blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

歴史に残る小倉記念

2009-08-02 23:44:18 | 日記
競馬の世界は夏開催の真っ盛りである。
GⅠ級のレースはないが、秋の主役を狙おうとする上がり馬の台頭や、2歳馬のデビューなど、春や秋とはまた違った楽しみがある。

さて、この時期の重賞レースは「ハンデ戦」も多く組まれる。
各馬の負担重量(騎手の体重+鞍その他馬具を合わせた重量)を人為的に1頭1頭設定し、白熱したレースを演出するものである。
今日行われた「小倉記念」はその1つだが、ハンデキャッパーの思惑通りの歴史的な大接戦となった。

レースには18頭が出て、前半に逃げた2頭は早々に後退し大きく離されたものの、それ以外の16頭がわずか「0・7秒」の間にゴールを駆け抜けた。
1着馬の優勝タイムは「1分58秒3」で、16着の馬が「1分59秒0」である。
各馬の着差も「ハナ」「クビ」のオンパレードで、まさに紙一重の勝負だったといえる。
もし時間の許す方は、下記URLから「レース結果」に入っていただくと結果の詳細が分かる。
動画再生リンクもあるのでぜひ見ていただきたい。
※JRAウェブサイト → http://www.jra.go.jp/

スポーツ誌「Number」の名馬十番勝負シリーズの中に「1着馬と11着馬(最下位)のタイム差が0・5秒」というレースがあるが(昭和63年新潟大賞典=これもハンデ戦)、私自身リアルタイムでこれほどの接戦を見たのは恐らく初めてである。
あまたの競馬評論家と言われる方々が、平成21年の小倉記念にどのような言葉を発するか。
年末あたりに企画されるであろう「今年のベストレース」に選ばれるくらいの価値があると私は思う。

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