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気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

太極拳とニュートラル

2012-01-13 10:50:47 | 太極拳

 太極拳では各動作の終了時に、「ニュートラル」な状態に戻らなければならない。「ニュートラル」とは、落ち着いて(力が入り過ぎず、抜けすぎず)静止できると共に、次の動きに入る準備の整った状態である。丹田の場所で言えば、上がり過ぎず、下がり過ぎずの場所である。

 表演会を観ていると、この(動作の終了)時に、肩や腕を意識的に落として(下げて)いる人が多く、不自然な感じがする。

 私のやり方は、例えば陳式太極拳の「単鞭」であれば、両腕を左右に開いた (丹田は下がり、胸は上がっている)後、丹田を少し上げるようにする。丹田を上げると、胸が下がり、その力は肩・腕を自然に下げさせる。「単鞭」の後半、左へ捻じっている場合には、丹田を上げるだけでなく、右の股関節を緩めながら右へ引けば、身体は自然に正面に戻り、「ニュートラル」が完成する。

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