今年の田植えは6月9日。今年から増えた、新たにお米を作付る水田(1000㎡)は、水田の土面が用水路の高さとほぼ同じ高さなので、水を水路いっぱい貯めないと水が水田に入らない。そこで、「水位」を自動で調節できないか、細工を考えた。
田植え直後は、とりあえずは、水中ポンプを使って水張り。
その後、あれこれと思案してみたけどすっきりしない。「水位が下がったらON、水位が上がったらOFF」という切り替えで水中ポンプの電源をON・OFFしてくれる「水位センサーとそれに連動したスイッチ」が要る。かつ、「数センチの水位差」を認識する感度レベル、しかも、水田というラフな現場で安定して機能するセンサーとスイッチ。
そこで、ネットでいろんな製品を調べた結果、「桜川ポンプ 自動水位制御用フロートスイッチ ピギーバック LS-012」が適当かも知れない、との感触。最小の水位差は2センチ、という。
営業所に直接電話してみたら、「この製品は、水位が下がったらOFFで、水位が上がったらONしかできない」、という。念押ししたが「逆は作っていない」という。
約1万円だけど、「逆にする」だけなら何とかできるだろうと、購入。
届いた箱を開けてみて、電気的にON・OFFを逆にする方法ができないか、即席でネットで勉強。
そして知人の電気屋さんに相談。保守・保安上も制度が高まるだろうと考え、コンタクタ(電磁接触器)とサーマルスイッチの組み方を教えてもらって、簡便な配線を作ってもらった。
翌日、それら機器・部品を教えてもらった岐阜の専門店で購入し、組み立てた。実地で水田にセットしたのが6月24日。
それ以後は、水田の水が減ったら自動で水が入るシステムは順調。
除草剤を使っていないけど、水が無くなることがないから水田の雑草はとても少ない。
そんな様子を写真で記録した。
●人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点
●一昨日7月17日の様子
●6月23日
家にあった、30年ほど前に別用途に作っていた配電盤を解体して再利用。
コンタクタ(電磁接触器)とサーマルスイッチ、コンセントをセット
コンセントの接続関係
組み終わった配電盤
組み終わった配電盤とフロートスイッチ
フロートと支柱
●6月24日セット
防草シートを張って、ポンプをセット
フロート用の支柱を立て、セット(水位差2センチ程度で反応)
フロート部には風よけ、ごみ除けのボックスを載せた
●(左)6月24日と(右)7月17日の比較
●水田(1000㎡)は2枚に分かれているので、
順に水が回ることが必要。
ポンプで給水される田から、もう一つの田にフローして流れ込むように
水位加減なども微調整した「傾斜付きの幅15cm、長さ60cmのトイ」
左右の高さの差は約4センチ
●水中ポンプから出た水は、勢いがあるので土を掘る。
だから、暗渠排水用の網パイプに通して、一か所からは少量ずつ出るようにセット。
●用水路の水中ポンプは、水位が下がると自動的に止まる、
ポンプに標準セットのフロートスイッチ
(作動する水位の誤差がとても大きいから水田の水位検知には使えない)
| Trackback ( )
|
「桜川ポンプ 自動水位制御用フロートスイッチ ピギーバックLS-012」の製品で水位が下がったらOFFで、水位が上がったらONを逆に加工したそうですが、私も農家をしており同じようにポンプを制御したいので、フロートスイッチの加工方法を教えて頂けませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
このフロートスイッチは、水田だけでなく、用途がほかにもありそうです。
入力と出力にかかる「コンタクタ」と「サーマルスイッチ」の配線は電気屋さんに教えてもらわないと分かりませんでした。「3つのターミナルのうちの2つ」をどのようにつなぐか、だけなんですけど(笑)
今年2019年のシーズン前にまとめます。