(花を集めて撮影)
はじめは スミレだと思った
落ちていた その薄紫を見て
観上げてみると
数千枚の葉が それを隠した
(いつもピンボケ)
白っぽいミツバアケビの幹から薄茶色した茎が出ている。実は去年から、その茎の周囲半分くらいは破れ、中の一部だけで辛うじて繋がっている状態だ。
私は春の訪れをを心配していたが、アケビの方ではとっくに春に向かう準備をしていた。紫色の小さな花芽をつけた。
いつもの山道の 枯葉の一枚で
白い羽をピンと伸ばしている
風に震わされ 周りの枯葉は飛ばされる
その細い足に力を入れた
しがみつかれるものは枯葉の如く
しがみつくものは枯葉の如く
ピンボケでスミマセン
数日前、山道で「青い実」を拾った。その青はとても鮮やかで、藍の深さの中に水色が観得る。カワセミの羽の様に光ってもいる。
しかしその実は潰れてしまった。それを財布に入れたままにしていたから。翌日もう一度、「その色」に出会いたくてキョロキョロしていたら、一つだけ落ちていた。
昔、図鑑で見たヒマラヤに咲く「青いケシの花」は、綺麗な「青」だった。高尾の「青」もまた美しい。比較しなければどちらも美しい。
アケビの葉が紅くなるとは知らなかった。今まで育てていたものは、黄色くはなっても紅くはならなかった。このミツバアケビは、近くの山の斜面に生えていた。数年前からそこにそのアケビが有ることは知っていた。毎年三月下旬になると、決まって濃い赤紫の花をつけ、私の眼を楽しませた。その後、この斜面は土砂崩れの危険性があるので、市が工事をすることになった。そうなれば斜面一帯の木々は切られ、コンクリートで固められてしまうのだ。工事の始まる数日前に、そのアケビをウチの庭に植え替えた。実は一つもならなかったが、秋に私を驚かすために、その葉を紅くした。そう思うことにした。
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