とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

県議会議員を引退

2018年12月02日 | 日記

 前々から自身で決めていた事なのだが、来期の県議選には出馬しない事にした。後援会との調整に時間がかかったが、乗り越える見通しがたった。
 世代交代がその理由である。3年前から30歳代、40歳代を中心に県議選へのアプローチを続けてきた。難関大学卒のJA職員、現役県職員、IT企業の社長、地域協力隊で山間地で頑張ってる人。私の近くには県議会で頑張ってくれそうな人の多い事に気づかされた。
 いきなり政治の世界に飛び込む不安は、どなたも口にされた。ましてや、退職して飛び込むリスクは想像を超えるものがあることも良く分かった。議員に年金がない事や、退職金もなく、ましてや若年で退職となると既存の退職金も少ない。そして知名度不足も手伝って、断る理由となってしまう。県政を担う青年が酒田・遊佐からも出て欲しいと今でも強く願ってる。
 周辺の酒田市議会議員とも何度も、何度も話し合いをした。しかし、結論には至らなかった。やがて新聞社からの取材攻勢も強まり、記事となってしまった。その後、ご苦労様でしたのねぎらいも多くあったが、お叱りも頂戴した。「私が立候補したいので応援して欲しい」と自宅を訪ねてくる人もいた。立候補する時よりも辞める時の難しさが身に染みた。
 県議会議員の責任は、選挙区の未来と山形県とどう向き合うのかにある。自分たちの地域の未来を背負うのは青年たちである。その方たちが、立候補しやすい環境を作る事も政治の担う大切な仕事である。
 若い人が手を上げてくれることを願っている。

コメント (2)
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