先週、敗北宣言したファンネルのメッシュ・フィルターですが
どうにも諦めきれず、メッシュを抜くだけなら難しくはないだろうと、抜いてみた。
簡単に抜けた。
別に特別な方法では無いけど、備忘録と参考のために書いておきます。
浅い穴を開けた木片を凹型にして、丸い先端工具で押し込んでメッシュを凹ませます。
木片の穴が深い穴だとメッシュを破ってしまいますので適当な浅さで。
裏返して、今度は金属板の上でポンチを使って丸く切り抜きます。
今回は2.0mmのポンチを使いました。
コツさえ掴めば10個でも20個でもすぐ抜けます。
抜いた以上、貼り付けに挑戦しなければなるまい。
今回はヤル気があるのでどんどん手が動きます。
ファンネルは斜め上を向いているので、メッシュを乗せてもズレないように、台座の下に斜めにカットした木片を貼り付けて斜め状態をキープします。
接着剤は30分硬化型のエポキシを使います。初期接着力は殆ど期待できませんが、物質の持つ最低限の粘着性はあるので、どうにか硬化までズレないでくれることを願います。
爪楊枝の先を削ったものに両面テープを貼って、すくい取ります。
ピンセットだと落っことしまくったので、この方法にしました。
もしも落っことしても隙間に入り込んでしまわないように、マスキングテープで囲っておきます。
結果的には一個も落っことすことなく作業は済んだんですけどね。
少量のエポキシ接着剤を塗りつつメッシュフィルターを一個一個ていねいに乗せていく。
メッシュの丸みが足りないようにも感じますが、スケールエフェクトでこれ位控えめなほうが良いと判断しました。あまり大きいと、存在感があり過ぎるので。
出来ないと思ってた作業もやってみれば何ということも無く、実質作業時間は片側で30分程度でした。
片側終了後、じゅうぶん硬化するのを待って反対側も完了。
何事も、ヤル気次第ですねえ。ヤル気と準備と慎重さがあれば出来ることもある。出来ないこともあるけどね。
実車のメッシュは白か銀色のように見えるので
メッキシルバーを塗っておきました。
多少、下のほうに吹き漏れしましたがもう気にしません。
こんなことしてるので、またしても完成しません。
次回こそ完成とさせたい。
映画「探偵物語」観てきました。
1983年の作品です。薬師丸ひろ子さん19歳、主演四作目の映画。
新作映画の公開が延期されているせいで、映画館には古い映画ばっかり掛かっているんですけどね、ここ数年のヒット作のほか「戦国自衛隊」「復活の日」「蘇る金狼」とか薬師丸作品の「ねらわれた学園」「Wの悲劇」など80年代のヒット作のなかで、これだけ見直したいなと、急に思い立ちました。
松田優作が探偵役ですが、テレビドラマの「探偵物語」とは全く関係ありません。なぜこんなややこしいキャスティングしたのか分かりませんが。
当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気だった薬師丸さん、やっぱり可愛いですね。今日の女優さんと比べて特に美人とかでは無いですが、当時としては稀有な存在感だったのを思い出します。
そしてやっぱり松田優作ですよね。
映画全体は、分かり易い演出に演技でアイドル映画の域を出ないんですが、松田優作の抑えた演技のお陰で良い塩梅で大人の世界を感じられる作品になってます。
お転婆お嬢様が冴えない探偵さんと殺人事件を追いかけるという、いかにも赤川次郎原作らしいドタバタサスペンスですが、終盤薬師丸さんが松田のアパートを訪ねて、松田がお茶を淹れる場面、部屋を飛び出してゆくまでのやり取りとか、
翌日アメリカへ旅立つために空港に向かうシーンでの大瀧詠一作曲の主題歌、そしてラストシーンのキス。
ここらへんの出来はアイドル映画とて侮れない素晴らしさ。
観に行って良かったです。
実は当時も映画館で観ている筈なんですけどねー、なぜかそれほど印象に残っていない。
同時上映が「時をかける少女」だったらしく、そっちの印象が強かったせいかなあ
なにぶん、37年前ですから・・・・それなりに記憶していた筈のものも消えてしまったのかな
くしくも昨夜もNHKBSで「時をかける少女」やってて、37年を経て同時上映の二作を見直すという体験をしました。
自分は当時、大林作品に傾倒していたのでこっちはもちろん覚えているんですが、今観るとやっぱり色々、違った感じ方がしますね。
でも、古い映画良いわー
80年代ももう立派なクラシックですな。新作で観た映画をもう一度、今度はクラシックとして味わい直せるなんて、年を取るのも悪くないですね。
( タメオ1/43 フェラーリ312T5 ベルギーGP 1980 )