三重県の石原産業が、東海三県と京都府の宅地に大量の産業廃棄物を不法投棄した事件。
今回、石原産業が有害物質を漏らしたこと、撤去が遅れる地域のことなどが報道されている。
「漏れ」について、今更、付言は無用であるが、緊張感がないと感じる。ひょっとすると、従来より「そんなこと、日常茶飯事」のことだったのかも知れない。
7月22日 中日新聞
「石原産業 排水に有害物質」
石原産業四日市工場の農薬製造工場からジクロロメタンが数キロ流出。発がん性疑われる物質。三重県の立ち入り検査で漏水が見つかった。工場長は、「安全や法令順守を社員に強く求めた来たが十分でなく申し訳ない」と陳謝した。
7月22日 朝日新聞
「有害物質の廃液 雨水溝に漏らす 石原産業」
敷地内の農薬製造工場で、有害物質のジクロロメタンと1-2ジクロロエタンを含む廃液を雨水の排水溝に漏らしていた。作業ミスが原因とみられる。
ほかにテトラクロロエチレンも検出されたが、工場内で使った実績がなく、理由は不明としている。
「フェロシルトの撤去完了遅れる」
津・榊原地区で6月末の予定が、撤去量が予想より多いために遅れる。
岐阜県では、先日、ある地区で撤去が完了したの報道、別の地区で撤去量が遅れる、などの地域事情が混在している。
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●7月22日 中日新聞 「石原産業 排水に有害物質」
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● 7月22日 朝日新聞 「有害物質の廃液 雨水溝に漏らす 石原産業」
● フェロシルト撤去に遅れ 津市榊原の2カ所 22日 中日
津市榊原町の二カ所に埋設された土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去が、予定より遅れている。市は二十一日に会見し、理由について「見込みより広範囲に埋設されていたため」と説明。「七月末には撤去してほしい」としている。
二カ所に埋設されたフェロシルトは約一万一千トン。当初、土砂を含めて撤去が必要なのは四万二千トンとみられ、六月末に完了する予定だった。
ところが、撤去量が増え、七月に入ってからも一日約五百トンを搬出。十七日までに総量は五万千八百三十トンになった。フェロシルトはさらに残っているという。
製造元の石原産業は、二十日付で榊原町の全戸に搬出状況を説明する文書を回覧。榊原環境推進委員会の川合孝一会長は「約束の六月末までにしてもらいたかったが、完全な撤去が私たちの願いなのでやむを得ない。一日も早い撤去を強く要望したい」と話している。 (川合道子)
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