ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

秋田三種町公演に向けて、準備始まったぞ!

2017-10-08 08:39:46 | 菜の花座

 アクセルグイグイ踏み込んで、ビュンビュンぶっ飛ばして、ほぼ休憩も取らず往復9時間!三種町に行ってきた。いやぁ、遠いねぇ、隣県とは言っても、山形県南から秋田県北までだから、距離にして片道300キロ!運転手さん、一人で運転ごくろうさん。

 11月公演の会場下見兼、主催者との打ち合わせだ。川西7時出発で11時半、現地三種町山本ふるさと文化館に到着、

 今回菜の花座に白羽の矢を立ててくれた当地町民ミュージカル中心人物Iさんの出迎えを受けて、まずはホールを軽く見学。町民手作り緞帳は子供たちの顔がパッチワーク。凄い!パワーとオリジナリティ!

 昼食では、Iさんの驚きの体験を聞かせてもらいつつ寿司を食った。なんだ驚きって?60歳の退職記念と70歳になった時、なんと、自転車で奥の細道全行程を行脚したんだってよ!!!そうか、そのバイタリティが東北各地の演劇を見て回る活力につながってたんだ。案内に立った車の飛ばすこと!飛ばすこと!80歳過ぎだぜ、多分。

 Iさんの豊富な話題と巧みな話術に圧倒されつつ、いよいよ会場のチェック。舞台は思っていたより広い。間口はたっぷり8間近く。でも、奥行きが狭いなぁ。これはちょっと工夫が必要だ。それと、平台、開き足の類はほぼゼロ。あるのは3×6×40センチの台が6つ、6×6×1の台が3つ。これら全部使うとしても、舞台奥に小山を築き階段を付けるのは容易なこっちゃないな。まっ、全身全能装置さんがいるから大丈夫だろうけど。

 もっと問題なのは照明。SUSは2列、まっ、これは小さいホールじゃよくある話し。ただ、吊ってある灯体が1列あたりわずかに12個、しかもいずれも500W、回路数も1,2SUS合わせて12回路!!!こ、こ、これは厳しい!舞台暗いだろ。地明かり作って終わり、トップなんて2本作れるかどうか。菜の花座、別に凝った照明作ってるわけじゃないけど、ダンスもあるし光は大切にしてるから、この設備で演じ切るとなると、役者の頑張りしかないかもな。

 それでも、調光室に上がって説明受けたりしているうちに、ステージサイド置き用1キロ灯体を発見!これは別回路でつないでくれるって!やったぁ、ありがとう。スタッフさん。さらに、調光卓は小振りながら、シーンの記憶が可能!これまた、やったぁ!で、照明担当のAさんは何より、ほッ!帰りがけに横を見ると、ピンスポットが一台!あっ、これ使えば足りないトップや、シーリングの代用になるかも。さっそく点灯。おお、見事見事!舞台をくっきり照らしだしてるじゃないか、って当たり前だろ。問題は操作する人でが足りんってことだ。うーん、だれが、いないか、ピンやってくれる奴?1泊3食、飲み会付で交通費等、自己負担なしだぜ、置農演劇部OB、だれか頼むよ。

 まっ、無いもの数えりゃきりない。こんなところでやれるんか?の泣き言じゃなく、やると決めたからにゃやるんだ!って舞台監督の心強い宣言通り、与えられた条件の中で最善の舞台を仕上げる、それしかないのさ。

 受け入れ側の実行委員会メンバーと打ち合わせを済ませ、みちの駅でお土産買って、またまた4時間半の車旅。帰りの車中は、プラン担当のNを中心に照明プランの組み立て。灯体も回路も少ないから、1時間も検討すりゃできることは決まった。後は、舞台監督兼装置屋さんが、舞台プラン作ってそれに合わせるだけ。来週の火曜日17日にゃプラザの舞台借りてリハーサル。公演に向けて1歩、踏みだとしたってことだ。

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