午前中に面接の用事ができ、高岡市内に行ってきた。
旅行業の免許を持ちながら、有資格者がいないためにその部門は休眠している会社ということだった。
「旅行を仕事とすること」はすでに自分の中でも半信半疑となりつつあったが、昨今の厳しい就職事情もあり、資格が再び生きるのならいいなと思い行ってみた。
社長さんが約束の時間より数分遅れて現れた。
結論から言えば、旅行業うんぬん以前に、私はやはり「人前に出ないほうがいい」ということが浮き彫りになった。
営業・接客にほとほと向いていないことは何度も本欄で書いてきたが、あらためてそれを確認することになった。
話している人の目を見ないのは私の悪い癖で、面接の最初は社長さんにそのことでさんざん怒られたので早く帰りたくなり、質問にも適当に答えていた。
そもそもこの癖のために「第一印象」が著しく悪いことがビジネスの場面では致命的であったと思っているが、たぶん直ることはない。
旅行の資格を持っているということで来てはみたが、本来は事務系が向いていて、なるべく人としゃべらずコツコツやる仕事のほうがいいと正直に申し上げた。
旅行の仕事が不向きだとなったところでもう「お帰りください」という流れかと思ったが、社長さんの話が続いてなかなか面接は終わらず、ついには社長さんだけで2時間が過ぎた。
「なぜ面接が終わらなかったか」は、社長の後に来られた女性の担当者と話して分かった。
実は、社長さんは、こんな私の「よいところ」を必死で探そうとしていて、それを何とか会社の中で使えないかという思いで時間を割いてくださっていた。
旅行の仕事は厳しいけれども、ほかの部門で何か私の力を使えないかと考えてくださっていた。
結局、3時間以上面接会場にいるという異例の展開となったが、ひとまず旅行業ではなく「別部門で単純な入力作業から」ということでお誘いをいただいた。
ちょうど入力関係の人員も募集しようかなというタイミングだったらしいので、私にとっては幸運であった。
しばらくは単純作業の日々となるが、むやみにしゃべらなくていいのは気楽かもしれない。
社長さんとしては、私の得意とする「分析」や「文章表現」に期待を寄せておられるようであり、追い追い何らかの課題を与えられることになるだろう。
本当に驚いたのは、長々と話す中で私の偏屈な個性についても耳を傾けていただき、なおかつそれが「否定されずに受け入れられた」ことである。
おまけに仕事の場すら与えていただくというのは奇跡的としか言いようがない。
近日中にも長かったブランクから解放されることに、まずはホッとしている。
仕事がない間、歴史や社会について勉強しなおす機会があったことは幸運であった。
公私の「私」の部分(趣味・教養)はかなり固まった。
あとは「公」の部分を一歩一歩積み上げ、年齢相応の一人前に早く戻りたいと思う。
旅行業の免許を持ちながら、有資格者がいないためにその部門は休眠している会社ということだった。
「旅行を仕事とすること」はすでに自分の中でも半信半疑となりつつあったが、昨今の厳しい就職事情もあり、資格が再び生きるのならいいなと思い行ってみた。
社長さんが約束の時間より数分遅れて現れた。
結論から言えば、旅行業うんぬん以前に、私はやはり「人前に出ないほうがいい」ということが浮き彫りになった。
営業・接客にほとほと向いていないことは何度も本欄で書いてきたが、あらためてそれを確認することになった。
話している人の目を見ないのは私の悪い癖で、面接の最初は社長さんにそのことでさんざん怒られたので早く帰りたくなり、質問にも適当に答えていた。
そもそもこの癖のために「第一印象」が著しく悪いことがビジネスの場面では致命的であったと思っているが、たぶん直ることはない。
旅行の資格を持っているということで来てはみたが、本来は事務系が向いていて、なるべく人としゃべらずコツコツやる仕事のほうがいいと正直に申し上げた。
旅行の仕事が不向きだとなったところでもう「お帰りください」という流れかと思ったが、社長さんの話が続いてなかなか面接は終わらず、ついには社長さんだけで2時間が過ぎた。
「なぜ面接が終わらなかったか」は、社長の後に来られた女性の担当者と話して分かった。
実は、社長さんは、こんな私の「よいところ」を必死で探そうとしていて、それを何とか会社の中で使えないかという思いで時間を割いてくださっていた。
旅行の仕事は厳しいけれども、ほかの部門で何か私の力を使えないかと考えてくださっていた。
結局、3時間以上面接会場にいるという異例の展開となったが、ひとまず旅行業ではなく「別部門で単純な入力作業から」ということでお誘いをいただいた。
ちょうど入力関係の人員も募集しようかなというタイミングだったらしいので、私にとっては幸運であった。
しばらくは単純作業の日々となるが、むやみにしゃべらなくていいのは気楽かもしれない。
社長さんとしては、私の得意とする「分析」や「文章表現」に期待を寄せておられるようであり、追い追い何らかの課題を与えられることになるだろう。
本当に驚いたのは、長々と話す中で私の偏屈な個性についても耳を傾けていただき、なおかつそれが「否定されずに受け入れられた」ことである。
おまけに仕事の場すら与えていただくというのは奇跡的としか言いようがない。
近日中にも長かったブランクから解放されることに、まずはホッとしている。
仕事がない間、歴史や社会について勉強しなおす機会があったことは幸運であった。
公私の「私」の部分(趣味・教養)はかなり固まった。
あとは「公」の部分を一歩一歩積み上げ、年齢相応の一人前に早く戻りたいと思う。