とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

みちのくウエストライン事業化へ結束

2016年02月06日 | 日記

 2日、衆議院第二会館で宮城・山形両県選出の国会議員と両県地元関係者で「石巻・酒田間地域高規格道路(みちのくウエストライン)」の整備促進に向けた懇談会が開かれた。100名近い出席で初めての企画である。
 石巻・酒田間約160キロは、太平洋と日本海を最短距離で結ぶ東北のウエストラインとして、沿線の商工団体などが「ウエストライン少年サッカー大会」や「石巻・酒田間地域連携軸強化促進協議会」を持ち回りで開催するなど気運醸成を図ってきたが、なかなか進捗が見えないとして、この懇談会が開催されたのである。
 その中で、新庄・酒田間は一部着手され、供用されている箇所もある。ただ、宮城県側が計画路線のままで、石巻付近で国交省とトラブルがあった等の会話もあったが、もはやそんなレベルの段階ではない。地方創生を掲げる政府が、遅れているこの地域間高規格道路が生活や産業に与える影響を知らぬはずはない。道路一本で地域産業が大きく変わる実例はたくさん体験している。
 本人出席した国会議員は、宮城県側から土井国交省副大臣はじめ、安住淳、小野寺五典など7名で、山形県側は岸参議院予算委員長、加藤鮎子、鈴木憲和、大沼みずほ等、それに東北比例区選出議員が3名、全国比例2名の17名で、それぞれの挨拶があった。
 来賓は森昌文道路局長ほか課長、室長の3名。有力国会議員はいずれも道路局長を向いて話し、早期実現を促していた。当の森局長は「需要路線として認識している。地域でしっかりした将来像を描いて欲しい。それを踏まえて検討する」とのあいさつがあった。
 これだけの国会議員が頑張ると挨拶はしているが、両県関係商工会議所、地方議員団は、その進展を期待している。

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庄内延伸を探る

2016年02月06日 | 日記

  山形県人口の四分の一が暮らしている庄内のインフラは遅れている。人口密度の高い村山を中心に山形県は動いている感じがしてならない。人口減少が進み、有効求人倍率は高くても、新卒の地元定着率が低い。県立施設は、庄内空港と高等学校ぐらいで、何もない。山形県の顏が歪んでるように見える。。
 昨日久しぶりに、庄内町の響ホールで陸羽西線高速化促進連絡協議会が主催した鉄道高速講演会が開かれた。この協議会は平成15年に発足していたが、齋藤知事時代に「羽越線の高速化優先」の結論を出してからは、活動が休眠状態に入っていた。しかし、羽越線の高速化は進むどころか、脱線事故以来遅延、運休が多い。
 そんな中、亡くなった前本間市長が「山形県との一帯化は、乗り換えなしで内陸部とつながる鉄道しかない」として、山形新幹線の庄内延伸を改めて訴え出した。署名活動までに気運醸成が盛り上がったものの山形県がまだ乗ってこない。
 この日の講師は大阪産業大学の波床正敏教授である。講演で「ミニ新幹線は新幹線ではないけれど、新幹線と共存して行けるローカルプロジェクトである。JRは国鉄改革の時代に背負った借金を間もなく完済する。日本の都市を俯瞰すると、伸びる都市は高速道でも港でもなく、新幹線が通っている所と重なる。庄内延伸は戦略的にも進めて良い」などと話した。
 響ホールは満席だった。酒田市長、庄内町長、遊佐町長、戸沢村長が揃って庄内延伸をアピールする姿があった。

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