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てらまち・ねっと



 2020年度 国内医薬品売上高のランキングというのが、≪抗がん剤がトップ3≫だというまとめがあった。
 これは、昨年に限ったことではなく、近年の傾向として揺るがないらしい。
 それだけ、癌がいかに深刻で広範な病となっているかということ、かつ、治療薬がいかに高価であるかということを認識した。

 もちろん、開発、販売する製薬会社は、そこが狙いで血眼になって研究・営業する「組織」。
 それを悪いと批判はできないけど、妙な世の中。

 ちなみに、私が9月30日から使い始めた前立腺がん治療薬「イクスタジン」は、「12日間」で全身の薬疹が出たので、念のために(他の薬も含めてすべて)使用中止にした。当然ながら、薬効は人それぞれだけれど、私の場合の効果は、腫瘍マーカー PSAが「たった12日間の服用で6割減」という劇的・著効。

 その後=当該イクスタジンが薬疹の原因でないことが検査で確認できたので、5日前の今週火曜日から服用を再開したところ。
 
 ところで、今日ネットで診たら、その「イクスタジン」は、なんと上記の売上高ランキングの「20位」だった(後掲Answersのデータ)。

 それだけで、前立腺がんがフツウの病になり、日本でしっかりと使われていること、かつ、高価であることを再認識した。
 価格は、1錠4648.2円で、1日2錠服用する。つまり、毎日、9200円超。月30日なら、27万円超となる。
 私の場合は、国保の「3割負担」だから、今の「実質の個人負担額は1日2700円程度」、「残りは国保会計が負担」、ということになる。
 こんなこと素直に受け入れていたら、パンクする。
 幸い、日本の保険制度には、加えて「高額療養費制度」があるので、今のところ治療費を横に置いて、希望の治療薬を使わせてもらえる。(過去に、いっぱい、高額な保険料を納め続けて来たから、ま、精算中・・・か)

 前立腺がんの治療薬は、大まかに4種に分類と見ると、価格帯は、きわめておおざっぱなイメージとしてくくると次。(患者の負担は、次の額に保険ごとの率をかけた額)
 1. 癌の原因・増殖のもとになる「男性ホルモン」をセーブする注射類は、月約3万円。
 2. 癌が発見されて、最初に使う「第1世代ホルモン療法薬」の仲間は月約1.5万円。
 3. 癌が悪化して去勢抵抗性前立腺がんとなったとに使う「第2世代ホルモン療法薬」の仲間は月約27万円程度。
 4. 第1段階の抗がん剤は1回約1.5万円、第2段階の抗がん剤は1回約50万円。

 私は、他の癌のことは知らないけれど、前立腺がんとして身近なおおざっぱな価格イメージはこんなものだろうと想像している。
(もちろん、正確には、各自、各薬品ごと、もっときちっと調べてください)

 しかも、今年の1月から私のようなBRCA遺伝子変異が原因の前立腺がんだと判明した場合の治療薬、「リムパーザ」は月約60万円。
 本庶さんのノーベル賞で知れ渡った免疫系の治療薬として「オプシーボ」は治療薬として月100万円超らしい。

 いずれにしても、がん患者は、これらを事実して受け入れるしかない。
 今日は、次にリンクし、一部を抜粋しておく。
●【2020年度 国内医薬品売上高ランキング】 トップ3は「キイトルーダ」「オプジーボ」「タグリッソ」 抗がん剤が上位独占/ Answers(アンサーズ) 2021/07/07

●今期4社が営業増益を予想する製薬企業、業績けん引する「抗がん剤」/日刊工業 2021年05月18日/アステラス製薬は主力の前立腺がん治療薬「イクスタンジ」の販売が伸びる。

 ・・・そんなこと思いつつ、今晩も、再開できた「エンザルタミド・イクスタジン」を飲んで眠る。

 なお、昨日11月12日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,604 訪問者数954」。

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●【2020年度 国内医薬品売上高ランキング】 トップ3は「キイトルーダ」「オプジーボ」「タグリッソ」 抗がん剤が上位独占
      Answers(アンサーズ) 2021/07/07 製薬業界の転職サイト 亀田真由
 製薬各社が決算で公表した製品別売上高などをもとに、2020年度の国内売上高が50億円以上の医療用医薬品182品目をランキングしました。
 1位はMSDの免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」。1183億円を売り上げ、2年連続のトップとなりました。
2位は小野薬品工業の同「オプジーボ」で、3位はアストラゼネカの肺がん治療薬「タグリッソ」。
抗がん剤がトップ3を独占しました。


「キイトルーダ」13%減もトップ維持
2020年度に国内医療用医薬品売上高でトップとなったのは、MSDの免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」。薬価ベースで前年度から12.9%減となったものの、1183億円を売り上げて19年度に続いて首位を維持しました。

2位は988億円を売り上げた小野薬品工業の同「オプジーボ」。昨年2月に承認を取得した食道がんでの使用が拡大し、前年から13.2%の増加となりました。3位はアストラゼネカの肺がん治療薬「タグリッソ」で、売上高は951億円(前年比10.8%増)。EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんの一次治療では、80%超のシェアを獲得しているといいます。

●今期4社が営業増益を予想する製薬企業、業績けん引する「抗がん剤」の名前
 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 2021年05月18日
製薬8社の2022年3月期連結決算は、4社が営業増益を予想する。抗がん剤の国内外での販売伸長が寄与する。医療費削減のため本年度から毎年見直される薬価改定が収益圧迫要因となるものの、各国で抗がん剤の需要は高く、画期的な新薬の創出だけでなく、適用拡大が利益を生むことになる。

アステラス製薬は主力の前立腺がん治療薬「イクスタンジ」や尿路上皮がん治療薬「パドセブ」の販売が伸びる。第一三共は新型の抗がん剤「エンハーツ」や抗凝固剤「リクシアナ」など主力品が増収となり、エーザイは主力の抗がん剤「レンビマ」の販売増や米メルクから受け取る「レンビマ」のマイルストーン支払いなどで増収増益になる見込み。小野薬品工業もがん免疫治療薬「オプジーボ」が肺がんや食道がんなどへの使用拡大で増収増益の見込み。

武田薬品工業は、主力の潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「エンティビオ」が好調を維持するが、研究開発費を前年度比662億円増の5220億円まで増額することから営業減益となる。
・・・(略)・・・


コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (mintdaisuki)
2021-11-14 01:03:13
こんばんは、癌になって初めて日本の保険制度の素晴らしさを実感しました。
一定の負担額は発生しますが、国民が等しく高度な医療を受けられるのは素晴らしいと思います。
それにしても、ガンの治療薬がここまで高くないとペイしないとは、開発費がいくらだったのか興味が湧いてきます。
 
 
 
制度と恩恵、利益追求 (●てらまち)
2021-11-16 13:33:20
mintdaisukiさん、

>国民が等しく高度な医療を受けられるのは素晴らしい

私も、バリバリの健康優良児から、・・・制度の恩恵を受ける立場になってみて、身をもって感じています。

>ガンの治療薬がここまで高くないとペイしない

その点については、私が今の立場で情報を調べてみて、決して「ペイ」の問題ではないと思っている「薬剤利用者」です。

「ペイ」の問題なのかどうか、そのうちに、ブログのエントリーにしてみます。
 
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