とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

過酷な教師の勤務

2016年12月23日 | 日記

 学校教師の多忙さは承知していた。気にかけていた所、12月10日の山形新聞「やましんサロン」に埼玉県秩父市の小山田孝紀さんの投稿があった。
 要約すると「山形が好きだったが、猛烈に嫌いになった。それは、今年結婚した教え子の夫が中学校の教師で、ブラック企業も舌を巻くような勤務状態である。部活動に燃えすぎた同僚は良く見たが、連続勤務はおかしい。臨時免許の常勤講師もいると聞く。教え子に山形を去る事を進めている自分がいる。教育界がこの異常に気付いて欲しい」と綴られていた。
 12月19日の文教公安常任委員会で、この投稿を取り上げ実態に迫った。連続の部活指導は土日にも及ぶ、大会参加、保護者会への参加、生徒指導担当教諭の負担など、取り上げれば切がない。中体連の一年を振り返る反省会に出席した時、優勝した部活指導の先生の挨拶も披露した。「子供たちには勝ってほしいと一生懸命頑張る。しかし、勝てば上級クラスの大会へ出る。また勝てば更に部活が激しくなる。うれしさも半分だ」
 答弁は「教育委員会として重く受け止めている。文科省からも運動部活動のあり方についてガイドラインが出される予定と聞いている。これらを注視して改善に努めたい」だった。この事を山形新聞に投稿する予定と聞いている。
 約1万人の教職員全部がそうであるとは思わない。しかし、教師の情熱だけを頼りにする勤務実態にも節度が必要だ。

コメント (1)
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