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てらまち・ねっと



 ここ山県市議会は、明日6日(木)が議会本会議での議案質疑。
 「議案質疑」とは、市長が提出した議案についていろいろと質すこと。

 私たちがやっている議員塾の講座に、いぜん来ていた人で人口50万人以上の自治体の議員の方がいた。
 本会議質疑ができると、講座で聞くまで知らなかった、という。
 かえって、議会事務局に聞いたら、「できますよ、どなたもやられないだけです」とのこと、だったそう。
 その方は議員になって、だれもやらないから、できることすら知らなかった、という事情。
 長年、だれもやっていないので、できると思っている議員がいないのか・・・

 本会議での議案質疑は、どこの会議規則でも、できるはず。
 本会議場で質疑するかしないかは、議員の側の問題。
 市の会議規則の準則は、発言を希望する場合に「通告しておくこと」が原則となっている。
 「議案質疑」では、通告していない場合は、通告した人たちの通告した分が全部終了したら、その場で、ぶっつけ本番で質問できる。

 町村の議会の準則には、通告制がないので、最初からぶっつけ本番で議場で質疑できるので、いっそう面白い。

 ここの議会の会議規則は、通告は本会議の2日前と決めている。
 だから、明日6日の「議案質疑」の通告は、昨日4日だった。12時が締め切りとの申し合わせ。
 そこで、昨日の朝、2時間ほどかけて、議案書や資料を読み直して、通告文を作った。

 全員協議会で議案書が配布された時の議案の概要説明のときに、「ここは・・」というところに付箋を付けた。
 「ふむふむ」とか「ぬっ」とか「ぬぬっ」とか思ったところなど、たくさんつけた。

 ここの議会は、「所属する常任委員会のことは、後日の当該委員会で質問できるから本会議で聞くな」という議論を不活発にする申し合わせがまかり通っている。改めようといってもちっとも変えない人たち。

 ともかく、昨日は、付箋をつけた中から、所属常任委員会の分を除いた部分について、いくつかを選んで通告した。
 今回は、いつもよりは少な目にした。
 締め切り12時の15分ほど前にひととおり出来たので、そのまま議会事務局へメールの添付ファイルで送っておいた。
 その通告文を今日のブログに載せておく。

 もちろん、再質問をイメージしながら作ってある。
 そのあたりは、明日の朝、会議の開会前に、メモ書きするつもり。 

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● 資料1・議案書の18ページ 議第3号「市付属機関設置条例の一部改正」
/(答弁者) 教育長

1.「小中学校適正規模検討委員会」 2.「教育振興基本計画検討委員会」 
3.「教育委員会点検評価委員会」  を設置するという。

新たに条例設置する経過、趣旨、目的は、それぞれどのようか。
それぞれの設置予定時期はいつか。
1及び2について、構成員の数、どんな人を選任予定か、代表の見込みはどのようか。
1.2.3につき、教育委員の意見にはどのようなものがあるか。

●資料1・議案書の40ページ 議第10号 「水道事業の設置条例の一部改正」
/(答弁者)担当課長

給水人口を12%と大幅減とする積算根拠や理由はどのようか。
対して、1日最大給水量は7%減とする積算根拠や理由はどのようか。
12%、7%と両者に「かい離」がある理由は何か。

●資料1・議案書の47ページ 議第28号 「指定管理者の指定」
資料4・議第18号 26年度当初予算             /(答弁者)市長

指定管理者の選定委員会では、当該団体が適当という結論だという。
集客やサービスの面において、市の直営時代と比べて、当該団体の発想に基づく利用者増加策は何があったと市はみているのか。
その効果は、どのようだったと考えているのか。

指定管理の対象が2施設増えるという。今後も増える可能性はあるのか。

新年度予算で、市の施策として、使用料を無料にし、その使用料相当額は市が当該受託団体に支払うという。体育振興で使用料を無料にし、後年度、市民の利用が増加したと認識しても、当該無料施策を継続するのか。

●資料3の6ページ・議第14号 25年度補正予算 繰越明許の補正について。
/ (答弁者)市長

 振興券事業について、換金などがされていないことで、繰り越しが増えている。
 この繰り越しに関して、振興券には、いつまでに使う、いつまでに換金、という旨の通知はあるようだが、「債権としての時効」はどのように考えているのか。
 今後、振興券の繰越明許はどのような態様でいくとみているのか。

●資料4-2の6ページ・ 議第18号 26年度当初予算/ (答弁者)担当課長

市税の増加を1.37%見込んでいる。
内訳は、市民税は3.36%、鉱産税は3.55%の増加、たばこ税、5.00%の減少の見込みとなっている。
実績と、予算で増減させた要因分析はどのようか。

●資料4-2の1ページ・議第18号 26年度当初予算/ (答弁者)担当課長
クリーンセンター施設整備基金につき、前年度ゼロのところ43万5千円を計上する理由は。
現在の基金の状況及び将来見込みをどのように持つのか。

●資料4-2の1及び21ページ・議第18号 26年度当初予算/ (答弁者)担当課長
消費税増税交付金の主な使途として「放課後児童クラブ事業の拡充」として730万円がある。
具体的に、現状をどのように拡充するのか。
交付金がなければ拡充方向に転換しなかったのか、否か。

●資料4-2の3及び21ページ・議第18号 26年度当初予算/(答弁者)担当課長
「子育て支援ガイド」102万6千円がある。

 どのような内容を想定しているのか。
 誰がどのように作ることを想定しているのか。
時期、部数、配布方法はどのようか。

●資料4-2の32ページ・議第18号 26年度当初予算/ (答弁者)担当課長

「ギフチョウ生息調査」164万5千円がある。前年度は105万1千円。
まず、初年の今年度にいて、委託先はどこで、どのような体制で、どのような調査を実施したのか。
成果物はあるのか。その内容の要点はどのようか。
 そもそも、ある程度の生息調査は、ずっと以前から民間で行った例もある。そのようなことや結果を把握してスタートしたのか。
 2年の必要性はどのようか、しかも増額する理由は何か。

●資料4-2の32ページ・議第18号 26年度当初予算/ (答弁者)担当課長

「総合型地域スポーツクラブ補助金」510万円がある。どのような趣旨で、どの団体か。
 当該団体の年間の収支の主たる内訳はどのようか、蓄財はどのようか。
 活動内容はどのようで、補助事業部分は具体的に何か。

●資料4-2の43ページ・議第18号 26年度当初予算/ (答弁者)市長

 年度末における基金残高見込表が示されている。
 昨年9月議会の決算議案の質疑において、私は、「地方財政法の第7条で、一般会計及び特別会計のそれぞれの剰余金は向こう2年間のうちに2分の1以上を基金に編入することと義務づけられているが市は遵守していない」ということを指摘した。
 市長は、「確かに、第7条を厳格に文理解釈すると公営企業以外の全ての会計が対象になる。この地方財政法の趣旨に基づき、より適正な方法を検討し、運用してまいる。」と答弁した。
 地方財政法第7条からみて、今回の「年度末における基金残高見込」の適法性をどう説明するのか。

●資料4-3の2ージ・議第18号 26年度当初予算関係 / (答弁者)担当課長

  事業仕分け結果への対応のうち「保育園管理運営事業」に関して。
 仕分け結果及び今後の対応について、記載以上のもう少し詳しい説明を求める。
 統合の予定も示され、「他園については、方向性を十分検討していく」とあるが、どこでどのように検討するのか。その時の判断基準は何か。


コメント ( 6 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
議案質疑 ( 木村 康一)
2014-03-05 09:39:10
初めましてよろしくお願いします。この議案質疑は一般質問の前に行われるのでしょうか?又、質問時間制限はあるのでしょうか?回答に疑問が出た場合は再質問ができますか?できる場合、回答の直後にできますか?再質問が可能でしたら延々と質疑が続くことも考えられますがどんなものでしょうか?又、他の議員が質疑に割り込んで入ることはできますか?以上ご面倒だと存じますがよろしくお教えください。
 
 
 
おそくなりました (●てらまち)
2014-03-08 07:57:39
★木村さん、おはようございます。

お答えします。
議会によって違いますが、山県市の場合は、一般質問のしばらく前です。ここは、答弁含めて45分という短い時間しかありません。一問一答ですから、即座のやり取りです。再々質問までできます。
 規則上、関連質問として割り込める余地はありますが、通常、そのようなことはあり得ません。ありうるとしたら、突発の事件の時などでしょうね。
 
 
 
議案質疑の件 (木村康一)
2014-03-09 22:38:22
ご回答心から感謝いたします。この記事を見て一宮市の3月定例会の議案書をもらいたく市役所に電話しましたが、閲覧しかできないとのことでした。しかし一宮市でも、毎回議案質疑する人は共産党の議員だけであります。議案質疑しないということは議案を読んでいないと思い、これでは市会議員に任せることはできないと考え市民の立場で、直接市役所に説明を求めたいと思い、何とか議案書を手に入れて自宅で精査するつもりです。役所と交渉しますが、問答無用ならば公開質問状を出して、さらに住民監査請求(議員と市民との税金の使い方の不公平)を出したいと思います。

先日のお問い合わせでの住民監査請求は、固定資産税の件です。又、ご相談ですが一宮市では昨年の12月議会で市長が今年12月の市長選と来年の統一地方選の市会議員選挙を同時にしたいと(経費が400万円安く済むから)と発言しました。それに対して市民、議員からも無反応です。だから、私から市長に対して公開質問状を出して同一選挙をやらせたいと思います。12月と4月では期間の問題があるとのことですが・・・真意はともかく400万円を節約したいという市長の考えは貴重であります。400万円を大事にできないものが、他の予算を節約するとは考えられません。その意味で今回の市長の意思を尊重してこれを突破口にして、市民と、議会、行政側が一体で討論できる姿勢を育てたいと存じます。議会にも公開質問状を投げかけて、納得がいかなければ住民監査請求に持ち込んでもいいかなと思っています。

どのようにしたら良いかご指導いただきましたら幸せであります。
 
 
 
なじみ (●てらまち)
2014-03-14 05:37:38
★木村さん。

>市民の立場で、直接市役所に説明を求めたいと思い、何とか議案書を手に入れて自宅で精査するつもりです

素晴らしい。是非とも頑張ってください。
現在進行形の議会の議案書が役所にもう残部がないということはあり得ません。

情報公開としてコピーをもらうのも方法です。

>市長が今年12月の市長選と来年の統一地方選の市会議員選挙を同時にしたい

一定の範囲内ら一緒にできる臨時特例法が毎回、制定されます。12月だと困難ではないでしょうか。

議会を解散して12月に併せればともかく。

一宮の人口規模からすれば、一緒に選挙をすれば、経費節減額はもっと大きい額のはず。

とはいえ、この選挙のことは、住民監査請求にはなじまないと思います。
 
 
 
議案書と同一選挙について (木村康一)
2014-03-14 10:49:40
寺町様、ご指導心より感謝いたします。議案書は今日市役所に行き閲覧する予定です。そして委員会の傍聴をして市会議員の動向(資質)を探りたく思います。議案書は次回にもほしいので何としても譲れないところです。問答無用ならとりあえず公開質問状を出さざるを得ません。

市長選と市議選の同一選挙は、市会議員の任期を前倒しして議会を解散してもらわねばなりません。しかし今の議員レベルでは議員の身分が第一で、財政を切り詰めるという発想ができる議員はいないか、ほんの一握りだと確信します。多分議員に求めても馬の耳に念仏です。ここは無駄な抵抗だと思いました。しかし議員の資質を知り尽くしている市長が、なぜ議会でそのような発言をしたのか職員も知りません。謎であります。市長本人にもメールを入れてあります。(返信するという約束のメール)しかし6日ほど経ちますが返信がありません。

地元の政治家と向かい合うには多大な時間、手間、我慢、失望が伴うでしょうが自給農業と同じで手間を惜しんでは良い野菜は収穫できません。毎日毎日、研究しながら太陽を当てたり、水をやったり、草を取ったり、肥料をやったり、寒さ除けをしたりなど無数の作業が要ります。

政治も同じだと思います。手間暇をかけて初めて安全で優しく、幸せで、笑顔が絶えない町が出来上がります。
野菜は必ず結果で努力を認めてくれます。街つくり、国づくりも同様で地道な努力、勉強が必須であります。私の言動に、一部の市民からでも賛同いただけたら本望です。一宮市出身の市川房枝さんのように政治浄化に一石投じたいと思います。

今後ともご指導いただけますようにお願い申し上げます。
 
 
 
同感&期待 (●てらまち)
2014-03-19 18:37:47
★木村さん、返信がまた滞りすみません。

>政治も同じだと思います。

同感です。

>一宮市出身の市川房枝さんのように政治浄化に一石投じたい

それは素晴らしい。
フレッシュな視点はとても大事です。
期待します。
 
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