ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

コント台本、取りあえず1本!

2017-10-21 09:50:25 | コント

 『ニャン婆と時之助』本公演終わったと思ったら、さっそくコントの出番だよ。11月3日、川西町芸文祭で上演する。町の文化活動団体がそろって参加するこの舞台、舞踊だろ、合唱だろ、フラダンスだろ、詩吟だろ、謡曲だ、大黒舞だろ、カラオケまであるんだ。でもここでも高齢化の波はザブンザブンと押し寄せて、お年寄りの芸能大会の趣が日増しに色濃くなっている。当然、お客さんもじり貧状態、お目当ての団体が終わるとさっさと席を立つお義理の人たちが多くなっている。まあな、家帰ればテレビもあるしなぁ、素人芸に一日お付き合いって気にもならんさ。

 なんて、高見でしたり顔してるわけにゃいかんので、なんとか、地域の文化活動を盛り上げていかにゃならんのよ。一つは置農演劇部だ。もうかれこれ10年近くになるかなぁ、高校生が演歌を踊る舞台作って参入した。これが、バカ受け!今じゃ客足を引き留める切り札として、常にトリを務めさせてもらっている。

 菜の花座だって負けちゃいられないよ、ってことで、こっちは毎年コントを披露している。昨年は『見守りパッパー』で、一人暮らし老人とロボットとの滑稽な冒険談を見てもらった。今年もやっぱり婆さんものだ。台本どころか、そのアイディアだって浮かんでいない段階で、タイトル決めろって事務局からせっつかれて、仕方なく『婆さん日和』なんて、わけのわからんどうにでもなる題名を送ってやった。三人の婆さんが、どうたらこうたら、・・・・

 てことなので、婆さん三人は登場させにゃならん。その配役もすでに提出済み。すべて本物の婆さんてのも芸がないんで、二人は若手が婆あに扮することにした。話しは、身寄りのない老人たちが暮らす病院兼介護施設。棺桶を前にして仲間の二人が、亡くなった婆さんを偲んでいる。と、突然、棺桶の蓋が開き、死んだはずの婆さんが飛び出してくる。なんか、忘れ物をしたようで、うかうか死んじゃいられないと焦っている。三人であれやこれや忘れ物探しをするがどうしても見つからぬ。葬儀の道具に不具合があるんじゃないか?と、位牌を見てみると、なんとそこには、・・・・と、ネタばれはここまでで精一杯だね。この先気になる人は、11月3日、フレンドリープラザに足を運んでおくれ。

 台本上がってさっそく稽古、と行きたいところだが、同時進行で『ニャン婆と時之助』三種町公演に向けての大幅な手直し作業もある。仕方ない、コントの方は出演の三人にお任せしよう。コントも手馴れてきたようで、さっさと自分たちで話し合いながら演出して行っている。そう、ここら、菜の花座力つけたと思うな。たまにチェックしてやれば、ほぼ役者だけで仕上げてくれることだろう。

 菜の花座の芸文祭コント、置農演歌舞踊にゃ敵わないが、皆さんけっこう楽しみに待っててくれるようになってきている。この上演、地域に根を張るいい機会になってるんだ。定期公演といい、コント大会といい、着実に常連さんが増えつつあるのも、こういうこまめな顔見世のお陰なんだろうな。

 菜の花座の出番は1時35分から。置農同様、客引き留め役を仰せつかってるからね。

 

 

 

 

 

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