三野正洋さんの書いた「指揮官の決断」(新潮社OH文庫)を読み終わりました。
えー著者には申し訳ありませんが、この本はブックオフで105円で買いました。
いわゆる新古書店ができてから、よほど読みたい本以外、普通の本屋で買うのにためらいを感じるようになってしまいました(結局は普通の本屋で買うことが多いのですが)。
また刊行の古い本だと図書館にないかなあ、ということも頭をかすめます。
本を読む方にとってはありがたい限りですが、印税を糧としている方にはまことに暮らしにくい世の中になったものです。ちょっと前に読んだ喜国雅彦さんの本棚探偵シリーズでも、新古書店に対するうらみつらみ(?)がそこかしこに展開されてました。もっとも「本を捨てるときは表紙を破って捨てよう」という提案は、いくら何でもいきすぎで、印税生活者のエゴに近いものも感じました。
しかし、ケチな私でも本棚探偵シリーズは2冊とも箱いりのかなりお高めの本を普通の本屋で買いました。著者検印とか、月報とか、ハコとかのギミックも良いのですが、著者の心意気みたいなものを買いたい気も少しあったりして(前記と矛盾してますが)。
話がそれました。「指揮官の決断」は第2次世界大戦中の戦闘を紹介する中で、指揮官の判断や資質について著者が評価したものです。
今では手にはいりにくいとは思いますが、もしごらんになる機会があれば「キスカという小島と二人の日本軍人」というエピソードはぜひ読んでいただきたいと思います。戦争中という異常な空間にあっても、人間らしい、なおかつ、実務的にも秀でた指揮や判断ができた日本軍人も確かに存在したのです。
私もキスカの撤退戦が成功したということは知っていましたが、ここまで水際だった素晴らしい成果であったことはこの本で初めて知りました。
えー著者には申し訳ありませんが、この本はブックオフで105円で買いました。
いわゆる新古書店ができてから、よほど読みたい本以外、普通の本屋で買うのにためらいを感じるようになってしまいました(結局は普通の本屋で買うことが多いのですが)。
また刊行の古い本だと図書館にないかなあ、ということも頭をかすめます。
本を読む方にとってはありがたい限りですが、印税を糧としている方にはまことに暮らしにくい世の中になったものです。ちょっと前に読んだ喜国雅彦さんの本棚探偵シリーズでも、新古書店に対するうらみつらみ(?)がそこかしこに展開されてました。もっとも「本を捨てるときは表紙を破って捨てよう」という提案は、いくら何でもいきすぎで、印税生活者のエゴに近いものも感じました。
しかし、ケチな私でも本棚探偵シリーズは2冊とも箱いりのかなりお高めの本を普通の本屋で買いました。著者検印とか、月報とか、ハコとかのギミックも良いのですが、著者の心意気みたいなものを買いたい気も少しあったりして(前記と矛盾してますが)。
話がそれました。「指揮官の決断」は第2次世界大戦中の戦闘を紹介する中で、指揮官の判断や資質について著者が評価したものです。
今では手にはいりにくいとは思いますが、もしごらんになる機会があれば「キスカという小島と二人の日本軍人」というエピソードはぜひ読んでいただきたいと思います。戦争中という異常な空間にあっても、人間らしい、なおかつ、実務的にも秀でた指揮や判断ができた日本軍人も確かに存在したのです。
私もキスカの撤退戦が成功したということは知っていましたが、ここまで水際だった素晴らしい成果であったことはこの本で初めて知りました。