312T5を作ってる合間にチマチマ作ってた、1/144のカーチスP-36ホークが完成してました。
マーク1モデルのキットです。チェコの良心的なメーカーです。
以前は価格もまあまあ良心的だったんですが、最近は輸入代理店が乱心したのか、とんでもない価格になってて買えません。
安い時に色々買っておいて良かった。
このキットは二機入りで1500円ぐらいだったかな。
このメーカーはややマイナーな機種も出してくれてるのが嬉しいんだけどな。
室内もちゃんと再現されてます。
エンジンも一応、再現されてますし。
残念ながらプロペラが回転するようにはなっていなかったので、パイプやら金属線を使って脱落しなくて回るように工夫しました。
なんと計器盤のデカールまで付いている親切さ。
日本のスイートやプラッツの高品質キットでもメーターのデカールは無かったもんね。
どうせ見えなくなるんですけどね・・・・
今回もシルバー塗装で実験してます。
クレオスのメッキシルバーNEXT(SM-08)を使ってみました。
この塗料はその名の通り、ピカピカメッキを再現するためのものですが、塗膜が弱いのが欠点。
なので、全体塗装には向かない訳ですが・・・・アルミ無垢の金属感の表現にはどの塗料も決め手を欠くので、実験として試してみました。
ただ、ピカピカメッキ感を出すには下地をつるつるピカピカにしておく必要があるのですが、このキットは表面の平滑度が今イチな上に合わせ目消しもあって下地は磨き切れませんでした。
グロスの黒を塗ってから、メッキシルバーを数回に分けて薄く吹き付け。
なにせ軍用機なのでそれほどピカピカにする必要は無かったんですけどね、
参考にした資料画像が現存している機体で、かなりピカピカだったもんで。
でも現役当時はピカピカだったとは思えません。
結果的には、前に作ったP-51Dに塗ったクレオスの8番シルバーよりはずっと明るい銀です。
ただメッキシルバーではないし、アルミ無垢とも違うなあ・・・・。
まあ、悪くは無いです。
窓枠は今回も筆塗りです。
まずグロスの黒で下塗り。
キャノピーの透明パーツは厚みも無く悪くないですが、窓枠のモールドは甘く、塗るのは大変でした。
頑張って塗ったつもりだけどアップでみると厳しい・・・・。
斜め後方の視界を確保するための窓、何て呼ぶんでしょうかね、このパーツは厚過ぎてそのままではレンズみたいになっちゃうので、薄く削り込んで磨いておきました。
接着も糊しろが少なく大変・・・・接着剤ちょっとはみ出してるな。
というわけで、デカール貼って完成~
カーチスP-36 ホークは、日米開戦当時のアメリカ陸軍の主力戦闘機でした。この時期のアメリカの戦闘機の性能は日本やドイツに後れを取っていましたので、開戦後すぐに二線級に落ちてしまいます。
この機体は、真珠湾攻撃の際に爆撃を逃れて迎撃に飛び立った数機のなかの一機です。
零戦を撃墜したとされていますが、当時の記録は混乱していて事実かどうか分かりません。
同じ機番の機体が現存しているようですが、展示用の再現機で本物ではないでしょうね。
真珠湾のヒーローとして有名な機体らしいですが、いろいろネットで調べてましたら、この機よりも活躍した機があったようですが、この機のパイロットが若くてイケメンだったのでもてはやされたんでしょうね。
裏面。
このメーカーのキットはパーツは悪くないんだけど、接着の位置決めになるダボ穴が無くて、主脚もどう付けたら良いのか怪しい。強度を確保するために大体の位置にダボ穴を開けて接着しました。
メッキシルバーNEXTは、触ったら手に付くなんてことは無いもののだんだん輝きが曇ってきてそのうち下地が出てきます。
クリアーコートも出来ないのでデカールは貼りっぱなしです。
空中線も、尾翼から両翼に伸びるように張ってあるので、付けちゃうと持ちにくくなるので付けてません。
雑に作ったので出来も今イチですが、それなりにカッコよくなりました。
ミニスケールの飛行機模型はストレス無く楽しめて嬉しいです。
( マーク1モデル 1/144 カーチス P-36A ホーク 1941年 12月 ハワイ )
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