goo blog サービス終了のお知らせ 

気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

山道の横の景色

2010-12-03 14:28:06 | 風景・自然

072( 写真をクリックすると大きくなります)

 写真中央部の微かな紅は、紅葉である。山道から外れ、北の斜面に一本だけだから、人の眼にはとまらないだろう。数キロ先の高尾山に生まれていれば、多くの人に注目されたかも知れないが・・・

Akinosinnme1

 何故この時期に生まれて来たのだろう。これから冬に向かうというのに・・・季節を間違えて出てきたのか?そういう種類の植物なのか?それとも、お前が自分でそれを望んだのか。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

挙頭望高尾山 低頭思落葉

2010-11-25 13:09:15 | 風景・自然

2010aki

 不思議と落ち葉は他の葉と、葉を重ねても色はぶつからない。互いに共通するもので繋がっているからだろう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

35年前のアケビは何処にある

2010-10-05 19:26:05 | 風景・自然

Akebi_2010103_2

小学2年生の頃の遠足で多摩川に行った。クラスメイトのS君が、植物の実をどこからか採取してきた。初めてアケビを観たときである。紫色の房が少し開き、中には半透明の実があり、種が透けている。S君は食べたことがあるらしく、この実は甘いと説明した。

 25年間アケビを忘れなかったのは、アケビについて「しなければならないこと」があったからだ。それは単にアケビを食べることではなく、S君のように山か川で自然のアケビを探し、それを食すことである。

 以来そういう機会があり、食した。また6年程前から自分でもアケビを育ててもいる。しかしどれも、S君の持っていたあのアケビとは似ていない。S君のアケビは、もっと黒みがかった紫で、房の中はもっと深くて暗かった。その味を想像することのできない神秘性があった。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

挨拶をしない客

2010-09-14 20:45:35 | 風景・自然

050

先ほど、庭に現れた「アナグマ」。みみずでも探しに来たのだろうか。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜥蜴の血

2010-08-25 21:12:35 | 風景・自然

 蜥蜴(トカゲ)を一匹、殺してしまった。事の発端は、神社の境内で蜥蜴を見付けたことだ。蜥蜴は私の気配を感じて逃げた。ブロックが斜めに立てかけてあり、その裏側に隠れた。私はブロックに近づき、腰を下ろし、捕まえる姿勢をとった。ブロックの左側に左手を置いた。右側から右手を差し込み、枯葉を鳴らして脅かし、左側から逃げて来るのを捕まえるという作戦である。してみると予想通り左から出てきて、もう少しで捕まえられるところだった。蜥蜴は、別のブロックの裏側に隠れた。「同じ手」を使うと、左手の中に蜥蜴が収まった。

 様子がおかしい。本来なら逃げようと暴れるはずで、そういう振動が掌にあることを予測していたのに、それが無い。蜥蜴は仰向けになって口を開けていた。しかも口のあたりから、出血していて、その血が枯葉の上に落ちて、丸く溜まっている。蜥蜴の血は少し茶色がかっていたが、人のそれと似ていた。

 蜥蜴がどうして出血したのかは判らないが、恐らくブロックの下の隙間に逃げ込もうとして、何かの拍子でブロックが浮き、その下敷きになったのではなかろうか。

 私には罪悪感がある。そもそも蜥蜴をどうしても捕まえたかったのではなく、ちょっと捕まえてみたいなという感じだった。すばしっこい蜥蜴を捕まえることで、運動神経を試したかったのかも知れない。それが結果的に殺してしまうことになるとは・・・私にとっては遊びでも蜥蜴にとっては命懸けの逃亡だったのだ。遊びと本気では、生き方の質が違う。気持の悪さを癒さずに引きずって行くことにした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする