ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

始めたぜ、冬備え!

2017-10-13 09:54:19 | 暮らし

 暖かいなぁ、今年。ストーブ着ける?どうする?って悩まないもの。年取って寒さに弱くなったせいもあるが、なにもやせ我慢すっことねえさ心地よく過ごすのが一番だぜ、って心構えがやわになったってことも大きいな。薪はたっぷり準備して、寒けりゃ焚く、暖かけりゃ窓開ける、これが自然体ってもんだ。

 でも、備えだけはしっかりとかにゃね、ってことで、まずは、薪つくり。

 春先切り倒して刻んであった偽くるみ?を割って水分が飛ぶようにする。くるみって水気多いはずだから、使うとしても年越してからか。縁側の下、奥のほうに突っ込んだ。屋代公民館からもらってきたリンゴの剪定木、ストーブに入れるにゃちっと長過ぎ、こいつも切る。あちこち曲がってこぶだらけの幹は、とてもじゃないが、非力の僕にゃ無理だから、割るのはパス、こいつもそのまま奥に放り込む。まっ、来年の2月3月にゃ乾くさ。

 なんたってメインは森林組合から買った薪用材木。ぶ太いぜ、直径30センチ近く、それも185センチの長さだ。こいつをチェーンソーで五つに刻んで、斧で割る。ミズナラとか中心だから、自慢のグレンフォッシュなら1発で、いや2発も打ち込めばスパーンと割れる。この作業にゃストレスはないのさ。

 やっぱり、刻み方だよ、問題は。まず、持ち上げるのが容易じゃない。もちろん、持って運ぶなんて無理、無理、無理!片側だけ持ち上げて、えいやっと、放り出しつつ運ぶ。台座、ったってただ木を寝かせただけなんだが、にのせて、チェン―ソーで切る。これが、腰に来る。腰をかがめて、切り落としては、横づけしたキャリーに乗せる。この、重い切り落としを抱えての腰の曲げ伸ばし!これがきくぅぅぅ!重量挙げだね、バーベル上げるようなもんだ。チェーンソー1回の燃料給油でだいたい15、6本切れるから、1本に付きその5倍75回ほどこの屈伸運動を繰り返す。これでキャリー一杯分。

 キャリーで運ぶてのは去年から始めた。これはど正解だったね。切る場所から割って積む所までわずかに10数メートルだが、途中ちょっとした坂ももあって一輪車での運搬じゃずいぶん往生してたんだ。使えるものはなんでも使う、楽できるところはとことん手を抜く、これ、年寄りの生き抜く知恵ってもんだ。

 キャリーを軒先に突っ込んだら、満載の木を次から次と割っていく。割り終えたら、縁の下に積む。ここでも腰を屈めたきつい姿勢。薪つくりはとことん腰に来る!ここまでやって1クール終了、ほぼ2時間の作業。以前なら、続けざまに数回やって、数日あるいは1週間で終わらせたりもしいていたが、年寄りは無理しない。1日のノルマ1クール。これだって、しばらくは腰が曲がったままでしか歩けないほどなんだから。マラソンとかで体幹鍛えてるはずなのに、これだもの。それでも薪ストーブにこだわる、って、やっぱり、やせ我慢してるかな。

 でも、薪ストーブの心地よい暖かさ、ほんわか温もる豊かさ、きれいな空気、夜通し燃やし続けられる安心、遠赤外線の健康効果、炎を見ながら楽しむ一杯の酒、煮物にシチュー、バーベキュー、何でもできる万能調理、ちょっとくらいの腰病め、なんざ、軽く帳消しだ。そんな豊かな冬を思い浮かべつつ、さっ、毎日1クール、2時間、頑張っちまおうぜ。

 

コメント
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