とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

統合した日本海総合病院7年連続の黒字

2015年10月13日 | 日記

 日本海総合病院(地方独立行政法人山形県・酒田病院機構)の平成26年度の業務結果が公表された。これは同法人の規定に基づき業務運営の効率化等について、自主的に見直し及び改善を促す目的に、6名からなる評価委員会が業務評価を行うことになっている。
 総合的評価は「非常に優れている」と高い評価をしている。特に財務内容として、人口減少に伴うと見られる患者数の減少はあるものの単年度収支で黒字を計上、営業利益でも引き続き黒字を計上し、統合再編以来7年連続の黒字で、経常収支比率で101.7%を達成している。ほとんどの自治体病院が赤字運営で多額の累積赤字に苦しんでいる中、病院機構の運営努力は注目に値する。
 とくに評価されたものとして、日本海総合病院(急性期)と酒田医療センター(慢性期)の医療機能の分担による効率的業務運営や、ITネットワークを活用した地域医療機関との役割分担で、紹介率や逆紹介率の向上をあげ、保健、介護、福祉の各機関との連携強化の効果等をあげている。
 人件費、材料費、経費の営業収益比率とも全国500床以上の自治体黒字病院の平均値以下を達成している。高度医療機器の更新整備も総合的に費用対効果を検討し実施されている。
 少子高齢化、人口減少は待ったなしの現実である。自治体病院の運営が厳しくなる事は目に見えている。再編を含めた病院の役割分担が求められている。無くてはならない病院である。

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