ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ダンスレッスンはビデオで仕上げ!

2017-10-12 08:25:06 | シニア演劇

 シニア6期生、いよいよ、フィナーレのダンス、振り付けに入ったぞ。曲はマーク・ロンソンのUptown Funk。ふふふ、何度も紹介してるけど、実に妖しい曲だ。街角にたむろする男たちが、通りがかりの女たちを冷やかす、そんな歌だ。それをちょい悪ジジイたちにやらせようってのよ。

 振り付けは、言わずもがな、R先生。菜の花座公演でも、「黒猫のタンゴ」は上演中に拍手が沸き上がったくらい魅力的な振りをつけてくれた。音楽のツボを外さず、しかも踊り手の力量に合わせた緩い動きで作ってくれる。これ、とっても助かる。今回も、街のチンピラが気取って流し目を送ってるよう絶妙の振りだ。

 まずは、曲の1/3を仕上げるのが今夜のノルマ。若手中心の菜の花座なら、1,2度やって見せてどんどん次に進むんだが、そこはシニア相手、丁寧に細かく割って何度も繰り返してくれる。そう、シニアの指導者は根気強くなくっちゃ。

 R先生が前に立って踊ると、見よう見まねでなんとか行く、が、さっ、今度は自分たちだけで、となると、とたんに支離滅裂だ。特に、一つ一つの動きは覚えていても、それがうまくつながらない。きっと、今やってる動きに集中して、次のことにまで頭が回らないんろうな。これ、僕のZUMBAも同じ。

 1時間のレッスン、あんな振り、こんな振りと個々バラバラに頭に入ったようだが、とてもとてもダンスとは言えない。ここはやっぱり、ビデオに撮って各自繰り返し自習するしかない。ということで、こっちは音出し係兼ビデオ係だ。幾つも撮ったシーンを取捨選択して、メンバーが覚えやすいように編集してDVDに焼いて次回に手渡す。

 ビデオでのチェックってやつは、振りを自分のものにする、って効果ばかりじゃない。自分がどんな姿で踊ってるか、姿勢はどうか、歩みはどうか、表情はどうか、そういった自身の外観を見直すちょうどいいきっかけになるんだ。録音した声を聞いてみて、初めて自分の声を客観的に知るのと同じこと、立ち居振る舞いだって、外から見える姿を突きつけられないとわからない。これ、自己理解ってことね、舞台に上がる者にゃとても大事なことなのよ。

 ビデオ見て、がっくりするだろうな、でも、そこから逃げてちゃいい役者にはなれないんだからね。できれば、画面に映し出された無様な恰好見て、日ごろの姿勢なんかも直してくれるといいんだけど。男も女も颯爽とかっこよくなって欲しいんだよ、僕としちゃ。

コメント
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