきだった。終わってから言うのは政府として無責任だ」と指摘。共産党の市田忠義書記局長も記者会見で「名護市民の意思を無視する暴言を吐いた。許されない。民意を何と心得るのか」と断じた。 

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