43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

ハセガワ1/144 屠龍 完成!

2020-01-19 | 1/144飛行機模型

こ無沙汰です、すっかり更新さぼってました。新年早々からバタバタしてました・・・・

 

皆さん、もう観ましたか?

映画「フォード vs フェラーリ」

事業立て直しのためフェラーリを買収しようとして失敗したフォード社が、今度はフェラーリにルマンで勝つために動き出す。
そのためのマシン開発を任されたキャロル・シェルビーと開発ドライバー、ケン・マイルズの物語です。

レース好きには有名な1964年からのフォードとフェラーリの戦いを題材にしていますが、史実を忠実になぞっているわけでなく、色々と改変されてます。

おそらく歴史上の出来事を扱った映画やドラマは皆ある程度の脚色や改変、誇張、でっち上げ、あれこれ盛り込むのは当たり前なんでしょうね。
レース・ファンにとっては気になる諸々もほとんどの観客には無用なのでしょう、あまり気にせずドラマを楽しみましょう・・・・


しかし、1966年のフェラーリがP4なのはどうなんでしょう
歴史やストーリーにはあんまり関係無いけど模型ファンにとっては残念なところです。
この映画CGを極力使わずに実車使用、実写映像に拘ったようなのでレプリカを用意出来なかったんでしょうね。

個人的にはCG使いまくっても良いから、正確な描写で往年の名勝負を見たかった気もしますが、人それぞれでしょうね。

P4の走り去る後ろ姿を見た時は胸がキュンとしたわ。世界一美しいレーシングカーなのは間違いないことを再認識。

ディティールはともかく、レースシーンは迫力もあり展開も分かりやすく構成されててテンポ良く楽しめました。


マッド・デイモンとクリスチャン・ベイルの演技が素晴らしく人間ドラマとしても秀逸です。

全体的にはエンタメ寄りで良いヤツと嫌なヤツが分かりやすいストーリーです。「悪いヤツ」は出てきません、嫌なヤツも、まあ一人だけだな。

新年一発目、とても面白くて見ごたえあって、興味深い映画が観れました。
モデルカー・ファンの皆様にもおススメ出来る映画です、ただし考証は無用です、あくまで史実に基づいたフィクションです。

 

年越し・お年賀モデリングで作っていた1/144屠龍は無事、〆切の15日夜に完成しました。昨年に引き続き、またしてもブービーメーカーです。つまりビリっけつ。目指せブービー

製作過程はイベントサイトのBBSにちょこちょこ挙げてましたが、こっちでもまとめておきます。

日本陸軍・二式複座戦闘機、屠龍です。重武装を生かして大戦末期に本土防空に活躍した飛行機。ハセガワから発売されてたキットですが、実はイマイの製品です。一時期ハセガワから発売されていたみたいです。


インストの絵とパーツが違う。インストでは操縦席が塞がっていますがパーツでは底抜けです。


プラバンとかで底を入れてやる。古い144を作る時の定番作業だ。面倒くさい。


主翼の貼り合わせ。どうしても浮いてくるのでクランプやらピンセットまで動員して無理矢理接着。


座席は金属とはんだ付けで作ってみた。細かいパーツはこのほうが頑丈に出来るので良いですね。


まあ大して精密になるわけでもない。頑張って作り込んでも見えなくなりますし。


ハセガワの1/48のキットのインスト画像を拝借して塗装の参考にします。


鉛筆で迷彩パターンを描いておいて


ひっつき虫を紐状にしてマスキング

このやり方は前から考えていたものだけど思っていたより難しい。もうやりたくない。


これだけ貼るのに二晩かかったわ。効率悪過ぎです。


苦労した甲斐なく、普通に手描きしたのと変わらない・・・・


尾翼は手描きにしたけど、全然一緒だった・・・・orz

デカールは古くて使えないので白帯や黄帯を塗装。日の丸とかはジャンクのデカールで。


上向き砲や機首の37mm機関砲は金属パイプにしてみた。

というわけで完成に至りました。

古いキットなのでもっとグダグダかと思ってましたが、モールドなど驚くほどシャープで、現在の水準と比べても全く見劣りしません。パーツ割もシンプルながら屠龍らしいスタイルをうまく再現出来てると思います。
残念なのはキャノピーが分厚くて窓枠のモールドもごつくて全体の精密感を台無しにしてます。それ以外は秀逸なキットです、あと室内を再現してくれてたら良かったけど、そこまでしない時代でしたから仕方ない。

新年早々良いキットを作れて楽しかったです。いつもそうですが、作っててその機体に惚れてしまいます。もともと双発機って好きなんですが、この機もカッコイイですよね。また双発機作りたくなりました。

さて次回からはカーモデルに戻ります。ではでは。

 

 

 

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