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てらまち・ねっと



 私の前立腺がんの「ガンの有無や悪性度などを調べる『生検』」を4月16日に東京女子医大で受けた。
 5月8日の結果説明では、「ガンは見つからなかった。追加で調べても、見つからないだろう。すでにホルモン療法を始めているから焼野原(やけのはら)だ。」 との旨。
 私本人としては、「リンパ節転移、多発骨転移(90スポット)」と程度が激しいから、ガンの悪性度は高いだろう、でも、穏やかなガンと判定されて欲しい・・・」そんな一縷の望みを持って臨んだ
 ・・・そしたら、「ガンは見つからなかった」とのこと。自分が現代医学の標準療法のために選んで、転院した専門医の判断。

 「ガンが見つかるより、見つからなかったことに越したことはない」というのは当然のことだけど、「リンパ節転移、多発骨転移(90スポット)」と2カ月前に認定された自分自身としてはあまりの意外な説明だったので、・・・・数日が経過して、嬉しさを感じるようになった、というのが正直なところ。

 そこで、少し流れを書いて、記録しておくことにする。
 通常は、患者本人の症状や主訴、腫瘍マーカーの結果などで「ガン」の疑いがあると、「生検」(※)という検査をして、ガンかどうかやガンの場合の悪性の度合いなどを調べる。そのあと、МRIやCTなどで位置や進行度、転移などを調べ、治療方針が決まっていくらしい。

 私の場合は2月12日に腫瘍マーカーの著しい高値から「疑いなし」として告知を受けた。「すぐに、生検をしたい」という岐阜大学病院の医師の勧めを断った。理由は、生検をすると出血などが続いて、3週間ぐらいはМRIやCTなど検査が的確にできない、との事前知識があったので、その検査を先に求めたから。
 現時点のガンの性質、悪性度などを確認したいという医師とは逆の考え。
 ともかく、前立腺がんの高リスク患者に対しては、現在は「ホルモン療法」しかないとされているので、その日から処置をお願いした。
 
 その後、東京女子医大の専門医に移ったけれど、その医師は、「治療を始めているから、できるだけ早く生検をして、ガンの最初の状態、悪性度などを知りたい」との旨。

 私の場合は、2月の中旬に映像的な検査結果が出て、「ガン」は確定している。次のよう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2月13日 МRI 前立腺癌、リンパ節転移、多発骨転移   PI-RADS(辺縁域カテゴリー1 移行域カテゴリー5)
2月13日 RI(骨シンチ) びまん性骨転移の疑い
BONENAVI解析 ANN値:0.99 BSI :7.31 ホットスポット数(高リスク) :90
2月21日 造影CT 前立腺癌:多発骨転移、右閉鎖リンパ節転移
右閉鎖領域に20*10mm大のリンパ節腫大。肝、胆嚢、膵、脾、腎、副腎に異常所見は認めない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この前提で設定された4月16日の生検。医師は、通常は10カ所針生検するが、あなたの場合は4から6カ所で良い、とのことだった。
 当日、「4カ所」から採取された。
   (私は、ガンが確定しているから、悪性度を確認すればよいので、との主旨と受け止めた)
 その結果が冒頭に書いた、「ガンは見つからなかった。追加で調べても、見つからないだろう。すでにホルモン療法を始めているから焼野原(やけのはら)だ」 。

 続いての医師の説明
 「このあと、(人によって違うが)数カ月から数年でホルモン療法が効かないガンができてくる。すぐに、この去勢抵抗性ガンへの最新の処置をしたい。 それは、ステロイドを大量に使うので免疫力がとても落ちるし、糖尿病の方に向かう。2週間に一回来て検査もしなければいけない。  今の社会情勢(新型コロナ)を考えると、今始めるより、先に延ばそう。」

 今は、そんな状態。
 現代医学の標準療法の医師の視点は否定しないし基本線は同じラインにいる。
 ただ、こちらは、丸山ワクチンとかマイクロ波治療、各種漢方薬などのほか食養や生活改善、禁酒などもろもろも大きな効果を及ぼしていると考えている。
 だから、コロナに由来する諸状況で「しばらく保留」となる現代医学の最新医療の治療とは別に、現代医学の標準療法を進める医師には理解されないところの「自分で納得する各手法を粛々と」かつ「今のタイミングこそしっかりと」続ける覚悟がなお固まった。

 だから、明日も東京にマイクロ波治療に出かける。ただ、先週までは、一泊以上していたけれど、今回からしばらくは、日帰りすることにした。「ひとりで行ってくるから」といっても、コロナが心配と付き合ってくれるパートナーには感謝と申し訳ない思い。

 なお、前立腺がんは男性がんの第一番目になるとみられている。
 それで、誰かの、何かの参考になればとの気持ちも含めて、私の生検のことや、劇的に効く「ホルモン療法」のこと、いずれ効かなくなるから漫然と「ホルモン療法」を続けていてはいけない背景などの最新情報などなどについて、患者当事者側から見たところを(今までもだけど)、順に整理していこうと思う。

 なお、昨日5月11日の私のブログへのアクセスは「閲覧数5,162 訪問者数2,541」。

 がん罹患者数の将来予測 
★≪What's前立腺がん 

日本においては、前立腺がんは近年、もっとも増加しているがんのひとつで2020~2024年(年平均)には前立腺がん罹患数は105,800人となり、男性がんのうち、第一番目の罹患数になると予測されています

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