よく「からだの声をきく」と良いと言われるが、それには前提がある。意識がニュートラルに近い状態でなければ、からだの感覚も正常にならないからだ。よく「食べたいものを食べれば、必要な栄養が取れる(足りない栄養を摂りたくなる)」というが、ストレスがあれば甘いものを摂り過ぎたり、食べ過ぎたりすることがある。何かに夢中になっているときに水の補給を忘れてしまうことがある。必要に迫られて仕事や勉強で夜更かしをするときに眠くはならない。こういうときに「からだの声」は発せられているのだろうか。からだの声をきく前に、先ず自分を整えることだ。意識が偏っていれば(気が上がっていれば)、からだが出す「声」もまた歪んでしまうのである。
「意識のニュートラル」は脳波や血圧などを測定して分かるものではなく、自覚するものだ。私は「立つ」練習をしているが、そのときに身心が「ニュートラル」になったことを自覚する。ニュートラルという言葉に語弊があれば、現在作り得る最高の状態と言い換えてもいい。
「意識のニュートラル」は脳波や血圧などを測定して分かるものではなく、自覚するものだ。私は「立つ」練習をしているが、そのときに身心が「ニュートラル」になったことを自覚する。ニュートラルという言葉に語弊があれば、現在作り得る最高の状態と言い換えてもいい。