ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

待ってたぜ、秋晴れ!さぁ、脱穀だぁ!

2017-10-27 10:09:06 | 農業

 やっと、ようやく、やって来てくれた秋晴れ、久しぶりだよなぁ、どこで道草食ってたんだい。秋なんだからさぁ、すかっと晴れ渡った青空、もっともっと欲しいじゃないか。なのに、台風なんか割り込まれちまって、もう、頑張れ秋晴れ!負けるな大陸性高気圧!

 となれば、待ちに待った稲こき作業だ。秋晴れの露払い深ぁぁい霧も10時には晴れた。今日の目標は、お隣さんの田と我が家のコシヒカリ2枚、コシヒカリすべてを終わらせる。機械さえ順調なら、まずは楽々1日仕事ってとこかな。

 なんて、上手くは運ばず、案の定、結束部分の不調で手こずる。1束目は上手く藁束を丸ってくれるんだが、すぐにひもがだらだらと出てきてそいつが絡まり、結束不能。うむ?ひもの通し方が違っているのか?何度か試してみてやっと正解にたどり着いた。何といっても年に一度の経験だから、思い出すのに時間がかかるんだ。でも、正しくひもが通せれば、後は順調、1時間ちょいで、2aの田んぼ2枚を脱穀し終えた。

 さて、問題は家の前の大きな田。4日前の台風の雨がたまって、未だそちこちに水たまり!うへっ、泥田の中で稲こきかよ!こんなの初めてだ。水持ちの良い田てのは稲の生育にゃ向いてても、作業となると、こりゃトホホだな。なんせ、足踏ん張るとくるぶしまでめり込むんだから。

 写真じゃよくわからないが、杭の回りは水たまりなんだ。

 どうにかこうにか乾いた稲束、絶対落とすわけにゃいかない。米が濡れれば、保存中にカビにやられちまうし、藁だって、持って行ってくれる畜産農家に申し訳ない。いつもなら、スピード重視、落としたって気にせず、ちゃっちゃかこいでいくのだが、今日ばかりは丁寧に稲束が滑り落ちぬことが最優先!焦る気持ちを抑えて、抑えて、作業を続けた。

 いっぱいになった米袋も地面に直には置けない。結束されて放り出された藁束の上にそっと横たえる。下敷きの藁は濡れるが、背に腹は代えられぬ。

 掛けてある稲束も上の方はかなり湿っぽい。台風の雨、かなりだったんだぁ!ビニール掛けときゃよかった!って今頃気付いても遅いって。ゆとりがあれば、あと数日日にさらして乾燥を待ちたいところだが、ハーベスタは共同利用者から明日明後日の予約が入ってる。それに何より、明日は神さんがいなくなる。ちっとばっか湿ってたってやるしかない。

 足元の水たまりを気にしつつ、ぬかるみに足を取られつの仕事、相当手こずるかと心配したが、機械の機嫌も良かったし、何よりこの爽やかな秋の日差しに応援してもらって、夕方、暗くなる前にはすべての作業が完了した。

 さて、残ったヒトメボレと満月モチと黒米、またまた、天気予報とにらめっこしながら、数少ない秋晴れを狙うしかない。やれやれ、天候の遅れに悩まされた米作りだったぜ。

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