「鼻歌」はふとした時に、自分でも知らないうちに出てきてしまうものである。「今から鼻歌でも歌うか」などと気張って始めるものではなく、また他人に強要されるような性質のものでもない。それはあくまでも自然で、何の前触れもなく始まるものである。
「言葉」もまた、静かにして待っていれば、するっと出てくるものだ。何もない所から立ち上がってくる。しかし普段の私たちは「言葉」をアタマの中から、無理やり引っ張り出そうとしてしまう・・・
「言葉」はアタマの中にあるのではない。もし「言葉」がアタマの中にあるのなら、言葉は自ずと有限になり、人間はこれだけの文明を築くことはできなかっただろうし、芸術も生まれなかっただろう。
「鼻歌」や「言葉」が自然に出てくるためには、どうしたらいいのか。それの実践が健康法になる。